二股をかけた人にも麦の風

初めての親子連弾麦嵐

小満の木漏れ日サカナに変わる朝

毛虫さえ季語になってる人気者

生まれては消え生まれては消え毛虫

空豆のクリームパスタおうち ....
夢も希望もない
することもない
人の為にできない
自暴自棄

私を待っている人がいる
私を必要としている人がいる
私でないとできない事がある。
私を好きな人がいる。

上を見りゃき ....
おじいちゃんと森で薪を拾う
僕が手当たりしだいに
背負子に放りこんでいると
そいつはまだ早いと言う

幹を離れてまもない小枝は
水分を含んで
みずみずしい
生木の範疇を出ないものは
 ....
光はあふれる
白亜の{ルビ建物=ビルディング}の上に
海鳥の白い翼に
青くうねる海原に
光はあふれる

光は波打つ
どこまでも続く青い穂波に
涼やかに流れる川面に
青い空と風の中に
 ....
トラブルが起きると
誰かが泥をかぶる
誰かが猫をかぶる
噂が流れる知ったかぶる
怒りにブルブル
やがてはブルー


シンプルなことだ
プールの中で眠る
プルト ....
あまぐも

垂れ下がる昼下がり

うっかり爪を引っかけたら
鈍痛を引き寄せてしまいそうな



あまがさ

濡れた匂いは嫌い

美味しくない想い出と憂鬱が
しつこ ....
 
恋には形があるからさ

だから、つくれるしさ

だから、こわれるしさ


 
かたつむりがね
いないとさみしいよね
木の葉の影の雨宿り
でもね
木のてっぺんにもいるんだよ
きっとね
だって だって
ひなたぼっこしたいから


アリさんがね
いないとさみしい ....
  きみの
  美しく長い舌の上
  一面に広がるれんげ畑



  雪どけの淡い水が
  陽を吸ってさざめいている



  僕は、そこで
  幾つかのたいせつな思い ....
泣けない
女もそこそこいくと
かわいくないのもの
ずしずしっとくるのよ
責任みたいなもんが。


思い出した
仕事失敗して上司にものすごくおこられた
年くってからの言葉が
ささる ....
文明の震えを支える地の震え

働き蟻が扇子と携帯、クールビズを
並べて夜店で営業
いつまで開業する

父の暗い眸 母の暗雲
幼児はティンカーベルの羽をして
透明と超越
作り笑いのどこ ....
歩け!走れ!動け! 人類が計量できない程の
夥しい血を流して
辿り着いた国家体制は

独裁主義・共産主義・社会主義・資本主義の
僅か四つしかない

しかし独裁主義はまず長続きはせず
共産主義が滅びる様を見 ....
花の涼やかな

希望の匂いがする

季節の巡りが

咲かせるのだろうか

みんなこの世で

なにをしてるんだろう


ぼくは精神がタフだから

傷つくのはいつもあとだから

ぼくはベッドの四方に立って ....
そっと風が吹けば

散り散りにこころは飛翔し

うらおもて

うらおもて

ひるがえり

夕暮れ空の向こうで

群れをつくり

大きなさかなが一匹

空をゆっくり泳いで ....
あたらしいものにはまだ名前がない
形もあまり決まっていないしそれはたぶん

人類が歴史のなかへ隠しておいたものを
あきらかにするようなようなかたちではみえててこないのだろう

冷蔵庫のドア ....
トレンドに流されない確かな価値。
究極のエコマインドという誇りをあなたも。

最新竪穴住居(ロフト付)!残り5棟。



隊員募集中。健康で演技力のある方。
経費削減のため武器の使用を ....
{画像=120530012115.jpg}



この世の中には
幕間に控えて居る役者は
いっぱいいて
人が羨む役を貰えるかは
まことに運次第なのだと思う


人は与えられた役の ....
生あるものすべてに
訪れる【死】
それは公平であるかの様に想える

だが去し方は
安楽もあり
突然もあり
残酷もあり
凄惨もあり
その【死】は
ひとそれぞれ

故に【死】は不公 ....
{画像=120529154724.jpg}
気温が一度上がっただけで
庭は目覚め
今夜は舞踏会だと
シロテンハナムグリが伝言する

白薔薇が
今まさにデビュタントに
踊り出そうという心 ....
なにも動いていないなかにいる
なにかはび動だにしないようにみせかけても
動いているはずなのに

なにもおとをだしていないなかにいる
静じゃくとはしぜんなどが静かなことで
あるだけで無おんで ....
夢から覚めると
午後は陽炎の中 寡黙に佇んでいた
翻る あなたの影だけが冷たい魚


見も知らぬ者同士 これが
いつかの夢ではないと言えるでしょうか


ひび割れた心象が決壊する時
 ....
予備校にはリフレッシュにとテニスコートがあった

そこで僕らはほぼ一日中ダブルスをした

コートの周りの新緑は日々その影を濃くしていった

予備校に似つかわしくない汗まみれの僕ら

6 ....
偶然のすれちがい

微笑み挨拶するけれど

何かを伝えたくて

何も伝えられなくて

優しい風が吹くだけで

明日の気配に

ふわりと衣が

背筋を撫でる
割れたコップの破片
触って流れた赤い淋しさも
拭き取る温もりあれば
やがて
指切りげんまん
約束は絶対だからね
なんて
笑って薬指
淋しがりやさんが
零したお水
拭いておくね
 ....
ぼくは昔 転がる石だった
ぼくを握った手の熱さを
ぼくを投げたその手の強さも
まだ忘れていない

でもいまのぼくはただの石だ
転がった所にただいるだけの
単なる石になってしまった

 ....
空っぽの缶空をふると

からから

空が揺れる

空っぽの私が頭をふると

からから

空が揺れる

なにかしら

からから

空が揺れて

不意に音が止んだ
ゴルフ場に燃え上がるように生えた緑

それが合掌している

合掌とは手と手を合わせるだけの行為ではない

存在、その全てを総動員して行う行為なのだ


腕にちからが入らないように

腕を伸ばしてグリッ ....
のみかけのコーヒーにまた水足して待つ午後の日差し

16分音符じゃ足りないと時間まで切り刻むピアノ白い指

白鍵と黒鍵は隣り合わせの不幸だねって笑うきみ

ドアをあけてから遠い時間をあ ....
しあわせなひとは
はなれていても
よりそいあえるひと
わたしのなかの
皮のような
息をしない
過ぎていったふるい ....
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俳句2012_5月下旬- 北大路京 ...俳句17*12-6-4
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小さな森- そらの珊 ...自由詩2512-6-4
- 未有花自由詩23*12-6-4
馬鹿王子と毒リンゴのパイ- ただのみ ...自由詩20+*12-6-3
あまがみ- nonya自由詩20*12-6-3
恋には形が- 殿上 童自由詩27*12-6-3
きっとね_2011- たま自由詩26*12-6-2
れんげ畑- 草野春心自由詩10+12-6-2
赤い目と思い出したくない思い出とだんごむし- じじ自由詩18*12-6-1
文明の震えを- 木原東子自由詩10*12-5-31
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アドバルーン- 梅昆布茶自由詩712-5-30
地に沁みる影が光を含むまで- beebee自由詩31+12-5-30
公平と不公平- HAL自由詩4*12-5-29
ワルツ- そらの珊 ...自由詩15+*12-5-29
NOTHING- HAL自由詩3*12-5-29
心の向こうで絵を描いているあなたへ- ただのみ ...自由詩36*12-5-28
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明日の気配- 灰泥軽茶自由詩7*12-5-28
淋しん坊- 乱太郎自由詩18*12-5-28
転がる石- HAL自由詩6*12-5-28
からっぽからから- 灰泥軽茶自由詩9*12-5-27
みどりの合掌- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-5-27
待つ- 梅昆布茶短歌1312-5-27
『のぞみ』- あおい満 ...自由詩7*12-5-27

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