信濃の森の山深く
一筋流れる清流の 
脇にいでたる温泉に 
ずぼりと飛び込む心地よさ 
男子の本懐ここに有り
手ごろな岩に頭載せ 
手足を泳がすお湯の中 

眼閉じれば思い出す 
父 ....
  不器用な今日の夕陽が
  きみの頬を無防備に照らしてる
  絵に映える出来事もなく
  通り一遍の言葉ばかりで、また
  僕たちはサヨナラを示そうとしてる
  駅へと寄せる賑やか ....
里にくだると
花の咲く共同湯がある



音をなす早瀬の
そのほとりで 今は、椿がさきほこり
三ぶ咲きの桜たちが 
うらやましそうに 見おろしている



昼間から入りにくるの ....
愛という甘美な束縛に身をゆだねることで
ひとはみずからくるしみを選ぶのかもしれない

虚ろな自由よりは五感を満たす快楽が
存在の証となることを
本能的に知っているのかもしれない

国が侵 ....
今日はなに話そうか

そうだねえ
知ってる人は知ってるだろうけど
変なことがある
ビッグバンのとき
なんて気軽に使う言葉
ちっともわかちゃいないけど

そのとき極小のところに
極大 ....
「愛してる」

簡単じゃないはずなのに
誰もが街なかでささやきあっている

君だけを
このひろい世界を




勘違いしてしまうのかな

束縛されたく無いはずなのに
相手 ....
雨に振られた日は
必ずといっていいほど傘を忘れる
車窓から見える
雨雲から
ほんのわずかでも
晴れ間が見えていたりする ....
 
八重桜

そこで枯れていくのか

{ルビ雪洞=ぼんぼり}もとうにないその公園で


 
休日には光の姿態に花を挿し
寝そべる背中に猫でも乗せて
二三冊の本にマスタードをたっぷり塗って
後ろ向きに釣り糸でも垂らしてみようか

古い音楽ばかりが飛行船となる場所で
とりとめのな ....
ゆるゆると解凍されて泳ぎ出す初夏のひざしに冷凍金魚

てのひらに埋め込まれた鉛筆の種 いつまで待っても芽が出ませんが

捨てました古い日記も捨てましたあとかたもなくみじん切りして

虎猫と ....
調子が悪いと
皆が優しく
してくれる
愛情がある

泣きたくなる
泣けない
自分の与えられた使命を果たす。
声をかけられる。

自分の数々の罪を悔いる
神様助けて下さい。
憐れ ....
年を取るにつれて
楽しみより苦しみが
多くなる

悪行の数々による
罪の意識
重くのしかかる

外も歩けず
食べる事ばかり
水泳でもしよう
心身ともに鍛えよう
8時をまわっても夜が明るかった。

昼、ザワークラウトとソーセージをたらふく腹に入れていたので、夕食は違うものにした。

旬のホワイトアスパラの料理を食べ、オレンジ色に濁ったビールを何杯か飲み店を出る ....
北の国で少女は
歌を集めて翼を織った
旅してゆきたかった
生ぬるいかげろうの季節に
歌はそこら一面で摘まれ
籠のなかでちいさく鳴いた
迷子になったひよこたち
草原を季節風が ....
  少年だの少女だの初恋だの
  丸みを帯びた言葉ばかり桐箱につめて
  晴れた日の草原に座りこむキミ
  ビニールシートも敷かず、地べたに
  夕方には雨が降るって聞いてなかったかい ....
冬にすいかを食べたい
もうすいかしか食べられそうにないと言って
あなたを困らせた
今思うと
ロシアの童話にあるような
わがまま女じゃないか、あたし
あなたは
愛だというが
一抹の負い目 ....
あさひばり月の弓から放たれて飛び

川面より一筋のひかり朝靄を切る

遺伝子のテーマかかえて君を想うその先にあるのものはなに?

奪われしすべての愛に花を手向けん

回答をさがしてみよ ....
早朝目が覚めて近くの神社に行く
冷たいシャワーで身を清め糊の効いた白いシャツに袖を通す

正月に参拝して以来だ
福守りが効いているのか今年は良い事続きだからお礼参りせねば

早朝の参道は人 ....
{画像=120429092044.jpg}



言(コトバ)が
剥がされている
という状況
あり方
それに対する思い
惜別ではなく
決別ではなく
哀悼ではなく
非難でもなく ....
とりとめもない映像を眺めながら

皮を剥き縦に切った細長い人参を
齧る
何もつけずに齧る
美味しいかと尋ねられれば
ちょっと柿みたいで美味しいかなと言う

実際は齧る行為に動物的な快感 ....
春の公園に満面の笑みが咲く
お花模様のワンピースでタンタカタンタカ
お砂場までもタンタカ行進だ
お日さまが照らす世界はこんなにも広い
驚くことはあっても怖いものなど何もない
ほらほら お友だ ....
時々
あの白いハンカチを思い出す
あたかも
そうすることが
シナリオで
決まっていたかのように
差し出された
それを
いまでも
鮮やかに
思い出す

私は
電車通学をする
 ....
風呂屋の開店時間まで、風呂屋前の縁台で2人の爺さんが将棋を指す。
ひとりは白髪、ひとりはハゲ頭。
ときどき子供が「将棋教えて!」とやってくる。
爺さんたちは子供のレベルに合わせた詰将棋の問題 ....
小さな不満を抱えたまま
私達は
少しずつ
少しずつ
距離をとって

  今なら間に合う

闇に向かって
私達は
少しずつ
少しずつ
離れていって

  まだ間に合う

 ....
わだかまりの小石を
ランゲルハンス島の砂浜に
捨てたところで
塩辛いもやもやは
寄せては返す

しがらみから逃れようと
前頭連合野の深い森を
彷徨ったところで
粘っこいもやもやは ....
  きみの瞳のなかに
  空一杯の夜が煌めき
  僕は君の胸のひとつから
  柔らかな心だけを抜き取って
  脆い息を吹きかけただけで
  そっと元に戻したんだ



  熱 ....
【命の島】

瀬戸内の生温かい風の中
虫篭を編む 
白いビニール製のストローを器用に組み立てて
円錐状の虫篭を編む
昔は 葦だので編んだらしい
ストローの語源は ワラだと言う ....
抱かれては詩に変わってく雪崩たち

両親をなんども殺す春の夢

エイプリルフールで私捕まった

渦潮が竜巻呼んでガチ相撲

渦潮の底で待ってる海坊主

苗木市 火遁木遁術比べ
 ....
今夜は 里芋と蛍イカの含め煮にとか いいながら 
包丁をおろされて ちょいとキレテちまって
↑やじるし うしなったけど 気にしない

おいらは ついこのあいだまで
竜宮城にいたんだぜ ....
ひとりに
ひとつ
影があるって
知ったのは
いつだったろうか

夕暮れの公園で
誰かの影を踏む

本体は
笑っていても
影は
笑わない
いつだって
静かに
かなしんでいる ....
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