「路上で突然ですが、
果物買ってくれませんか?」
「さっきまで
そこで売っていたのですが、
少し残っちゃって」



立川駅の歩道橋の下で
前を歩いていた人に袖にされた、 ....
小雪や漫画で読みし黙示録 焼芋や一卵性の双生児  ファボると呪われるツイート 自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。





この手で何か、人のために

作ったり

奏でたり

守ったり

描いたり
 ....
毎週火曜日
下の娘のクラスにボランティアとして入っている

私が話すつたない英語でも
一生懸命に聞いてくれる
小学一年生の瞳には
一点の曇りも宿っていない

恐らくその瞳はまだ
本当 ....
心のなかに埋まっている この磁石が 
引き寄せる

たとえばそれが砂漠に転がっている石ころだろうとも
たとえばそれが海を漂う明日をも知れぬ泡だろうとも
たとえばそれが誰も見向きもしないような ....
カンヴァスに描いた静物画に
わたしは真っ赤な色を置く
油絵を描く時は
その目に映るものの色と
正反対の色 ....
またささやかな給料日が来て
しばしの間は
生き延びられそうだ

いっそのこと
草間弥生さんにでも出向してもらって
赤い水玉の流通する世界で生きていたい

部屋の隅のワゴンには読めない本 ....
小春は 咲いていた
いたいけな木枯らしに とまどいながらも 
茨の木も葉を落として
生まれた詩たちが 真っ裸になる この秋空に  あなたは

腹を満たすために
寒さから身をまもる ....
ふりだしはかろやかにはじまる

 雫が落ちてきた
 まどろんだ鼓膜の扉をたたく音
 あれは雨の歌
 いたづらに
 たのしげに
 むてっぽうに
 今日というちっぽけな空洞を響かせる

 ....
自由律俳句つぶやかされている 月光で首くくる蟷螂の女 親は同窓会に行っていると思ってる 冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英

辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も

陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る

今年最後 ....
同窓会行ってきますと言いながらマンガ喫茶で時間潰す日 霙と嵐と雷鳴で
十一月の夜が揺さぶっている
手のうちなんざ知れたもので
瞳は渇いたまま空を切る

初雪が覆った小さな棺
添い寝をしたくてもできなかった
小さな棺がゆらゆらと
時の浪間を ....
  痩せた熊が
  水底に沈んでゆく
  両の眼を開けたまま



  だだっぴろい冬は
  晴れた日の砂漠のようにきらめき
  しろい女は
  しろい男の唇に
  海より ....
ほおづきのうすい衣に隠された中に在るのが心なのです

触れたならかすかに心寒くなるふかづめの指先のあやまち

みづぞこに沈んだ家のポストには時々手紙が届くそうです

白波がサーファーたちを ....
アクセルを開ける
しだいに風景がうしろに遠のいてゆく

風だけの世界だ
僕はすべてから解放されている

一瞬彼女の指を想う
届かない距離にある白さ

ただ優しい仕種で
微笑んで欲し ....
ぼくは誰の遺志でいかされているのだろう
ふとおもったのだが

生物の基本原理は摂食と生殖
僕だって変わらない

人生や愛に聖書が無いように
僕たちは風に翻るのだ

遠く越冬する鳥たち ....
木箱の扉は
下辺が蝶番で、上からゆっくり開き
外に倒れてスロープになる


岸壁づたいに太い蔦
滑車一本で昇降できる
ロッジ部屋のような
木箱のつくり


+ + +


 ....
私を傷つけたあの人は
結局私の人生にとって
大切な人じゃなかった

3年かかって
やっとそのことに気づいた

仮に今 あなたが
誰かに傷つけられたと思っているとしたら
あなたにはもっ ....
人生はだまっていてもギャンブルだ
伏せて配られたカードは平等なんかではない
そこからスタート
幸せな人生がどんなものか本当はわからないまま
何かを捨てて
何かを拾って
ペアだとかハウス ....
ユーモア教室に通うの刑に処す 日に日に死にたいと思う幸せ 脳に転移していますね


ある日
余韻の残らない口調で担当医は言った

丁寧に覚悟を積み上げてきたはずなのに
質問をする私の声は上ずっていた
ひとつひとつ言葉を置くように説明する
 ....
冬の夜
わたしのうでは母に貸すものと決まっていた
ほどかれたセーターの毛糸の輪を
うでに通してかかげていると
母はそのはしをくるくると巻き取って
毛糸玉を作る
単純な作業は退屈で よく居眠 ....
狩猟民族としてのあるいは
遊牧騎馬民族の遠い遠い血が流れているのだろうか

トラッカーだけれどカーナビなんて要らない
iPadでGoogleMAPだけで探索し移動するのが得意になった

い ....
あまがみのはずが致命傷
泡沫恋歌さんのおすすめリスト(5147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
路上の野菜売り- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...17*12-11-22
小雪- 北大路京 ...俳句1*12-11-22
焼芋- 北大路京 ...俳句112-11-22
ファボると呪われるツイート- 北大路京 ...自由詩1*12-11-22
空のような、雲のような。そんな夢さ。- 元親 ミ ...自由詩17*12-11-21
50の瞳の輝き- 夏美かを ...自由詩17*12-11-21
磁石- そらの珊 ...自由詩21*12-11-21
『流血』- あおい満 ...自由詩14*12-11-20
弥生会計- 梅昆布茶自由詩612-11-20
動機- るるりら携帯写真+ ...11*12-11-20
雨粒- そらの珊 ...自由詩1212-11-20
自由律俳句つぶやかされている- 北大路京 ...自由詩612-11-20
月光で首くくる蟷螂の女- 北大路京 ...自由詩512-11-20
親は同窓会に行っていると思ってる- 北大路京 ...自由詩5*12-11-20
わたしバックします- たま自由詩20*12-11-19
_同窓会行ってきますと言いながらマンガ喫茶で時間潰す日- 北大路京 ...自由詩6*12-11-19
正気の沙汰- ただのみ ...自由詩20*12-11-18
痩せた熊- 草野春心自由詩812-11-18
夜のステンドグラス- そらの珊 ...短歌10*12-11-18
風と美術館- 梅昆布茶自由詩1312-11-18
ゆだねるもの- 梅昆布茶自由詩1012-11-17
木箱と旅先の少年_(夢喰植物)- 乾 加津 ...自由詩12*12-11-17
エール- 夏美かを ...自由詩15*12-11-17
わたしがギャンブルをしない理由- ただのみ ...自由詩20*12-11-17
ユーモア教室に通うの刑に処す- 北大路京 ...自由詩812-11-16
日に日に死にたいと思う幸せ- 北大路京 ...自由詩412-11-16
その日- nonya自由詩28*12-11-16
ふゆのうで- そらの珊 ...自由詩23*12-11-16
アストロナビゲーター- 梅昆布茶自由詩1612-11-15
あまがみのはずが致命傷- 北大路京 ...自由詩812-11-15

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