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山合の温泉に浸かりながら雲間の月を眺めてこう考えた

明治の青年達はデカルト・カント・ショーペンハゥエルなどと西洋の哲人を崇め奉っていたものだ
だがしかしデカルト以前から倭国の民は我を持ち、我を ....
いのちのサーバーが天にある
それは雲の上で眩しく輝いていて
すべての生き物の情報は自動的に記録され保存されている

それはまた蓄えた情報を私たちに発信している
ふと胸が暖かくなって明るい気持 ....
信濃の森の山深く
一筋流れる清流の 
脇にいでたる温泉に 
ずぼりと飛び込む心地よさ 
男子の本懐ここに有り
手ごろな岩に頭載せ 
手足を泳がすお湯の中 

眼閉じれば思い出す 
父 ....
早朝目が覚めて近くの神社に行く
冷たいシャワーで身を清め糊の効いた白いシャツに袖を通す

正月に参拝して以来だ
福守りが効いているのか今年は良い事続きだからお礼参りせねば

早朝の参道は人 ....
美とは何か
大きい羊と書くね
美味しいものを人と楽しく食べる事が美なんだろう

音楽とは何が楽なのか
音は生き物ではないから
聞いてる人の気が楽になるということなんだろう

美しい言葉 ....
我とはバーチャルなもの

肉体は自然からもらったリアルなもので 心も与えられたリアルなものだ
それらを所有していると思っているあなた それは捏造されたもの

誰が捏造した ....
騙されたと思わずにやってみて

歩きながら声に出して
るりるらるらら

好きなメロディーを付けて
るるりらるりら

頭の中に響かせて
うううむう

どう気持ちよくなったでしょう
新学期はドキドキする

隣の席にはどんな子が座るんだろう
先生はどうやって席決めするのかな
出席番号順なら名前が近い人だろう
意地が悪い子ならいやだな
可愛い女の子なら学校に行くのが楽しみ ....
私は恵まれている

幼年期は暖かく程よく湿った腐葉土にくるまれて夢を見て過ごした
夢を見るのに飽きた頃には頭の上から冷たい水が落ちてきて目が覚めた

大きく伸びをすると私を守っていた殻が割れ ....
クラシックを聴かせて育てると乳牛の乳の出が良くなり植物が生き生きするという
それは聴かせている人間の心こそが和らいで生き物に伝わるからだろう
人が優しく生き物に接すると生き物は喜んで元気になるとい ....
世界に陣痛が始まった
新しい朝が生まれるのだ
新しい私も生まれる
高層ビルから見渡すと月曜朝のビル群はとても礼儀正しい
きちんと整列して太陽先生の訓話を聞いている

向こうの背の高い男の子たちは揃いの制服
近くの背の低い女の子たちは色とりどりの私服

み ....
それを悪く言わないで

寝て起きて 食べてまた寝て
気がついたら食べてる

自分って動物だったの
そうだよ 動物だったよ
そうだよ生き物なんだ

無意識が恐い?
たまには意識を ....
眠れないの?
それとも寝たくないの?
よく考えて
この時間だから寝なくちゃいけないと誰が決めたの?
だって朝起きれないから?
一晩寝た後のあなたは今のあなたは別の人でしょう
明日のことはそ ....
力の限り優しくなろう

電車の中で目の前に座っている見知らぬ他人の幸福を願う
元気でありますように
心穏やかでありますように
家庭が平和でありますようにと

インフルエンザとか伝染された ....
タンポポさん
春の陽を楽しみなさい
思い切り根を張り温かい大地の恵を吸い上げ可愛い花を咲かせるがいい

あなたの根が隣の蓮華ちゃんの領分を侵すのではないかですと
彼女の可憐な花を見るのを楽し ....
残雪が疎らになった道から顔を上げると
紅い紅葉が目に飛び込んで来た
オヤと思って目を転ずると
空色の空を背景に橙色の橙が大きく実っている

通勤客の群れが通り過ぎて行く
皆同じような黒いコ ....
その南の島には雲をつく高山がある
山からは川が流れ出し川縁には数軒の丸太小屋
朝日が登ると同時に一軒の丸太小屋の戸が開いた
親子が力を併せてカヌーを運び出す
朝靄をついて川に漕ぎ出す
昼前に ....
そんなに悩まないで
興ってしまった事はしょうがない

なるようになるから
悪いようにはならないから

安らかにおやすみなさい
明日あなたの笑顔が見たいから
あなたの心は暖かい
幼い頃あなたはそれをお日様にもらった
大人になって忘れているだけ

寒い日は雲の奥に隠れたお日様を思って泣くのもいい
暖かい涙はあなたの心を温めてくれるから

でも思 ....
あなたは明るいけど明るすぎる
あなたは元気だけど元気すぎる
あなたはとっても素敵だけど
ちょっと疲れる
見ているだけで疲れる
弱ったわたしには

ごめんね
回復してから また話しをしま ....
人は泥から作られた時以来帯電している
その上頭蓋骨の中に強力な発電機までこさえてしまった
時には自分でも手を焼くほど過熱するのはそういう訳さ

電気は地中に流すつまりアースすればだいじょうぶだ ....
今日は特別に晴れている訳ではない
相変わらずのうす曇

今日は特に暖かいのでもない
昨日と同じ肌寒

いつもの仕事が目の前にある
一つ一つやるべきことをこなしてゆく

昼になれば同僚 ....
夜中に目が覚めて散歩に行った
黒の画用紙に太めの半月が貼ってある
彼女はふっくらした横顔を向けてこう言った

忘れちゃだめよ あの娘はお嬢様育ちだということを
そうだった 彼女は両親からたっ ....
しょうがないじゃない
わざとじゃない
あの人が悪いのではない
誰のせいでもない
ひとりでにそうなった
春だから
愛でたい
ああよく寝た
こんなに寝たのは久しぶりだ
大きく背伸びをする

薄暗いベッドルームを抜け出し
ひんやりとした大理石の床を踏み
白い柱列を巡って神殿の外に出た

燦燦と降り注ぐ春の陽光が ....
麗 帰って来てくれたんだね
冬の間中街を取り囲んでいた灰色のビル群の向こうに
東京湾が光っている
その上空を飛行機が西に飛んでった
さらにその向こうの木更津の山々には緑が芽生えている
山頂に ....
昔々 男の子はちっちゃな銀の鍵を握り締めて産まれて来ました
可哀想に男の子は15歳になると家を出されるのです
旅してその鍵で開けることのできる唯ひとつの扉を見つけるために

女の子はちっちゃな ....
樹木が地下水を吸い上げる
鴉が獲物を突つく
猫が餌を舐め取る
人が飯を喰らう

あなたは朝ごはんを召し上がりましたか
私はランチを済ませました
みなさん夕ご飯ができました

家族そろ ....
一日の労働を終えて勤務先ビルの最上階休憩室に上がり 西を向いて座る

取り巻く雲の縁を薔薇色に染めながらオレンジ色の太陽が落ちてゆく 
中景には超高層ビル群の黒々としたシルエ ....
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