ちゅうもんしたそばが
すこしぬるかった

ちゅうぼうのおくから
たのしそうな
わらいごえがきこえる

わたしはそれが
あたたかかった

ろうどうのいみと
はたらくこと ....
小刻みに刻むチョコレート
ロンサム・ジョージのために

部活をさぼってクローバーをちぎる
きみのためだよ

小学生向け科学雑誌がなくなってひさしいね
ちいさなピンホールカメラを
覚えて ....
感覚は、何かがあることを教えてくれる。
それはその物が何であるのかは伝えないし、
その物にまつわる他のことを伝えてもくれない。
ただ何かがあることのみを知らせるのである。

(C.G.ユング ....
最初に
魚影がよぎる

同時に
背骨が見つかることもあるが
大抵は時間がかかる

次に
尻尾が見つかるが
順番が逆の時もある

頭はどうでも良い
後で取って付ければ良いのだ ....
今ごろ何しているのかな

きっと趣味のデジイチを首から提げて
お気に入りの被写体を求め
谷根千あたりを自転車で走り回っているのかも

そんな感じに好きなひとを想ってみる

なんか幸せな ....
二十歳の誕生日も近づき
お祝いに赤飯を炊いたというから
おすそ分けを貰いに寄った
買物のついでにお菓子類など買って
ちょっとお祝い気分
日曜日で車庫に車がない
ああ 遊びに行ったのね

 ....
寒鴉ココロの隙に嘴を

笑えないギャグを飛ばして滝凍る

大寒に愛を深めて寒からず

冬深し電車が走る日の出前

狩人が狩人を狩る月曜日

たい焼きをナイフフォークで食うマナー
 ....
聞こえるのは
屋根から滑り落ちる小さななだれの音だけ

加湿器からもくもく白い蒸気が上がって
湿った空気がじゅうまんする

だるいからだとひどい頭痛
おでこだけがひやりとして
細胞がた ....
あの日以来
飛ぶことが怖かった
離してくれないと
地上のせいに僕等はしていた

黄昏てばかりの僕等を
ずっと見つめていた夕陽が
かわりに沈んで

会うたびに膝を突き合わせて
会うた ....
  非定型な雲は生硬な定型でしかない
  ぼくを尻目にとりとめがない

  ぼくのO市
  かのじょのN市
  どちらも雲と坂が多い街であるから水っぽい
  川が
  なにか ....
その角を左に曲がると鳥居が見える
大層な歴史を刻んでいるわけじゃないけれど(多分、)
それでもある程度の年月は佇んでいるわけで
数え切れないほどの風雨にさらされているわけで
だのに、
塗られ ....
便利やで。このひと。
うれしいと泣く。
哀しいと笑う。
恋もできる。
歌も唄う。
故障は少ない。軽くて丈夫。
充電式やから停電に強い。
環境に順応。
ええ仕事する。みんな欲 ....
松納めお屠蘇気分がまだ抜けぬ

毒物を吐き出すように手鞠唄

重ね着もどうせ脱ぐんだストリップ

寒風を吸い込み君は離婚する

新海苔を水着代わりに写真集

職無くし有難味知る粥施 ....
ありがとうも
ごめんなさいも
また今度も
いらない

生きている
私たちに
また夜が
祝福する

エレベータ
昇って 
降りて

繰り返す
夜の波だ

打ち寄せる
 ....
たぶん、枯葉を踏んで
(小気味良いステップで)
たぶん、あなたの森を歩く


あなたの匂いがする森は
いつかどこかで歩いた道
頬を寄せると風が囁く


おはなしをしよう
ブランケ ....
{引用=

 空がひとつ、短く呼吸をして、タクトが振られる。
 と同時に、ティンパニが鳴りひびき、世界が崩れ落ちていく。無声映画のそれのように、 立ちつくすわたしの背中に、スローモーションで再生 ....
愛不足 爪を噛んでるクリスマス 

娑婆に出て10年ぶりの冬景色 

かあさんを庇い刺されたサンタさん

落とし穴落ちて出られぬ冬の浜

凍空に生きる方向見失う

鴛鴦が互い ....
海豚の背に乗つてゐるのはありやなんだ


海豚を視姦せよと神の啓示


冬の虹途切れ途切れの殺意かな


理知的なナマコの眼が選り好みしてゐる


象牙欲しいなと子どもがねだり ....
まつげの先にくっついているのは
きっと、全てからこぼれたひとかけら


布団からはみ出た指先の冷たさに驚く
そういえば昨夜見ていたニュース番組で
朝夕の冷え込みに注意しましょう
とか何と ....
   Ⅰ

ちらちらと粉雪が舞うなか
高らかにラッパの音が鳴り響く
あれは祝福の合図か
それとも最後の審判への警告か

澄んだ空に鳴り響く清らかな音に
私は身も心も洗われて行くような気 ....
空いっぱいに
子犬
大犬
ワンチョラーズ
さまざまな犬種の犬たち
水色
芝茶色
ボルゾイでぶちで白黒で
マルチーズ
四角バターな犬たち
元気いっぱいな君たちの
しっぽがくすぐって ....

お正月、
特別なその日をくぐる
肩上げの晴れの着物に赤いりぼん
門松は凛々しく

遊び仲間はおすましして
行ったり来たり
どのお正月も晴れていたような
追い羽根の檜扇の実は
音 ....
かこぉん・・・と靴音
軋む、非常階段


感情を言葉に変えた瞬間から
わたしは
燃えないゴミのように無機質な
存在に変わってしまうのだろう

語りすぎるのは
良くないことだ
見つ ....
腕をつくフォルム
眼球と二重瞼のバランス
背中に手を添えて
差し伸べるように
手のひらを奥へ傾ける
黒髪がしなり散らばる感触
床へ促す一連の流れを素描しながら
降りそそぐ熱い雨を
 ....
ただいま正月おかえり新年


抱負は毎年変わらず 無事


蟹を食べ始めるまでは賑やかでした


虱潰しに暇潰す


初笑いとの根競べ


初の雑煮に既に飽き


 ....
遙かぶりだった信濃路
そこはペダルが都会よりも
緩やかに漕げる

遠慮してくれる
夏の日差しが
あなたの気配りよりも優しかった

裏庭の沼に急ぐ鴨の親子は
人間との僅かながらの境界 ....
風吹いて雨の小声が雪となる

痛みすら忘れるほどの冬の薔薇

小鳥来て枝先たわむ雪の朝

うとうとと命の日干し何思う

一つ越え二つ越えして大晦日
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
咳き込んで風が飛び立つ冬紅葉
深秋の空転がり落ちて背を丸め
一本の線となり行くわら煙
柿落ちて枝先軽く風に揺れ
吐く息の白さばかりが時を摘む 
星型の貝殻
君は 知ってるかい

会いたい人に
もう 会えない人とも
囁き会える
魔法の 貝殻なんだって

その ★の先を
そっと 耳に 当てて
目を閉じた瞬間に

波の音と
 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぬるいそば- 小川 葉自由詩212-1-31
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誕生する- 砂木自由詩17*12-1-29
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俳句2012_冬1- 北大路京 ...俳句11*12-1-18
いらない- umineko自由詩12*12-1-15
おはなし、森の- 石瀬琳々自由詩12*12-1-12
ウブゴヱ- 望月 ゆ ...自由詩11+*12-1-9
俳句2011_冬4- 北大路京 ...俳句16*12-1-6
狐の嫁入り- 冬野 凪川柳3+*12-1-6
きみの、ひとかけら- あ。自由詩17*12-1-5
天使- 未有花自由詩19*12-1-5
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正月の空気- 木原東子自由詩12*12-1-4
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「ただいま正月おかえり新年」自由律十編- faik俳句10*12-1-2
ゆるやかだった夏- subaru★自由詩15*11-12-25
2011年12月- 花キリン俳句211-12-24
大好きな冬至の日,讃歌- 木原東子自由詩23*11-12-23
沈思する- 花キリン俳句311-12-19
星型の貝殻- 藤鈴呼自由詩3*11-12-19

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