行って帰ってくる
行って帰ってくる

ぼくらはとにかく行って帰ってくる
どこかに行って帰ってくる
何かを持って帰ってくる

行って帰ってくる
行って帰ってくる

ぼくらはやむにやま ....
隣のおばさんは
自治会の会合に熱心すぎる
向かいのおじさんは
信心深くて線香を焚きすぎる

あたしは
隣の女子高生のアニメ友達だし
向かいの大学生とはテニスをする
純粋培養の仲良し ....
君は君自身のためにルールをたくさん作った


例えば 
本を読むとき

君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める


例えば
朝の ....
裏庭から
裏山を眺め
じめっとしたプライベート

地球は動いている
だから ぼくらは眠る

子孫のために 先祖に祈る
朝のじゃこ粥がうまい
押してダメなら爆破 レンジの中で腐っていた 米びつから米をすくいあげていて
底になにか引っかかるものがあると思ったら
しなびた腕がいっぽん
計量カップのふちに指を引っかけていた
取り出してごろりと畳に投げ出した それ
黒ずんだ腕はいつ ....
            140123

少しずつ物価が挙がって参ります。
しずしずとおどおどと堂々と
横柄な態度を取るものも居て
警笛を鳴らしたり街宣車を走らせたり
選挙カーを走らせたりし ....
肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした

今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
ひとひとりの心のなかは、いつだって戦争だから
これ以上戦うひつようはない

そう言って花鋏をつかみとる
淡き生活
ケセラセラで死んだ みんなと結婚してあげる 帰宅した父から硝煙反応 かんかん光る
かんかん踏切
かんかん降りる遮断機の
かんかん赤い光の点滅

その先線路を
飛んで行く
暗闇の中
急行電車が
飛んでゆく。

かんかん手を振る二歳の息子
電車を見 ....
私は数年間とある国家試験の浪人をしていた。朝、まだ日も昇らない頃に起きだし、蛍光灯をつけて教科書を広げひたすら読んでいく。体力が充実したら定期的に答案を書いていく。それは望ましい地図を作る作業 ....  (雪降る時間 あのひとの指がきらりとひかる、
  わたしはくもりガラスの向こう側で)


あのひとを思うと 白い雪が降って、
わたしの肩にも髪にも舞い落ちる
そしてわたしは あのひとで ....
あっ!とかさぁ口に出るよねどうしても。だって、でろりと覗く黄に責められる。 熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ....
駐車場にやっとたどりつき車を止める
前が見えないほどの雪が降る朝
ライトをつけての通勤
白い雪の中に ぼんやりと光が見える

そういえば昔に ライトを消し忘れて
車のバッテリーをあげた事が ....
そらを飛んだ夢を見た
僕は足のない回転木馬

南京錠を閉め忘れたまま
春の沙漠を放浪している

木の芽の匂い持ち歩くための
ポケットのある素敵な上着

おたまじゃくしを捕まえたら
 ....
咳ひとつ五月みどりの腹話術 しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く

あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと  ....
名言を噛んだ 病院の待合室にテンションの高い男   なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
  静かだった……
  禁じられていることは それほど多くはないはずなのに
  ただ、いくつもの瞳だけが 土埃に塗れながら
  風と風の間で何度もはね返っている
  男たちの沈黙はカラ ....
不幸なあの娘の
カバンの中身
すべて、すべて
脂取り紙
額のてかりの向こうに消えた
夢も希望も愛も自由も
誰か助けてよ
理由を聞かせて
あの娘があんなに
脂症なの
コロッケひとつで ....
獏が夢を食べて吐いた
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
行って来い- 2012自由詩2*14-1-23
レモン- 藤原絵理 ...自由詩3+*14-1-23
君が作ったルール- ichirou自由詩9*14-1-23
まあいいかと言える寒空の下- 空丸ゆら ...自由詩1114-1-23
押してダメなら爆破- 北大路京 ...自由詩414-1-23
レンジの中で腐っていた- 北大路京 ...自由詩714-1-23
うで- 春日線香自由詩11+14-1-23
話題- あおば自由詩13*14-1-23
診察- nonya自由詩22*14-1-23
- そらの珊 ...自由詩1814-1-23
生活- フユナ自由詩14*14-1-22
ケセラセラで死んだ- 北大路京 ...自由詩314-1-22
みんなと結婚してあげる- 北大路京 ...自由詩314-1-22
帰宅した父から硝煙反応- 北大路京 ...自由詩614-1-22
踏切- ……とあ ...自由詩22*14-1-22
地図- 葉leaf自由詩514-1-22
手のひらの花、そしてあのひとの雪- 石瀬琳々自由詩9*14-1-22
今朝のターンオーバー- あかりん ...短歌314-1-22
かんきつ- そらの珊 ...自由詩21*14-1-22
雪と車- 砂木自由詩11*14-1-21
春の回転木馬- 梅昆布茶短歌1214-1-21
咳ひとつ五月みどりの腹話術- 北大路京 ...俳句214-1-21
しろい四角- るるりら自由詩26*14-1-21
名言を噛んだ- 北大路京 ...自由詩614-1-21
病院の待合室にテンションの高い男- 北大路京 ...自由詩414-1-21
なあ_枕_いいだろう?- ichirou自由詩7*14-1-21
納豆と青葱- 灰泥軽茶自由詩1214-1-21
エーテル_16- 草野春心自由詩414-1-20
不幸なあの娘- 花形新次自由詩314-1-20
獏が夢を食べて吐いた- 北大路京 ...自由詩514-1-20

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