眠りは死の子ども
一日一日
気づかないうちに大きくなって
やがてぼくと等身大になると
目覚めることがなくなるのだろう

いつその日が来るかわからない
いつそうなってもいいという
準 ....
うつ病のひょっとこ
暗い目
マジ過ぎて笑える

面白い顔で
沈鬱な表情
文句なく笑える

「笑っちゃいけない」
お行儀いい人は言うけど
笑えちゃうんだからしかたない

偽善 ....
きのう
確かに
雨が降っていた
雨の音が聞こえた
眼の奥のほう

爪を切ったから
すきまかぜ
爪先から入ってくる

おかげで冷たい匂いがする
偽物の血と混ざって•&# ....
夕陽のあたる湊町
古い煉瓦の倉庫街
漂うあの歌 あの旋律は
港の悲しいエレジーで
昔の俺(おい)らの子守歌

港近くの襤褸アパートで
親父も知らずに育った俺(おい)ら
酒場の女のお袋は ....
        コツコツとくつおとがする
          メトロノームのように
       たぶんハイヒールなのだろう
        スタスタとくつおとがする
           び ....
冗談と気づかないまま冬深む カップラーメンにミネラルウォーター入れるのか 玄関にやたらシーサーがある 消耗品リストを
作成しました
エクセルで

ボールペン
メモ帳
コピー用紙
ホチキスの針

ふと
私は手を止めて

愛は
消耗品ですか

ボールペンも
コピー用紙も
 ....
お母さんが少女になった 
僕は大人になった
庭に種を植えよう
お母さんの好きな向日葵が
今年の夏に咲くように
沢山沢山植えよう
種が沢山落ちて
再来年にはきっともっともっと咲くから
二 ....
いちばん最初についた嘘は
「ぼくはぬすんでない」だった
そこから始まるドミノ倒し
躓きなんてそんなものだ

大きな嘘に小さな嘘
許される嘘と許されぬ嘘
嘘で生きている奴らと
嘘に生 ....
冬は果樹農家にとって農閑期ではない。冬は、古くなった果樹を伐り倒したり、新しく果樹を植えたりする季節でもあるし、剪定の季節でもある。だから、伐り倒された樹を運んで薪として使用するために割る作業 .... 次女の髪を梳いた櫛に付着していた
薄茶のフケのようなもの
それが動いた!
二ミリにも満たない生物が
私に与えた衝撃
一体どこでうつされたのか?
GHQが散布した白い粉によって
やつらは絶 ....
食べ終えてからおしぼりに気づいた ご先祖様のため息が聞こえた 地獄の土地をころがして
ノートの上にビルを建てるのです



そのビルには
様々なものが激突するだろう
砕けたガラスに反射するのは
真実だけではないだろう
女子校は雪に埋れても
ス ....
ぼくはまだ生まれていなかったから知らないけれど
シーボルトさんはこどものお年玉に一両あげていたでしょうか

ぼくの祖母さんは裏藪で竹の皮を集めて
一厘とか五厘とか 子どもだったお父さんの小遣い ....
あまりにデブのため
私の周囲の空間は歪み
歪みに落ち込んだものは
光ですら逃げ出せない
私の背後から
レーザーを照射すると
私に差し掛かったところで
光線がぐいっと曲がり
私に吸い込ま ....
人は、日々の食事を摂っています。  
心には(言葉の食事)が必要です。

もし、あなたが
本屋の棚に並んだ背表紙へ
伸ばした手を、引き寄せられて
開いた本の活字等の
一文字ずつを、よく視 ....
           頭を置き去りにして歩く、白い煙を道標として吐きながら
    灯りは思い思いに燈り、星のように曖昧な輪郭
      地面には産毛が生えている。泡立って固まった鍾 ....
君は僕という嘘をついて
僕という嘘の記憶を作った

君にとって僕は必要だった

君を守るため僕は必要だった

僕は君のためなら嘘でいいと思っている

でも
君が本当に信じるべきは
 ....


かけっこ

キャベツにきんぴら

ジャニーズの、可愛い男の子

雨の日

ドライブと掃除

のうぜんかずらと魚

青の色、そしてわたし

33年

ぴっちり生 ....
選択肢がない街の
未来図は完成しない

更新されることが前提だから
豊かさは新しさに両替される

> 懐かしさは噛み終えたら
> 紙に包んで捨てましょう
> それ ....
黒いアイリスは
男の喪に服した女だ

ジョージア・オキーフが描いた
花の絵は
どれも女の顔に見える
花が儚く美しいという概念は
もしかしたら幻想なのではないか
もうこれ以上
対象に接 ....
たとえば

おまえが
カップラーメンに熱湯を注いで
3分間ぼんやりと待っている間に
おれは
南太平洋まで行って
カジキマグロを一本釣りしてこよう

たとえば

おまえが
トイレ ....
証人を立てるんだ 例えば僕が今朝目玉焼きを食べたことについて しっかり覚えているし難しいことでもないんだけど でも証人を立てるんだ そのことが却って事実を不確かなものにするから 証人が必要なほど不確か .... 新しい言葉を綴ることは
新しい土地を開墾するように
そこへ種を蒔くように描いてゆくこと

自由を描くことは難しい
だれも自由の光をみたことがないから
それでも描こうとする

愛を定義す ....
嫌な顔されても嫁は最後までユリコをマダムスシと呼ぶんだ 心に咲いた花が枯れた ラムネ玉ごと飲んだ
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠りは死の子どもである- 殿岡秀秋自由詩914-2-1
ひょっとこ- 藤原絵理 ...自由詩4*14-2-1
- シズクに ...自由詩5*14-2-1
挽歌- ……とあ ...自由詩9*14-2-1
白いサウンド- 信天翁自由詩214-2-1
冗談と気づかないまま冬深む- 北大路京 ...俳句2*14-2-1
カップラーメンにミネラルウォーター入れるのか- 北大路京 ...自由詩414-2-1
玄関にやたらシーサーがある- 北大路京 ...自由詩4*14-2-1
消耗品- umineko自由詩11*14-2-1
お母さんと僕- こいち自由詩414-1-31
ライアーの娘- 自由詩714-1-31
均衡- 葉leaf自由詩314-1-31
ミクロの脅威_マクロの奇跡- 夏美かを ...自由詩23*14-1-31
食べ終えてからおしぼりに気づいた- 北大路京 ...自由詩514-1-31
ご先祖様のため息が聞こえた- 北大路京 ...自由詩414-1-31
あとがき- 左屋百色自由詩9*14-1-30
スケール- イナエ自由詩8*14-1-30
ブラックホールと呼ばれて- 花形新次自由詩314-1-30
言葉の食事- 服部 剛自由詩6+14-1-30
(頭を置き去りにして歩く、)- tomoaki.t自由詩3*14-1-30
僕は君の嘘だった- ichirou自由詩6*14-1-30
たんじょうび- フユナ自由詩7*14-1-30
35_41_22_N_139_41_30_E_2014- nonya自由詩15*14-1-30
閉経- そらの珊 ...自由詩24+*14-1-30
カップラーメンができあがるまでの間に- 大覚アキ ...自由詩614-1-30
twitter- 葉leaf自由詩314-1-30
新しいノート- 梅昆布茶自由詩27+14-1-30
嫌な顔されても嫁は最後までユリコをマダムスシと呼ぶんだ- 北大路京 ...短歌314-1-30
心に咲いた花が枯れた- 北大路京 ...自由詩714-1-30
ラムネ玉ごと飲んだ- 北大路京 ...自由詩314-1-30

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