僕は一応古書店主だが店舗はまだない これからできるかどうかも不明だ
でもどうせ店舗を構えるのだったら 居酒屋かコーヒーハウス ライブハウスとか併設したいもんだ

古道具屋もいいかな 俺に似合って ....
前年比を上回っているのか 弾き出せない心指数
落下した電卓 累計が磨り減ってゆくなんて

完全自惚れだ 

      擦れた声の私の天使 退行してゆく子供の天使に
      ララバイを ....
 水金地火木土天海冥
 そのすべてが一直線に並ぶという
 惑星直列というとても珍しい現象です
 今夜、外に出て空を見上げてみましょう

 先生が言ったとおりにしたボクだったが
 土星の輪っ ....
あなたのおうちの
ありじごくを見せてください
お手間は取らせませんから
男はそう言って庭に回り
しばらくあちらこちらと
何ほどか検討をつけていたが
おもむろにしゃがみ込み
ほらこんなとこ ....
雨が降らないうちに
えのころ草を刈りにきた
町外れの原っぱには風が吹いて
無数のえのころが揺れている
どれも丸々と太って
互いに体をこすりつけながら
刈り取られるのを今か今かと待っている
 ....
プールの授業は嫌いだから
学校を休みたいという
息継ぎが
うまくできないらしい

ネットで検索してみる
吐かなければ息は吸えない
水中で吐くこと
頭をあげる向きと
タイミングにコツが ....
クリスマス特上寿司を5人前 神は寂しくて気が狂いそうな夜を与えるでしょう 私は与えない 見猿言わ猿聞か猿は尻を隠してない 少し曲がってしまった空間の
端から端を銀河と呼んでみて
言葉を彩る意味でも掲げれば
誰の一人も傷つくことないし
明日はいたって明日だろうし
パンダは関係なしに笹食うし
 
 ....
            130711




微振動と微笑みながらも
注意深く
居住まいを正す
夾竹桃の花が散ると
涼しくなるのだ
祈るよう ....

潮の香が
心地よくいざなう午後は
大抵の白い壁に
透明のバス停が浮き上がっていて
そこには潮流の到着時刻が

【珊瑚時】
【シオマネキ分】
【ゾエア秒】

海洋性の点字で記さ ....
照り返す四十五度の善意が怖い

黒髪にじょうずに女を縁取らせ
アキレス腱を断裂してもう走れなくなって
陸上部をやめて俺たちのサークルに来た後輩がいた
短距離走者だった奴はクラウチングスタイルから
ロケットスタートを決めようとして全パワーを右足先にかけた
 ....
夕焼けに染まる枯野や六地蔵 ザリガニは失踪中のダンナです 河童が眠いほんのり赤い春がくる パチンと弾けとんだ
洗濯バサミ
ひらいて、はさむ
どんなに風の強い日だって
あなたがいいというまで
ただもくもくと
しがみついてきた
のに

繰り返されてきた
しごく簡単な仕組みが ....
ぼく生まれたい
ぼくの中の小さなぼく
はやく生まれたい

さがしても
どこにいるのか
たずねても
だれも知らない

きのうのぼくではない
きょうのぼくでもない
たぶん
あしたの ....
夕暮れどきの町なみは
どこかゆるんでいて
おだやかな顔ばかりが
すれちがってゆく

街灯が点灯し
一番星が顔を見せる頃
どこを歩いているのだろう

灯りの点いた家を探して
通り ....
      一日の始まりに洗濯をする
      きのうの下着やタオルを
      まっさらにして天日に干す
      暑い暑いといいながら
      熱風のような空気の中で
     ....
太陽のしたり顔を避けて
君の水辺へ下って行きなさい
蜉蝣の翅のように影を透かしながら
夏の斧で頭を割られるその前に

美しく人目を避けながら
地下のカフェへ逃げ込みなさい
壁画を歩く蛇の ....
 いくら追い込んでも
 届かないままの馬が
 逃げたのだという

 土日はずっと仕事だから
 もうずっと競馬中継は見ていないし
 そもそも
 もはや預金残高ゼロ円だ
 賭けようたって、 ....
春先になると
湧いてくる
おかしなじいさんのこと
ではなくて
もちろん猛暑日で
頭がいかれた野郎の
話でもない
俺が言いたいのは
足にスプリングを着けて
ビョーン、ビョーン跳ねる
 ....
酸欠状態で喘ぐ金魚が
水面を見上げる角度で仰いだ空は
怖いほど明るい色をしていた

アイスクリームよりも呆気なく
溶けて流れ出したフレーズを
おろおろと掬い上げようとしたら
それは舗 ....
冬に放った雪玉は
楡の木立を弾んで踊り
地蔵の額にこつんと当たる
なにかと思った地蔵は手を上げ
叩いた手には血を吸った蚊
閉めきった襖は光を遮り
格子はいつもかくかくと白い
赤いお手玉ぽ ....
たどりついた夢は
果てしない野生の花の大地を
かき乱す風の
熱をはらんだかおり

風の激しさが
花に命を満たし
揺れながら変わりゆくのは
大地の愛をはじめて知る花の表情

新しく生 ....
水中花は
水がある限り
生き続けます

におい
こえ
てざわり
ある種の予感
見えはしないのに
確かに在ったものたち
次は
何に生まれ変わりますか?

一秒に
『チョモラン ....
【みずのように】


蛇口を くぃと ひねると 水が拡散し 飛び散る
靴裏が もえる じっとしてると 背が暑い
のびをすると 山間の風は 水の匂いがして

いままで 聞いたことの ....
街角で別れの電話引き伸ばす冷たい風がますます強く
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
古書店日記- 梅昆布茶散文(批評 ...13*13-7-13
女式- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-7-12
なんて思い出が- 平瀬たか ...自由詩3*13-7-12
蟻地獄- 春日線香自由詩3*13-7-12
えのころ草- 春日線香自由詩10*13-7-12
水のハーブ- 佐野権太自由詩9*13-7-12
クリスマス特上寿司を5人前- 北大路京 ...俳句513-7-12
神は寂しくて気が狂いそうな夜を与えるでしょう_私は与えない- 北大路京 ...自由詩413-7-12
見猿言わ猿聞か猿は尻を隠してない- 北大路京 ...自由詩413-7-12
パンダは関係なしに笹食うし- ブルース ...自由詩11*13-7-11
滑らかな試金石- あおば自由詩21*13-7-11
海まで遠く離れている- 佐東自由詩7*13-7-11
四十五度- はるな川柳113-7-11
アキレス最低の戦い- 和田カマ ...自由詩4*13-7-11
夕焼けに染まる枯野や六地蔵- 北大路京 ...俳句3*13-7-11
ザリガニは失踪中のダンナです- 北大路京 ...俳句413-7-11
河童が眠いほんのり赤い春がくる- 北大路京 ...自由詩213-7-11
プラスチック哀歌- そらの珊 ...自由詩23*13-7-11
ぼく生まれたい- yo-yo自由詩713-7-11
- 沢村 俊 ...自由詩613-7-11
きゅうりと光化学スモッグ注意報- 石田とわ自由詩12*13-7-11
地下のカフェで- ただのみ ...自由詩24*13-7-10
冬の熱量- 平瀬たか ...自由詩4*13-7-10
スプリングじいさん- 花形新次自由詩213-7-10
猛暑日- nonya自由詩32*13-7-10
お手玉- 春日線香自由詩413-7-10
大地の愛は花という命を産む- めれんげ自由詩7*13-7-10
ねがえり- そらの珊 ...自由詩11*13-7-10
みずのように- るるりら自由詩21*13-7-10
街角で別れの電話引き伸ばす冷たい風がますます強く- 北大路京 ...短歌4*13-7-10

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