おまえは
 スプリングステークスも函館記念も勝っている
 実にたいしたものだ
 でもそれだけじゃない
 皐月賞もダービーも菊花賞も走っている
 それも五着六着四着だ
 クラシック全出走全 ....
{引用=
森のほとりに
 もの言わぬ田は、ただひと色
 深みどり


稲穂がふかく{ルビ頭=こうべ}を垂れるのは、
 やってくる収穫の 
刈り殺されるものの 祈りでしょうか


 ....
茄子紺に染めてあなたのまわしなら俵踏みしめ恋尽きるまで

長茄子の紫の花何気なく紫紺に染める我が実知ってか

茄子は「成す」花の数だけ実をつけてしあわせになる畦のあなたと

足りないのあな ....
電動ミルで挽きたてのコーヒー 泡立つ表面が少しずつ収まっていくと
マグカップには雲の浮かぶ真っ暗な夜空が映しだされた
私の唇が音をたてないようにゆっくりと雲をすすっていく
そのまま月と愛の誓いを ....
空に大穴があいていて、そこから誰かがのぞいている
糸を垂らすなら
おまえもこっちにこいよ
かなしい

かなしい
のはしかたがないのだから
オレンジいろの実を植えよう
ひとつぶ

白い蝶がまい群集がなあに?あれはなあに?
ととう
ただしがきに埋めこまれたコスモスばたけの
 ....
残暑なんてあっという間
待たされるのは春くらいなもの

きょう雨はやわらかな御手
緑深い山々のあたまを撫でている

天はやさしく言い諭す
まるで母親のように

さあ片付けを始 ....
この街に来る飛行機で見た海は赤くなかった恋もしていた 秋灯や漢字テストのマルとペケ 兎なら死ねてた 名前が悪かったのかな
居場所がたまたままずかったのかな
いつかみたあの誰かの骨と同じ
友達のなかで一等賞をあげたい人が住む
雪国の冬の色と同じ
白さ特別扱いしてたけど
それは共同住宅ではN ....
約束の一時間前着いちゃってスタバでキャラメルフラペチーノ


アボカドの乗ったパスタを巻きながら今日は我慢よ苺のタルト


映画見て泣いてる貴方のお隣でポップコーンをもぐもぐするの
 ....
空にカーテンを引いたら
みんな 夢を見なくなった

星の明かりも 眩しい朝日も
厚い布地に遮られて 広大な密室の中で
息を詰まらせていく 人々の 心の息付き

飛行機が飛び回り
打ち上 ....
それは 白い、暗い
水のような
(いえ、湖)
奇妙な、安らかな、
欠落で

なめらかに隆起したそれを、
両手でささげ持つようにして、
人びとは
名前をつけた

それが
何だ ....
階段をあがると
すぐ左側に父親の部屋がありました
ドアをあけると
たばことヘアトニックと
何かが混ざった匂いがしました

どうしてこんな匂いに
なるんだろうと思いました

大人の男の ....
2003年 溢れる言葉を
適当に繋ぐだけで僕は詩人になれた

あれから10年
いろんなことがあって
世界も変わって

僕には
恋人が出来て 失って
仕事を得て 逃げて
適当に日 ....
あたたかい飲み物が
親切に感じる朝

みえない壁をよじのぼり
今日をこえる自分を想う

いくしかないよ
今朝咲いた花が羽のようにみえる
ふと足を止めるとき
ふりかえるとき
百日紅が見えるでしょう
そしたら


笑って帰って来なさい
泣いて帰って来なさい

喜んで帰って来なさい
怒って帰って来なさい

花を抱 ....
スダジイの

樹の下眠る麦藁帽子

木漏れ日も

星影も


(幼い僕が初めて命を感じて
 泣いた絵 のような)



{引用=即興ゴルコンダより}
  日に焼けて今日が傾き茹るころ彼方ひがしに浮くしゃぼん玉



  ため息の踏み切り渡った向こうがわ夕日に染まるひぐらしの声



  たそがれを薄く流してくるりと巻いてフラ ....
ある所に六本指の女がいた
小指の横に不様な枝のよう
けれど女はピアノを愛した
弾けもせぬ楽器を愛した
美しい爪をして
ハープの弦の為にあるような
水晶の爪だった

鳥が飛ぶ
ガラスの ....
ピエロ。
僕はピエロ。
みんなに笑顔をあげるのが仕事。
真面目すぎる心を、隠し通すのが仕事。

とあるミステリにはトリックが必要なように
とあるファンタジーにはドラゴンが必要なように
カ ....
湿る土を体育座りの
月はひとつできみはいない
頬をきる高い緑の草が痛くて
ここはどこだろう
握りしめる切符
大きくて体温のある動物の
おなかでねむってしまいたい
今晩くらいは ....
その崖のほとりに
一輪咲いているはずの花は
どうしても一目見たくて
見ると 手折りたくなって
手折ると持ち帰りたくなり
持ち帰ると
さて どうしても
挿した花瓶から引き抜き
力任せに叩 ....
チャヤプラオポペンボンベンバッファナギャ私の星のアイシテルです 白桃を抱いておやすみ穀潰し 袋とじを開けて唇が割れる 国民の7割が増税を容認しているという

この国の財政悪化だとか

欧米の高い消費税率を参考に容認しているのだろう

そんなんだから

私たちは民主党を圧勝させたり

自民党を圧勝さ ....
夜明け前の
ビルの間の木々を揺らす

薄暗い雫に濡れた窓を叩き
乗り捨てられた自転車の汚れを洗い
ゴミバケツに溜まる闇を濯ぎ

梢をふるわせ
立ちのぼる

人通りも途絶えた路地裏の ....
あえて、そうしなかったのは
一身上の都合
会えても、分かり合えなかったのは
一身上の都合
君が、いなくなったのは
誰のせいでもないんだ

タイミングが悪かったということにしておこう
な ....
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
喝采- 平瀬たか ...自由詩7*13-9-6
ささげ米- 月乃助自由詩7*13-9-6
茄子紺のひと- たま短歌26*13-9-6
ブルーマウンテンの夜空- Neutral自由詩713-9-6
大穴- 佐藤伊織自由詩413-9-5
しろつめくさの海- みけねこ自由詩513-9-5
見送るだけ- ただのみ ...自由詩18*13-9-5
この街に来る飛行機で見た海は赤くなかった恋もしていた- 北大路京 ...短歌213-9-5
秋灯や漢字テストのマルとペケ- 北大路京 ...俳句213-9-5
兎なら死ねてた- 北大路京 ...自由詩713-9-5
どくだみ- もっぷ自由詩613-9-5
肉食女子はよく食べる。(ちょっとぽっちゃり系)- 時子短歌413-9-5
空にカーテン- まーつん自由詩12*13-9-5
- はるな自由詩413-9-5
大人の男の人- 栗山透自由詩5*13-9-5
親愛なる2003年へ- syuon自由詩313-9-5
羽のある花- 朧月自由詩713-9-5
わたしの家に来るときは- AB(な ...自由詩5*13-9-5
降りそそいだ- AB(な ...自由詩313-9-5
雫色のたそがれに- 石田とわ短歌11*13-9-5
六本指の女- salco自由詩13*13-9-4
ピエロ- ストーリ ...自由詩113-9-4
ruler- しもつき ...自由詩18+*13-9-4
崖のほとり- Lucy自由詩11*13-9-4
チャヤプラオポペンボンベンバッファナギャ私の星のアイシテルで ...- 北大路京 ...短歌713-9-4
白桃を抱いておやすみ穀潰し- 北大路京 ...俳句413-9-4
袋とじを開けて唇が割れる- 北大路京 ...自由詩313-9-4
いい方向に- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-4
風を見る- Lucy自由詩10*13-9-4
一身上の都合により- 北橋勇輝自由詩2*13-9-4

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