凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ....
やわらかなわたしは
凍結することが出来るから
やわらかくなど
ないのです

冷ややかなわたしは
あこがれを抱いていたりするから
あつく出来ているのです
本当は


空から ....
 


白塗りのギタリストは
ファイアバード掻き鳴らして踊り出す
それを見た黒塗りは
フライングブイ床に叩きつけて
歌いだすのさロケンロー
青塗りが靴裏で
ドラム踏み鳴らして始まる
キャンディ トゥナ ....
 冬枯れの樹の下でなぜ孤独を感じる必要があるのだろう。
 そんなことを自分に問うた事のある人が一体いくら在るのだろう。
 自分に課した約束を反故にした人は一体幾人いるのだろう。
 犯した罪の ....
駅前の透き通った路地から
斜めに下っていく
陰だけの旅人
人を信じることを信じることができずに
スーツケースの中では きっと
愛の源がくしゃくしゃになっている
バスのタイヤに初々しく視 ....
まちぼうけをしている
霊園のお墓のなかで
白白と明ける白骨のわたしは
時時
霊園の枯れた草陰から歩き出して
近くの空き地にいき
忘れ去られてペンキのはがれた木製のベンチで
しずしずとひな ....
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
夜も光が満ちあふれている
というのに何という暗さだ

積乱雲の内に潜んでいた狂気が燃え上がり
炎となってなだれ落ちた北の空
燃え広がる炎は山を飲み込み
夜と昼 夏と冬が入り交じった都会の
 ....
海苔食べる間も老いていくのです スプーンで食べないからだ マシンガンに撃たれたい夜がある 私の死んだ日桜満開 主人公であるなら
殺されてはいけない
最初に殺される被害者は主人公ではないからだ
犯人か探偵であるべきだ
だが誰かが殺されなければ
犯人は犯人たりえず
探偵も登場しないだろう
つまり殺さ ....
宇宙りんご

おおきくなあれ

宇宙りんご

おおきくなあれ


ジェットコースター

日本晴れ

ぶりの照り焼き定食

箸でつく

優しい一日また明日


宇 ....
新年会家出少女のウーロン茶 歌詞も音程も違っている ギャフンと言おうとして舌を噛んだ 三半規管がサンバで踊る酔っ払いが
縁石上で
綱渡り

両手を広げお尻をフリフリ
綱渡り

街灯のスポットライトを浴びて
綱渡り

電柱に出会ったら
左手かけて
ターンで かわし ....
めらめらと、只めらめらと
燃えさかる火を、胸に潜めて
{ルビ一日=ひとひ}を生きよ――

気づけば、今日も
日は暮れていた…という風に  
                 140110


新緑の町から湧き挙がるパワートレイン
ドリブンされた満腹感を味わえ
指令の下にひた走る亀裂だらけのハイウエイ
国税庁の管理の下に地下深く ....
髪についた雪を払って
傘も持たずに街を歩けば
見慣れた景色は別世界
眩しいほどの銀世界


ふかぶかと残したはずの足跡も
振り返ればもう微か
念のため確かめてみたけど
両足ともにちゃ ....
光の子供たちが浮遊する緑野に
きっとこころの種もあるのでしょう

跳ねてはしゃいだり転げたり
悪さをして群れている子供たちに混じって
金色の繊毛におおわれてふわりと浮かんでいたり

葉に ....
薄暗き桃色の港は
始まりやらぬ無知なる港
今日に微笑む幼女のように
朝に涼しい風を聴く
天より柔らかく声が溢れ
テラスにて
紅茶の葉擦れに触覚する
なによりも繊細に
なによりもおとなし ....
焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す

くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ

ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く

世の中の ....
noteにたまらない
心は身体と一緒だから

無数の収束点に
落ちていくだけの
小鳥達

羽はもう身体と一緒だから
混濁した向日葵の裂いた黄色い舌
無数の小さな
子供達

 ....
七日粥それより死んでどうするの こじらせて人生が終わった 夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ....
明日は待ちに待った卒業式だ
そして
俺はこの日を待っていた
明日で中学は終わり
みんなバラバラと散らばっていく

背水の陣
退路は断った

まゆみに
俺は今日告白する

「大事 ....
あれも喰おう これも 
と皿に盛り上げた品々
同じ料金ならば
というケチな根性
ではないのだけれど

食い始めて
ちらっと目に入る隣のテーブル
皿にはサイコロステーキが載っていた
 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_冬静_- 小林螢太自由詩14*14-1-12
ギフト- 千波 一 ...自由詩314-1-12
ROCK- 自転車に ...自由詩114-1-12
樹下にて- ヒヤシン ...自由詩7*14-1-12
形相- 葉leaf自由詩514-1-12
まちぼうけ- こしごえ自由詩5*14-1-12
スノーマンと雪だるま- 夏美かを ...自由詩34*14-1-12
クリスマスローズ- イナエ自由詩13*14-1-12
海苔食べる間も老いていくのです- 北大路京 ...俳句114-1-12
スプーンで食べないからだ- 北大路京 ...自由詩614-1-12
マシンガンに撃たれたい夜がある- 北大路京 ...自由詩314-1-12
私の死んだ日桜満開- 北大路京 ...自由詩414-1-12
推理小説- ただのみ ...自由詩20*14-1-11
宇宙りんご- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-11
新年会家出少女のウーロン茶- 北大路京 ...俳句214-1-11
歌詞も音程も違っている- 北大路京 ...自由詩414-1-11
ギャフンと言おうとして舌を噛んだ- 北大路京 ...自由詩414-1-11
綱渡り芸人から飛行機になって飛んでいく- ichirou自由詩6*14-1-11
風の一日- 服部 剛自由詩514-1-10
新緑- あおば自由詩12*14-1-10
はつ雪さんぽ- 八布自由詩914-1-10
こころの種- 梅昆布茶自由詩22*14-1-10
桃色の港- 白雨自由詩214-1-10
新聞紙- そらの珊 ...短歌1314-1-10
Note- 佐藤伊織自由詩414-1-10
七日粥それより死んでどうするの- 北大路京 ...俳句214-1-10
こじらせて人生が終わった- 北大路京 ...自由詩414-1-10
お月さま- Lucy自由詩24*14-1-9
つんのめりラプソディ- ichirou自由詩4*14-1-9
バイキング料理- イナエ自由詩8*14-1-9

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