生き恥を晒し合って空が青い
夜、檸檬は乾いた
ソーダはふにゃふにゃにすきとおって
青ごしに見た君は
僕のかたちにくり抜かれている
夜が
街のかたちに染まるように
いったいどれくらいのなみだが流れたろう
街角 ....
濡れたアスファルトに夜が映る
泣いているような夜の顔
ネオンの化粧が滲んで行く
綴った言葉は今朝もまだ濡れていた
光と音/朝のピンで留められたまま
すべての顔が微笑んでいるわけではない
....
知らないうちに仇とられていた
カレンダーを貼った位置が低い
等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた
街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
ラジオから
音楽が流れている
朝の光が窓から差し込んで
世界がうんと美しく見える
女らしさや、男らしさが
ちりぢりばらばらに散らばって
混ざり合ったその向こうの
いや何にも混ざり ....
MRIに写った骨に
ほんの少しの ヒビ在り
しばし見入る
ヒビは歌わない
ましてや笑わない
責めたりしないし
冗談も言わない
財布の心配もしない
後悔もしない
原因があって
結 ....
{引用=
少しためらい
端座する
永いあいだひらくことのなかった
古い三面鏡
鏡のなかに{ルビ生=お}う
まよいの雪雲は、ひろがり
僕は、人らしくあろうとし、
ど ....
僕はもう死んだことになっている
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた
※「松島の月まづ心にかかりて」芭蕉
ー崖の上から延びる松の枝
その先に見える月と海
回復できないクラゲが漂う水面に
揺らめいているのは風の溜息か
天空にはクラゲの昇天 ....
tegami
手紙は来ない
無名戦士の墓に春が訪れ
風が花びらをそのうえに散り敷こうとも
ときどきその墓標を濡らした雨があがり
空をよこぎるように虹が橋を架けたとしても
乙女た ....
天秤棒を肩にかけ
目の前に{ルビ提灯=ちょうちん}を
背中の後ろに釣鐘を
ひょい、と担いだ布袋さん
日々の仕事の重さをも
ひょい、と上げ
仄かな明かりを灯しつつ ....
それは現代詩
たぶん現代詩
祝!現代詩
頭痛に現代詩
ごっつ現代詩
馬の耳に現代詩
目.肩.腰に現代詩
とびだせ現代詩
ストップ現代詩
主演現代詩
脚本現代詩
監督現代詩
近日 ....
海底の遺跡の上に初時雨
レールがなくて芝生にころがっている
ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい
たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ....
バニラはひとりでひびわれて
かわいた白い絵の具に似てる
さようならをするときに
呼んでほしい名前があった
この世に難しいことなんてひとつもなかった
手に入れたいものもひとつもなかった
....
春に冬眠
オープニングからサライ唄っている
プライドや
スキルや
イデオロギーといった
後付けアイテムで体裁を整え
何層にも膜を張って
“ ハッタリ ”という殻で
コーティングしたら
実物より
やや立派に見えた
だが
....
あるインターネットサイトで「もしあなたが、一日だけ可愛い女子高生になったらなにをしますか」という記事を見た。
マルキューで買い物?
美容院に行く?
ナンパされてみる?
いろいろ考えてみたけれど ....
陽のあたる書棚 憩う一羽の本
タランチュラのような手が二つ
美しい表紙を捕まえると
隙間なく閉じられた頁に太い指が滑り
弛緩した貝 白いはらわたよ
青く刺青された文字は星 ....
いつも待っている
誰かを
何かを
右手か
左手で
いつまでも招きながら
黄色い砂埃も
べたべたしたちっちゃな手も
酷い陽射しも
すぐに味がしなくなる憐れみも
....
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り
同じ具のおにぎりばかり買ってきている
周回遅れで先頭の気分
肉体が発酵したことを示すように
汗は一枚の流れる衣服として肉体を飾る
俺は文明やら責任やら愛情やらの硬い網から這い出て
大地というまったくの物質に物質として衝突する
ここには人間はいないし ....
言葉って ドミノに似ている
並べ方は無限
どんなに時間をかけて並べられた大作も
たった1ピースで壊滅
うまくいくかどうかなんて
最後はほとんど 運を天にまかせるレベル
言葉って プ ....
壮佑さんのおすすめリスト
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タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生き恥を晒し合って空が青い
-
北大路京 ...
自由詩
19
13-11-17
二酸化炭素
-
はるな
自由詩
11
13-11-17
週末の欠落
-
ただのみ ...
自由詩
17*
13-11-16
知らないうちに仇とられていた
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-11-16
カレンダーを貼った位置が低い
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-11-16
子供は風の子_大人は火の子
-
nonya
自由詩
25*
13-11-16
朝の光
-
うめバア
自由詩
12*
13-11-16
ヒビいった
-
そらの珊 ...
自由詩
15*
13-11-15
初雪
-
月乃助
自由詩
9
13-11-15
僕はもう死んだことになっている
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-11-15
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-11-15
海月ー2
-
……とあ ...
自由詩
12*
13-11-15
春二編
-
梅昆布茶
自由詩
15
13-11-14
布袋さん
-
服部 剛
自由詩
5
13-11-14
ようこそ現代詩地獄へ
-
左屋百色
自由詩
12*
13-11-14
海底の遺跡の上に初時雨
-
北大路京 ...
俳句
6
13-11-14
レールがなくて芝生にころがっている
-
北大路京 ...
自由詩
10
13-11-14
曲がり角のひと
-
たま
自由詩
25*
13-11-14
バニラ
-
はるな
自由詩
5
13-11-14
春に冬眠
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-11-13
オープニングからサライ唄っている
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-11-13
【_途上の人_】
-
泡沫恋歌
自由詩
21*
13-11-13
もしあなたが、一日だけ可愛い女子高生になったら何をしますか
-
アマメ庵
自由詩
2
13-11-13
朝の読書
-
ただのみ ...
自由詩
21*
13-11-12
招き猫
-
nonya
自由詩
18*
13-11-12
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り
-
北大路京 ...
俳句
6
13-11-12
同じ具のおにぎりばかり買ってきている
-
北大路京 ...
自由詩
1
13-11-12
周回遅れで先頭の気分
-
北大路京 ...
自由詩
9
13-11-12
労働
-
葉leaf
自由詩
4
13-11-12
言葉って(再び)
-
Rabbies Diar ...
自由詩
4*
13-11-11
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