陽炎や判子をつきて終わる恋 糸遊にからまる別れ話かな ドイツ語で弱音吐いた  春への憧れ


風の唸りとみぞれ雨 白激しくて雪から氷
春は名のみに 待ち待ちし
春への憧れ 今日終えて

春は来にけり 吾が庭に
仏の座母子草 胡瓜草姫踊り子草
さり気なき草々の ....
こぬか雨骨にしみいる寒さかな

春の雨歩みは遅く花遠く

想ふても雨に流され春の宵
微笑みを恐れて泣くなど愚かなこと
胸腔を吹きすさぶつむじ風は微熱をうばい
からころと鳴る胃が律動を求める

乾燥した真昼の道は
縄に括られた首を一心に手繰り
点々と続く血の跡を浮き上がらせ ....
 
月夜の桜にご用心

照らされた花吹雪に心をもっていかれるという

そんな夜はおひとりになりませんように



 
もうすぐやってくるものを迎えるために
部屋の配置を変える
“あるがままを受け入れる” それが存在の呟きだとして・・・
翼は鳥に似合う
「重いものを背負っていますか?」
おせっかいをやいてみる ....
コンビニの灯りに集まるクラゲを
殺し屋はすべて撃ち落とした
その間にも人は計画を作り続けた
幸せになることはとても簡単だった
書いたばかりの遺書を握りしめて子供が走る
町はずれまで行 ....
別に昆虫の話じゃありません
これは一種の開き直り
あなたは平和主義者ですか
わたしは違います

大仰に言ってみても
所詮 頭と胸
頭で知った理想を
胸にぶら下げて生きること
本音と建 ....
我が社に知的障害持った青年が入社した
長い期間研修で頑張って入社した
彼は我々の新しい仲間だ

18歳の彼は真面目で優しい
彼を見ていると
健常と障害の違いは紙一重だと思う

彼の ....
小枝の別れめに すごした雪が溶けかけている
のしかかられた小枝は いつも 問いはしない
さまよいながら 降り募る 重さにただしなり
折れたら落ちる 回る季節に巡りを てばなし
花芽を ひとつ連 ....
木蓮の近くに寄せる車いす 仕事のときは訛っていたよね そばつゆだったけど飲んだ 高戸橋から江戸川橋の間
神田川は桜に抱かれている

護岸に並んだ二百数十本の幹から
幾千の枝が
それらの枝はその幹の根よりも低く
深く
川面を抱きしめる

ビルとビルに挟まれた都心の ....
私に背中を見せたまま
茫然と立ち尽くしている人を
振り向かせたいから
静寂の悲しみを震わせるために
遠くまで聞こえるように
私は心を刻むのです


私の影に隠れてしまって
ひざを抱え ....
父がハーモニカを吹く
孫らに
子らに
万感の思いを込めて
「花の街」を吹く

私は父が奏でるハーモニカが好きだ
80歳になっても奥深い響きは変わらない
何十年経っても変わらない響き ....
放射冷却の夜があけて
風もなく
日中の気温は上がる

この穏やかな春霞
雪どけの水蒸気
あふれる陽光に
紛れ込んだ
毒の微粒子

笑顔に溶かした
敵意のように
言葉に塗られた殺 ....
夜明け
窓を開けると
空に明星が瞬いている

テーブルにこぼした煙草の灰を
手で掬いとっているうちに
夜が終わっていく

春先の
暖かい雨は降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ....
ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人 向かいのホームから出たのが最終電車だったようです フェンスよじのぼって夏つかまえた 明日は4つの家族が集まる

父母と2人の妹と私の5人の元々の家族
そして
今の私の家族と妹たちの家族が加わり14名

多分

母は元々の家族に酔い
派生した新しい家族に緊張し心配する ....
それは中毒性がありますといわれればきりがないし
さいしょから栓を抜いてしまえばいいだけの
それだけのことだったけど
すうねん前から君もわたしも
もの哀しい空気で肺をいっぱいにするのが
習 ....
自然の形成力と人間の矯正力が、大地の響きが錯乱する場所で渦を巻いて凝縮され、蓄えられたエッセンスが滴としてポトリと落ちた。農の滴は、嵐と豪雨と雷の飛び交う空の高みでひと時羽を開き、やがて人間と自然との ....    携帯は見ない
   家事はいっさいしない
   仕事のことは考えたくない

   窓も開けないで
   一日中 ボーとして
   無為の時を過ごしている

   病気じゃないけど ....
赤い星から届く光と熱を糧として成長した生命
闇に怯える幼い生命をやさしく照らす黄色い星
人は太古から赤い星と黄色い星を崇め慕い
年を数え 循環する季節を知り
様々な物語を幻想してきた

 ....
ああ!計り知れないメモリの揺らぎがムチと成す 刺激

悔しさではない 頼もしさと愉しさ 敬意に値する同じ縄張りのど真ん中で

 私は合掌している 知らず知らずに 指紋の行方を拝むほど
    ....
ショーウィンドウの前から
ふわりと剥がれた影は
軽やかにステップを踏んで
もうひとつの影にくっついた

大きな紙袋をぶら下げて
せかせかと動き回る影は
スマホを耳に押し当てたまま
 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽炎や判子をつきて終わる恋- 北大路京 ...俳句314-3-31
糸遊にからまる別れ話かな- 北大路京 ...俳句214-3-31
ドイツ語で弱音吐いた- 北大路京 ...自由詩514-3-31
サークル「群青」_課題「春」_『春への憧れ』- 木原東子自由詩9*14-3-31
雨三句- ……とあ ...俳句8*14-3-31
◎あぶく- 由木名緒 ...自由詩1014-3-31
ご用心- 殿上 童自由詩22*14-3-30
曖昧な一日- 空丸ゆら ...自由詩1514-3-30
simple_plan3- たもつ自由詩914-3-30
頭_胸_腹- ただのみ ...自由詩15*14-3-30
新しい仲間- ichirou自由詩14*14-3-30
巡花芽- 砂木自由詩16*14-3-30
木蓮の近くに寄せる車いす- 北大路京 ...俳句514-3-30
仕事のときは訛っていたよね- 北大路京 ...自由詩414-3-30
そばつゆだったけど飲んだ- 北大路京 ...自由詩3*14-3-30
桜/きっとそうするしかなかったのだろう- rabbitfighte ...自由詩5*14-3-30
触発- 寒雪自由詩814-3-29
音の和_春の和- ichirou自由詩1214-3-29
大気の中に- Lucy自由詩10*14-3-29
桜の樹の下へ- 小林螢太自由詩20*14-3-29
ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人- 北大路京 ...短歌414-3-29
向かいのホームから出たのが最終電車だったようです- 北大路京 ...自由詩814-3-29
フェンスよじのぼって夏つかまえた- 北大路京 ...自由詩314-3-29
サクラサク- ichirou自由詩614-3-28
なんてつまらないんだろう- ざらざら ...自由詩1014-3-28
農業- 葉leaf自由詩214-3-28
【_仮病_】- 泡沫恋歌自由詩20+*14-3-28
宙の三原色- イナエ自由詩9*14-3-28
貴様へ感謝の念を飛ばす- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-3-27
影の春- nonya自由詩20*14-3-27

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