あまりにデブのため
私の周囲の空間は歪み
歪みに落ち込んだものは
光ですら逃げ出せない
私の背後から
レーザーを照射すると
私に差し掛かったところで
光線がぐいっと曲がり
私に吸い込ま ....
人は、日々の食事を摂っています。  
心には(言葉の食事)が必要です。

もし、あなたが
本屋の棚に並んだ背表紙へ
伸ばした手を、引き寄せられて
開いた本の活字等の
一文字ずつを、よく視 ....
           頭を置き去りにして歩く、白い煙を道標として吐きながら
    灯りは思い思いに燈り、星のように曖昧な輪郭
      地面には産毛が生えている。泡立って固まった鍾 ....
君は僕という嘘をついて
僕という嘘の記憶を作った

君にとって僕は必要だった

君を守るため僕は必要だった

僕は君のためなら嘘でいいと思っている

でも
君が本当に信じるべきは
 ....


かけっこ

キャベツにきんぴら

ジャニーズの、可愛い男の子

雨の日

ドライブと掃除

のうぜんかずらと魚

青の色、そしてわたし

33年

ぴっちり生 ....
選択肢がない街の
未来図は完成しない

更新されることが前提だから
豊かさは新しさに両替される

> 懐かしさは噛み終えたら
> 紙に包んで捨てましょう
> それ ....
黒いアイリスは
男の喪に服した女だ

ジョージア・オキーフが描いた
花の絵は
どれも女の顔に見える
花が儚く美しいという概念は
もしかしたら幻想なのではないか
もうこれ以上
対象に接 ....
たとえば

おまえが
カップラーメンに熱湯を注いで
3分間ぼんやりと待っている間に
おれは
南太平洋まで行って
カジキマグロを一本釣りしてこよう

たとえば

おまえが
トイレ ....
証人を立てるんだ 例えば僕が今朝目玉焼きを食べたことについて しっかり覚えているし難しいことでもないんだけど でも証人を立てるんだ そのことが却って事実を不確かなものにするから 証人が必要なほど不確か .... 新しい言葉を綴ることは
新しい土地を開墾するように
そこへ種を蒔くように描いてゆくこと

自由を描くことは難しい
だれも自由の光をみたことがないから
それでも描こうとする

愛を定義す ....
嫌な顔されても嫁は最後までユリコをマダムスシと呼ぶんだ 心に咲いた花が枯れた ラムネ玉ごと飲んだ コレクションガラスビーズと君の息


雪の朝椿ぱさりと飛翔する


ふゆのよる星を逃がさずこおるみち


炭燃える唇染めたり溶かしたり


君が来る手紙が谷に落ちてゆく

 ....
聞き耳を立てていた

厳しい言葉の迫る気配に
責める言葉の
迫る気配に

聞き耳を立てて
いた



口裏を合わせていた

障りのない言葉をえらび取り
結論付けない ....
きさらづあたりの
すずもりたけやぶ
南無阿弥陀仏の
證成寺(しようじやうじ)

しよつしよつしよつじやうじ
しようじやうじの庭(には)は
たぬきあつまり はらつづみ
つきよに 和尚(を ....
そいつは道の真ん中に転がっていた
雨の日だった
合羽を着て自転車を漕いでいたので
私の視界は悪い
遠くから黒い物体が見えた時
壊れた黒い雨傘だと思った
もっと近づくと
黒い長靴に見えた
 ....
むかし 納屋の整理をした折
古箪笥の引き出しを開けると
中が炊きたての赤飯でいっぱいだったことがある
春の川でとれた蟹の甲羅を剥ぐと
どの蟹にも赤飯がぎっしり詰まっていたこともある
それから ....
寒鮃要らなくなった冷蔵庫 イケてる奴につけられた変なアダ名 絶対零度より冷たい瞳で見られた 七夕飾りを作った
網飾りと提灯をつけた
短冊を書いてヴェランダに飾った

あいにくのくもりぞら
空を見る気にもなれず
意味のないTVドラマを観た

ヴェランダで妙な物音がする
カ ....
 すこし混む電車の中
 イヤホンから囁いてくる音楽
 あのひとも 立っているあのひとも 違った音に
 こっそり囁かれている
 快速急行は両窓の景色と景色を
 後ろへ後ろへ ....
こよみが裏切られ
木々は途切れ
老いた田園に
祈りを帯びた青い雲
荒れ果てた放棄地に
にがい風はとどまる
ちいさな歌を弔うため
花の名前を指折り
陽射しを受けとめる
古い石積み
繰 ....
遠く流れた 月の海に
翡翠を ゆっくり 浮かべたら

親不知 弧知らず
抜いた歯が 葉の上 露と きらりんこ

もう 忘れたわ 過去のことなど
琴など弾いて はずみます

 ....
薄暗いその部屋で わたしの足にそれは抵抗した

拾い上げると白いおりがみ

おりがみだと思い込んだのは それが真四角だったから

左下に気持ちの悪い折り目がある

不幸なことに 左下  ....
髭を抜き兄が姉へと変わりゆく中央線の電車内なう 無理してヒップホップ聴く 綾鷹を選べない舌がある 近くに鉄塔がある。
中2病をこじらせたひとさし指が液晶にふ
れる。ほぼ同時に鉄塔から飛び降り自殺す
る現代詩。見てた。砕け散る言葉。耳をす
ませば耳がちぎれる。中2病の耳に念仏。
唱える。中 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブラックホールと呼ばれて- 花形新次自由詩314-1-30
言葉の食事- 服部 剛自由詩6+14-1-30
(頭を置き去りにして歩く、)- tomoaki.t自由詩3*14-1-30
僕は君の嘘だった- ichirou自由詩6*14-1-30
たんじょうび- フユナ自由詩7*14-1-30
35_41_22_N_139_41_30_E_2014- nonya自由詩15*14-1-30
閉経- そらの珊 ...自由詩24+*14-1-30
カップラーメンができあがるまでの間に- 大覚アキ ...自由詩614-1-30
twitter- 葉leaf自由詩314-1-30
新しいノート- 梅昆布茶自由詩27+14-1-30
嫌な顔されても嫁は最後までユリコをマダムスシと呼ぶんだ- 北大路京 ...短歌314-1-30
心に咲いた花が枯れた- 北大路京 ...自由詩714-1-30
ラムネ玉ごと飲んだ- 北大路京 ...自由詩314-1-30
かわいいおまんじゅう- ふるる川柳6*14-1-29
放射冷却- 千波 一 ...自由詩614-1-29
たぬきばやしがきこえる- ……とあ ...自由詩6*14-1-29
【_どこへ_いった?_】- 泡沫恋歌自由詩20*14-1-29
赤飯三題- 春日線香自由詩514-1-29
寒鮃要らなくなった冷蔵庫- 北大路京 ...俳句214-1-29
イケてる奴につけられた変なアダ名- 北大路京 ...自由詩414-1-29
絶対零度より冷たい瞳で見られた- 北大路京 ...自由詩714-1-29
乞巧奠- 藤原絵理 ...自由詩3*14-1-28
キミも_ともだち。- ヨルノテ ...自由詩714-1-28
即興、はじまりの場所で- 橘あまね自由詩714-1-28
キバナコスモス- 藤鈴呼自由詩5*14-1-28
おりがみ_くらやみ- 芦沢 恵自由詩28*14-1-28
髭を抜き兄が姉へと変わりゆく中央線の電車内なう- 北大路京 ...短歌314-1-27
無理してヒップホップ聴く- 北大路京 ...自由詩314-1-27
綾鷹を選べない舌がある- 北大路京 ...自由詩214-1-27
転校生- 左屋百色自由詩6*14-1-27

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