つまづく者を 見守る者は
つまづくことで何かを 掴んで来た者たちだ
つまづかないよう 見守る者は
つまづく度に何かを 失って来た者たちだ
石造りの壁に つながれたなら
不貞腐れてる間に ....
帰宅する
幹線のJRの駅から田舎電車に乗り換え
一五分ほど奥まった田舎の駅
そこが自分の住む家の最寄り駅である。
妻と子が二人、義父母二人
六人が暮らす自分の家だ
自分の父母は随分 ....
残雪や父を庇いて沈黙す
人も街もかわって帰らぬ日々
トヨタのワゴンに乗って
ネトウヨの車にのって
おれは回転寿司へむかう
雪はころげつつ
ワイパーにそってふっとぶ
おれは結晶を見るのをやめて
プラスチックボードの
ポリエステルの埃と
フ ....
お好み焼きや焼きそばを食べるとき
ちょっとご飯をひとくちふたくち
甘い粒々がほこほこ踊る
毎日食べているのにびっくり咀嚼する
私はものぐさなので
精米技術の進歩
お米はすすぐだけ
ボ ....
花束を君に贈ったのは夏が終わる頃だった
小首を傾げて微笑んだ君との時間をを僕の心の壁にかけてあるんだ
何を約束したのか忘れてしまったが
秋の訪れとともにそれは緩く解けて雲に流れていった
....
今日のために
昨日を生き
明日のために
今日を生き
夢のために
明日を生きる
でも
私は知っている
昨日も今日も明日もつながっていることを
だから本当は昨日も今日も明日も ....
ここにはない
何も踊らない
ただ搾り出された絵具のように
眠たげな静物だけ
わたしの中か
わたしの外か
楽しげな人の姿が
ゆっくりと薄れ消えて行く
古いスナップ写真が
毎 ....
それはなかったことにして
ではなく ないことにして
これもなかったものと泣き
いや ないものと叫びたいだけで
火の粉が夜空を浮遊する
仰ぎ見るわたしの口 ....
眠れ
眠れ
いまは
亡き者よ
眠れ
遠くへ
遠くへ
行って
そこで
眠れ
もう
帰る
ことの
ない
遠くで
眠れ
眠れ
....
会いたい人がいるはずなのに
会わなくても生きていけて
なんとなく煩わしさを感じてしまって
地方から東京に出てきて
祖母とも叔父とも疎遠になっている
わたしは健 ....
藍色など
群青色などと言って
壊れないで下さい
星が点滅する
或は惑星、
と言うか
全ては夜の表に光っている
私は私の肌色を光らせて
草原の上
月の下、
或は上
....
はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ
かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
湿度を感じ 曇り空を此処に降らし
その灰色に害されない豊かな今の心を嬉しく思う
なんとものんびりとした時間を過ごすのだろうか
感謝は想うだけでは罪 そのようにも感じる
世の中に何が出来 ....
開け放った窓からカーテンがあふれだしたからオルガンを弾いてともだちと身体を絡ませておどる/まだ子供なのになつかしくなるような錯覚/点滴があと少しでおわるから看護師さんを呼んで/丸い体の看護師さ ....
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描いた
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている
私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い
このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら
ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
小さいころ、春になると
ばあちゃんと手をつないで
つくしを摘みにいった
いつも風が強くて
河川敷にはいっぱい
つくしが伸びていた
シャツにてんとう虫をつけて
ビニール袋につくしとタンポポ ....
そして
げんこつが口から出なくなっている
そして
窓もない玄関もない俺の部屋
そして
掃除してエアコンつけて誰もこない
そして
スロー再生しておっぱい見えない
そして
口裂け女の胸を ....
現代詩フォーラムという場所に限定していえば、ここに投稿されるいわゆるネット詩と呼ばれているものは膨大な数が毎日投稿されている。
タイムラインはよどみなく更新される。一日開かないだけで、ひとつの詩は一 ....
よく晴れた朝
新しい職場へ向かう
昨日の特訓で疲れているけど
今日も頑張れる
覚えなくてはならないことがありすぎて
頭がぱんぱんになる
あまり眠れなかったけど
ちょうどいい緊張感だ
....
【いとおしい 石】
真新しい制服をきて
さあ これから はじまりますよという玄関で
籠の鳥が けたたましくないていたから 鳥にも
ありがとう 入学してくるねって 声をかけ
ただいま ....
手賀沼やキラリ水面に春来たり
菜の花や見舞いの窓に陽の光
紫雲英田にブルドーザーが向かいけり
よくしゃべる星空に相槌を打つ
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている
短い夢の中で
大声で泣いた
会いたかった
探した
追いかけた
夢の中では
心が息を吹き返す
例えば
一日の疲労にゆらゆら身をまかせ
バス停まで歩く道
夕焼けでもない
うす曇り ....
今日は昼過ぎ、らーめん萬亀まで散歩に行ったら、いつもは行列なのに余裕で座れた。もしかしたら、昨日の夜、土崎のつけ麺店がテレビで紹介されていたので、そちらに流れたのかもしれない。
それはそ ....
壮佑さんのおすすめリスト
(5223)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つまづきの歌
-
クナリ
自由詩
7*
14-3-27
不安−詩想との訣別
-
……とあ ...
自由詩
17*
14-3-27
残雪や父を庇いて沈黙す
-
北大路京 ...
俳句
4
14-3-27
人も街もかわって帰らぬ日々
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-3-27
ネトウヨの車にのって
-
構造
自由詩
3
14-3-27
ご飯を炊く
-
灰泥軽茶
自由詩
13
14-3-26
約束
-
梅昆布茶
自由詩
17
14-3-26
昨日と今日と明日と
-
ichirou
自由詩
10*
14-3-26
死を装う春の詩
-
ただのみ ...
自由詩
18*
14-3-26
赤い空_________「群青」四月課題『嵐』出品
-
芦沢 恵
自由詩
24*
14-3-26
三月の子守唄
-
岡部淳太 ...
自由詩
9
14-3-26
東京女
-
中山 マ ...
自由詩
7*
14-3-26
エンジン
-
水衣
自由詩
6
14-3-26
イタチ
-
イナエ
自由詩
18*
14-3-26
他愛のないかけがえのない
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
13*
14-3-26
ミルク色の病院ダンス
-
ざらざら ...
自由詩
13
14-3-26
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描 ...
-
北大路京 ...
短歌
4
14-3-26
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-3-26
私の顔
-
ichirou
自由詩
12*
14-3-25
つくしの佃煮
-
末下りょ ...
自由詩
12*
14-3-25
禁断の北大路京介引用詩
-
左屋百色
自由詩
15*
14-3-25
【HHM2参加作品】「旅立つということについて」小林青ヰ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
8*
14-3-25
バイオリンを弾く猫の絵のついたマグカップ
-
Lucy
自由詩
22*
14-3-25
いとおしい_石
-
るるりら
自由詩
18*
14-3-25
春二題
-
……とあ ...
俳句
10*
14-3-25
紫雲英田にブルドーザーが向かいけり
-
北大路京 ...
俳句
2
14-3-25
よくしゃべる星空に相槌を打つ
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-3-25
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-3-25
短い夢
-
Lucy
自由詩
11*
14-3-24
秋田散歩
-
小川 葉
散文(批評 ...
4
14-3-24
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