父の死後 葬式が終わった次の日から
働きに出た私を 奇異の目で見る人もいた
供養が足りないと 言う
しかし 私は働きにでて良かったと思う

泣いてもわめいてもどうにもならないのだ
日常を取 ....
イニシャルを入れたセーター着てる犬 朝時雨海を見下ろす展望台 君の目にうつる月 一分 二分 爪先で弾く夏
くちびるに影法師
背中のロンド
ラムネ壜に閉じ込めて

水の匂いのする靴音
いいえ あなたの声色
雲間に擬態する日だまり
いいえ あなたの胸元

飛び跳ねた水の中 ....
ダミ声が響き疎らな拍手が起こる
ここはカラオケ酒場 僕の安っぽい人生だ 磨り減った歌詞を磨り減った人間が歌う
僕にはお似合いの場所 ここも例に洩れず高齢化が進んでいるが
今の老人はまあ元気だ  ....
サラッとしたワインの水感に そんなつもりでは無かったのだが 安いからなと独り言

一粒一粒 ていねいに
大地の祝福を受けた 柔らかな皮膚の中に有る夢を取り出す

ゆめ

お酒飲む夢…見て ....
海の縞模様が 砂の城に 住んでいます。
幸いなことに 泣き方をしらないのです。
今も絶え間無く砂が この街に注がれ続け
この部屋の容積も 埋められて います。


元居た場所を け ....
静かな墓標に、白い午後を過ごす日。

紋黄蝶の舞う向こうを眺める。音も立てず、声も出さず。

心の時計が動き始める。
遠い日々の想い出は
端からゆるやかに欠け落ちて
ときめきや痛みばかりが
消え残る

懐かしい山々の稜線は
暗く沈殿していく記憶の底で
鮮やかな結晶となって
溶け残る

彼方を眺 ....
表札にあなたの名前載せてたらいつか帰ってきてくれそうで ため息曲げられている 愛に深さがあるのか  

何時の頃からか詩が化けている
病身の助けになればと書いてみた
介護詩は気味の悪い怪語詩に
看護詩はよく解らない漢語詩に
理学療法詩はまさかの自爆消防詩だ
イガ栗養蜂詩になりたいと打 ....
  汽車にのって
  なまぬるい水筒にぼくは口をつけた
  鞄からとりだしたおむすびは少し
  いびつな形にへこんでしまった
  ほおばりながら見まわしてみるけれど、
  このなかに ....
夜中に
なき声が聞こえた気がして
目が覚めた

流れ星がいま落ちた

祈りの声が
夏の夜の
そこかしこから
聞こえた気がした
百年の間には
どれくらいの人が土に還ったのか
誰にともなく問うと
最近は火葬ばかりだから
それほど多くはないんじゃないか
と答えが返ってくる
縫い物の手を止めて振り向けば
ねぎ坊主がぐら ....
夜からの雨は
屋根を洗って海へ抜けた
わたしは誰もいない店で
外で吠えている犬の声を聞きながら
小僧のように座っている
なにもすることがないとは
お客が来ないとは
本当にかなしいものであ ....
雨祈祷くびれた腰のラインかな 角を曲がると私が消える 貶してから褒めるつもりだった  まっピンクゴール裏
 アジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント一回戦一発勝負
 ダービーの息はずっと過呼吸
 おぉ バモス セレッソ
 セレッソ セレッソ バモス セレッソ
 おっおっお ....
果たされない約束が遠のいてゆく
博愛は封印されて
初夏の風鈴のように ときに
さやかに りん、と在るを語るでもない

ゆく道は涯てを知られず
帰り道はすでになく
芥子の花のうなだれて
 ....
ここに
コンクリートの破片がある
砂と水を固めて
作られた人工の石たち

人が集う会館になり
公園の遊具になり
学校の名を刻む門となり
新しい道となり
駅となり
小さな島に架かる橋 ....

わたしの水筒は
風邪をこじらせて
夏がくる前に
しんでしまった
(ヒマワリのたねを四粒入れて
からからと振ってやる)
からん
からん
からん
からん
(あっけないほどのあ ....
小春日や昼間から呑む京美人 ブリリアンカットにしてやろうか 君に会ってから空が青い あい色ごしに赤をみて、
まばたきごとに星が降った
あんなにとおい星どうしが
かちかちと鳴りあうのも聞こえたよ

草は草なりに濡れ
砂はひと粒ごとに熟れて
笑いあうのが世界だね

 ....
酷い話だ
身内が横たわっていても
涙一つ出やしない

酷い話だ
悲しくならなければいけない
と自分で言い聞かせても
涙一つ出やしない

酷い話だ
死に顔をじっくり見ても
とて ....
壮佑さんのおすすめリスト(5202)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
父さん- 砂木自由詩26*13-7-7
イニシャルを入れたセーター着てる犬- 北大路京 ...俳句3*13-7-7
朝時雨海を見下ろす展望台- 北大路京 ...俳句5*13-7-7
君の目にうつる月_一分_二分- 北大路京 ...自由詩213-7-7
mermaid- 佐東自由詩10*13-7-6
ただいまカラオケ中- 梅昆布茶自由詩913-7-6
ガラス瓶の惑星- ぎへいじ自由詩13*13-7-6
砂の中の海- るるりら自由詩25*13-7-6
在るイメージⅡ- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-6
星座- nonya自由詩22*13-7-6
表札にあなたの名前載せてたらいつか帰ってきてくれそうで- 北大路京 ...短歌213-7-6
ため息曲げられている- 北大路京 ...自由詩413-7-6
愛に深さがあるのか- 北大路京 ...自由詩413-7-6
詩人の孤独死- ただのみ ...自由詩31*13-7-6
汽車にのって- 草野春心自由詩913-7-5
流れ星がいま落ちた- 小原あき自由詩8*13-7-5
ねぎ坊主- 春日線香自由詩313-7-5
店番- 春日線香自由詩713-7-5
雨祈祷くびれた腰のラインかな- 北大路京 ...俳句1*13-7-4
角を曲がると私が消える- 北大路京 ...自由詩813-7-4
貶してから褒めるつもりだった- 北大路京 ...自由詩313-7-4
声は凱歌を歌う前に- 平瀬たか ...自由詩8*13-7-4
偽熱の午後- もっぷ自由詩813-7-4
破片- そらの珊 ...自由詩18*13-7-4
夏の日めくり- 佐東自由詩10*13-7-4
小春日や昼間から呑む京美人- 北大路京 ...俳句1*13-7-3
ブリリアンカットにしてやろうか- 北大路京 ...自由詩413-7-3
君に会ってから空が青い- 北大路京 ...自由詩1813-7-3
りょんちゃん、たべかすがついているよ- はるな自由詩913-7-3
酷い話- ……とあ ...自由詩20*13-7-3

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