愛しかないと言うしかない 11:11も22:22も時計と目が合った 料理上手なエア彼女がいます 嘗て
王国があったとか
そんな話を
あなたの中耳に
棲みついている
遠浅の潮音が
夜毎
瞼の上の白い渚に
刻みつけようとするのだけれど
水分を含んで
重たくなった夏服を
わたし
 ....
夏のくもり空は ぽぽち
雀のほっぺほどの ぽぽち
何だか眠くて ぽぽちぴ
鼻奥がのーのー詰まって来る

太陽も今日はカンバン
食器棚のおちゃわんの高台の中
ぐっすり眠ってるんじゃない?
 ....
線香の匂いが漂う軒先で、手持ち花火を子供と遊ぶ。
そのうち妻も加わって家族三人花火を遊ぶ。
色とりどりの花が咲き、子供の顔に笑顔が浮かぶ。
隣の家の縁側で寝ていた猫が咳をする。

はしゃ ....
きみのゆかた姿が見たくって 誘った夏の金魚花火 まつりの雑踏の中に 大好きなきみのうなじ

手と手をつないでぶらぶら歩く でも知ってるんだ きみが想いをよせてるひとは俺じゃないって

いとしの ....
極楽や照らせば光る{ルビ蜚蠊=ごきぶり}も

持続可能な崩壊、夏。

botにも陰日向あり半夏生

汝が前の妖かし涼しくて夜更

真夜中のデパート小袖の手はゐるか

座敷ぼこ居ら ....
      あつい雲に夜空は覆われ
      月の光がとどきません
      それでも夜空をみあげ
      かすかな光を探すのです
      愛を謡う千の夜がありました
    ....
ガードレールに捲きついた
細い蔓植物が雨にたたかれ揺れている
雨はそれほど強く降っていた
たぶん汗なのだろう、額から頬にかけて液体が流れ落ちている
さらに背中は液体で飽和され
まるで別の ....
三尺寝とあるラジオの夢を見る 女性がやる心理テストだったのか 俺が死ぬと生態系が崩れる 蝉の話を
してあげよう
焦がされるまで
力のかぎり

蝉の話を
してあげよう
身体をふるわせ
夏を生きる

きみを
やさしく包みこむ
ていねいな
風通しのよい
午後の産着の ....
幼い子供達とはあまり遊んだことがなかった 家のローンがのしかかっていた

人生でもっとも不要なもののために 一番大切なものをないがしろにしていた

時代の風は遥か家族の上空を吹き過ぎて行ったさ ....
 ところで洋子のことだと思いながら
 お父さんは鉄板上のオムソバを前にしている
 オムソバを最初に発案した人は神様じゃなかろうかと
 焼きソバを卵で包むという所業など
 もはや神の領域に達して ....
どこまで行っても焼けた道が続くものだから
どうにもやりきれなくなって
木陰で休んでいる行商に暑いですね
魚ですか? と聞いてみる
おばあちゃんはにこにこして
なまこを売りよんよ、と氷を敷き詰 ....
スパイシーソース焼きそば大暑かな 大暑来る戻ってこないブーメラン 月は何色でもない 憂いでも
蔑むな

笑っても
嘲るな

怒っても
憎悪を飼うな

泣いても
己ばかりを憐れむな

楽しめ存分に
できることなら誰かと一緒に

叫べ
耳は塞がずに
 ....
年寄り病気の金魚をドブへ流した
最後ぐらい川で自由にと母は言った
反論したけど決定事項、せめて幼い弟が気付かないよう
油の浮いた黒い水に沈むのを黙って見ていた

空いた水槽には、父が買ってき ....
{引用=
文月二十日
 解剖のひつようもなく
 わたしの うちに
 命の 砂時計の残りをたしかめる日


オメデトウ 
 オメデトウ


神々が休むことのないように
 あゆみを ....
蛇口をひねると水が出た

コップから溢れても水は出続けた

いつからかそれが当たり前になり

有り難みも薄まってしまった


母を頼ると愛をくれた

母は無償の愛を与え続けてくれ ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物

それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ

オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく

生命の慈し ....
変わらない日なんてない
水溜まりは乾き
草は地面を覆う
飛ぶ鳥は雲を追い
日は速度を落として沈む

変わらない日なんてない
日記は二日で書かなくなり
アルバムは途中から白紙のまま

 ....
がたたん
ごととん
外は
いつのまにか暗く
ここまでは来たことがある
という駅を通り過ぎて
全く
知らない場所

予想通りの
小さな駅
どこで降りても
スーパーがあって
コン ....
チェス盤の上に真っ赤な林檎置きキングを殺す君の無邪気さ エルメスとシャネルにコーチブルガリを買い占めたあと『うたつかい』読む さよなら切り取って積み上げている
壮佑さんのおすすめリスト(5223)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛しかないと言うしかない- 北大路京 ...自由詩313-7-26
11:11も22:22も時計と目が合った- 北大路京 ...自由詩613-7-26
料理上手なエア彼女がいます- 北大路京 ...自由詩513-7-26
伏流水- 佐東自由詩8*13-7-26
ぽぽち- salco自由詩5*13-7-25
家族花火- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-25
金魚花火- 梅昆布茶自由詩1213-7-25
夏の焚き火- 佐々宝砂俳句413-7-25
月光- 石田とわ自由詩16*13-7-25
amaoto- 山人自由詩5*13-7-25
三尺寝とあるラジオの夢を見る- 北大路京 ...俳句313-7-25
女性がやる心理テストだったのか- 北大路京 ...自由詩513-7-25
俺が死ぬと生態系が崩れる- 北大路京 ...自由詩1513-7-25
蝉の話をしてあげよう- 佐東自由詩8*13-7-24
家族の肖像- 梅昆布茶自由詩1213-7-24
木枯らしお父さん- 平瀬たか ...自由詩10*13-7-24
なまこ料理- 春日線香自由詩3*13-7-24
スパイシーソース焼きそば大暑かな- 北大路京 ...俳句213-7-24
大暑来る戻ってこないブーメラン- 北大路京 ...俳句213-7-24
月は何色でもない- 北大路京 ...自由詩613-7-24
政治家にはなりたくない- ただのみ ...自由詩18*13-7-23
かわいい金魚- フゥ自由詩3*13-7-23
文月の紙ひこうき- 月乃助自由詩13*13-7-23
母なる湖- 中村 く ...自由詩7*13-7-23
天空の魚- 梅昆布茶自由詩913-7-23
変わらない日なんてない- 小原あき自由詩10*13-7-23
知らない人と- チアーヌ自由詩1113-7-23
チェス盤の上に真っ赤な林檎置きキングを殺す君の無邪気さ- 北大路京 ...短歌713-7-23
エルメスとシャネルにコーチブルガリを買い占めたあと『うたつか ...- 北大路京 ...短歌213-7-23
さよなら切り取って積み上げている- 北大路京 ...自由詩313-7-23

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