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 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る



 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して



 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ ....
 ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で


 衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ


 気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる
 ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ....
{引用=嬰子の褥


闇のひとつ奥に蠢動する白光体がたしかにあった
血に焼かれた嬰子が視えない手のひらに止まって
私の身体に続いている
いやへその緒はぜんまい状に闇に溶けて
それはもうわ ....
わかちあう わたしは
みんな わたしたち

花をわかち
春をわかつ

街をわかち
ふるさとをわかつ

笑い声をわかち
淋しさをわかつ

本をわかち
音楽をわかつ ....
散ったさくらを 追いかけて
やさしい手のひらが咲く


痛みも 悲しみも 別れも
あなたのくれたものなら


何一つ手ばなしたくは
ないのですが
 



白い手のひらにのせて
すべ ....
暑いでもなく 寒いでもなく 
気温という言葉の存在すら忘れ 柔らかな光につつまれる春心地

昨日まで鈴なりに咲いていた桜花は 「全ては夢だ」といわんばかりに姿を消し
雀を思わせる褐色の枝々の ....
毎日 ベタベタするのはニガテ

ランチ食べるのも 映画見るのも
買い物行くのも 小旅行だって
ひとりの方が気が楽だったりする

メールの返信だって 律儀な方じゃなくて
よく心配か ....
わたしは、ここ 
あなたは、そこ

この距離は因果律
決して縮まることはない


時間はいつも嫌になるくらい前向きで
振り返ってはくれないから

誰もが桜の空を仰いでいる ....
「ねぇ。」
「ねぇ、キミ。」
「ねぇ、ねぇキミ。」

無限廊下の、うさぎいすが鳴きました。
淋しいうさぎいすは、死ぬのです。



無限廊下に並ぶのは
無限個数のうさ ....
足元に広がる
春の柔らかな
日差し
言葉と色にあふれたふきのとう

心に焼き付いて忘れられない

こんな時
うまい言葉が浮かばなくて
あなたに贈る一枚を千枚めくって探す


ゴールデンベル
春を運ん ....
壮佑さんの夏嶋 真子さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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翠雨- 夏嶋 真 ...短歌28+*10-6-15
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
ソレイユ- 夏嶋 真 ...自由詩22*09-5-7
「嬰子の褥」返詩_胎児のわたしから母へ- 夏嶋 真 ...自由詩30+*09-4-28
わけあう- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...15+*09-4-18
ハナミズキ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-4-16
幽霊- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...7*09-4-11
なんとなく- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...18*09-4-7
四月一日より五月一日へ- 夏嶋 真 ...自由詩16+*09-4-1
無限廊下の、うさぎいす屋- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10*09-3-21
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