ひとりかくれんぼの横で ひとりだるまさんがころんだ
ひじきを煮付けていて
鍋の中はまっくらやみの夜
手を差し入れればぐいとつかむものがあり
イヤダイヤダと言っているうちに
連れて行かれた海の底で
おまえはうみうしになる
立派なうみうしになれ ....
夜空に
虎たちはみごとな円を描いた
あなたが笑ったので
電波は世界のすみずみを叩いた
たくさんの点で構成されるあなた、
膨大なたんぱく質で構成されるあなた
この世のなにかが
まぼろし ....
そら
くう
から
空
変換キィで
世界は変わる
くうですか
くうですね
ひとしくみんなくうになってゆきました
昨晩はよくふりましたなあ ざんざばらん
おかげでからっ ....
ハリー・ポッターと便秘症のカズコさん
ハリー・ポッターとお父さん不整脈の予言
ハリー・ポッターと快適床暖房
ハリー・ポッターと殺人おむすび最後の戦い
ハリー・ポッターと白菜ジュース早搾り大会
....
後光射すよに見えると思い君の西へとまわる夕
あきあかね六角形の化学式
ペンネームが不細工
錬金術者が月面裏に潜んでいるのが 映っている
巧みに調合をさせた 得体の想像に皺の夜 眉間
悩み試案の中のフラスコと月中枢
媚薬を小指で混ぜる 雲は実験からの煙 燻らすうてな
一番深いク ....
130819
酷暑の首都高渋滞発生中
エアコン壊れたオンボロ車の中で
熱風扇ぎ炎熱地獄を味わいながら
イライラしても始まらな ....
くびれ白く膨らんだ夢
濃く陰りうごめく野心
頬を染め淡く恋ごころ
わんわん泣いた幼子の
なみだ上った夕暮れの
隙間に射した金の細糸
重なり競う夏の雲たち
空も狭しと見 ....
箱舟に乗れる歌人はふたりまでひとリは少女ひとりは熟女
五段変速の自転車が三段変速の自転車をバカにしている
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い
信州の古城の櫓跡から
千曲川を眺める
川面の風景の上には
大きな空が広がり
風が吹きわたる
風に膨らまされた空は
何も言わず、僕の頭上にある
古戦場の舞台となった古城
望める山 ....
うちわであおがれひざ枕
これにまさる涼はなし
お礼に西瓜でも切ろうかしら
どうすれば僕は
急坂さえも一気にのぼる
機関車男になれるだろうか?
この腹に内蔵された
エンジンの蓋を開けたら
思いの他にぼうぼうと
炎は燃えていたのです ....
君に勝たせてあげよと出したチョキがそのまま縁を切り
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている
おまわりさん見るたびに敬礼している
住む人の居ない
山の墓地
お盆には賑やかに花々が供えられている
生まれ故郷を訪れた人の形跡が
風に揺れる
たった今まで
誰かがそこにいた証拠
ロウソクの炎が
消え残り
線香の ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた
指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
Gからはじまる朝テンションコードのうえで踊るコーヒータイム
断裂の金属弦のはじける悲鳴うたが終って反転する夏
ジョンレノン忌 愛こそはすべてを歌う夜 ニューヨークの夏は優しい
アスフ ....
始発列車 踏み切りが閉じた音
僕は目覚める 憂鬱な今日の始まり
オレンジとパンケーキ
よく冷えた牛乳
彼女の作った朝食は 今日も美味しかった
僕は十五日の正午
お星様 ....
ご馳走になった
そらまめとエビスビールを思い出し
テトラパックのそらまめと
エビスのロング缶を
セブンイレブンで買って来て
ホタルしながら
ひとり送り盆
わたしも ....
葬儀屋からダイレクトメールが届いた
人形供養の案内状である
そうだ そうだ おもいだすなぁ
遠の昔は 昭和初頭
二人の妹たちが 愛玩 ....
そらみみさまのみみはききちがいのみみ
空気踊るくらいあつくなつく夏の夜
ジャンキー頭は
つぎはぎだらけのだらけたことばばっかり
思い浮かんで
へらず口あきれるくらい
生ぬるい唇ふやけて ....
あなたの立てたポストは脆く
内も外も、やまない雨に濡れそぼつ
底冷えに、這いつくばった無音の小部屋の
差込口は狭く
取出口は固く
錆びた金具
動かない
こころの番地(アドレス) ....
あくびをしたら
なみだがポロポロでてきた
いまごろあなたの
町ではどかんどかんと花火だろう
強がってみたけれど
ふたりで花火見上げたかった
たくさんの写真の
....
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
壮佑さんのおすすめリスト
(5201)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
ひとりかくれんぼの横で_ひとりだるまさんがころんだ
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-8-21
夜中の生き物
-
春日線香
自由詩
2*
13-8-21
まぼろし
-
はるな
自由詩
9
13-8-21
あおいそら
-
そらの珊 ...
自由詩
24*
13-8-21
夏休み_ハリポタ煎じ1〜4秒半劇場
-
salco
自由詩
6*
13-8-20
後光射すよに見えると思い君の西へとまわる夕【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
4*
13-8-20
あきあかね六角形の化学式
-
北大路京 ...
俳句
3
13-8-20
ペンネームが不細工
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-8-20
錬金術一線を掘る
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
6
13-8-19
風に舞え
-
あおば
自由詩
10*
13-8-19
でっけえな
-
ただのみ ...
自由詩
13*
13-8-19
箱舟に乗れる歌人はふたりまでひとリは少女ひとりは熟女
-
北大路京 ...
短歌
3
13-8-19
五段変速の自転車が三段変速の自転車をバカにしている
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-8-19
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い
-
北大路京 ...
自由詩
10
13-8-19
千曲川−夏ー
-
……とあ ...
自由詩
16*
13-8-19
涼
-
殿上 童
自由詩
20*
13-8-19
機関車男__
-
服部 剛
自由詩
12
13-8-18
君に勝たせてあげよと出したチョキがそのまま縁を切り【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
3
13-8-18
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-18
おまわりさん見るたびに敬礼している
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-8-18
お墓参り
-
Lucy
自由詩
19*
13-8-18
デカルコマニー
-
そらの珊 ...
自由詩
13*
13-8-18
はぐれうた
-
梅昆布茶
短歌
5
13-8-18
彼女の作った朝食は美味しかった
-
ニワコ
自由詩
2
13-8-18
そらまめ
-
鵜飼千代 ...
自由詩
12*
13-8-17
木琴を叩く男(二)
-
信天翁
自由詩
2
13-8-17
そらみみさま
-
阿ト理恵
自由詩
6
13-8-17
ポスト_(想起させるものに、忠実に)
-
乾 加津 ...
自由詩
9+*
13-8-17
花火
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
13-8-17
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
-
北大路京 ...
短歌
2
13-8-17
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