ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる

雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ....
見つかることのない場所で
隠れてるんだって信じてる
そしたら僕が生きてる証拠は
いつか消え去って
シュレディンガーの僕は
世界の因果から切り離されて自由になるんだ

遠くの高速道路か ....
いつも私を見ているくらげは

どうしてそんなに嘘をついてばかりいるのかと

鈍く光る

私の中の嘘を全て吐き出してしまったら

なにが残るのだろうか

うすうす気づいてはいるのだけ ....
「悩み」という荷物を
背負えば
世界にひとりであるように 
ずしりと肩に、喰い込む。  

高層ビルの39階から 
ビルの足元を見下ろせば 
無数の蟻の人々が
うようよしている。 
 ....
ふと立ち止まり仰いだ夜空に 
一瞬、星は流れ 
願いごとを言う間もなく 
黒い幕の裏側へ
しゅぅ・・・と消えた 

もし、あの一瞬の光が 
無限の宇宙に含まれた 
一人ひとりの一生なら ....
ずた袋が歩く
今日の虚しさ
昨日の悲しみ
入れてない人はいない
一人もいないさ
みんなずた袋
明日になんてお絵描きしない
だからさー電車で
対面の頭ごしに
すっかり縁遠い昼間の空見た ....
木々をゆすって風がないている
寒空の中 星は全力で輝き
比べるでなく
心のままに 惜しげもなくひかる

あしあと残しあるこ
昨日へ続く跡は
だれもたどりはしないけど
道しるべになるよに ....
嫌なことがあったの?
嫌なことが起こるの?

そうなんだ
そんな時 提案なんだけど
私が思うには
誠実な人達との おしゃべり
試してみてね

後ろを振り返れば
時計の針の位置が
 ....
遠くのほうで 貝殻色の天蓋に
やがてちいさな穴があき
こぼれる石笛の一小節を縫い付けた
あかるい羽衣の 恵みを象徴してもたらされるもの


鉱物たちがふくんでいる 大きな知恵の営み ....
  正午ぐらいに
  この公園の上空に
  赤い飛行機がやってきて
  幾つかの小石を落としてゆくのを
  その妊婦はじっと待っている
  背板にコカコーラのロゴが
  描かれたベ ....
不条理な夢で目覚めた朝
もの憂い倦怠感で
頭の芯がズキズキ痛む

夢とか希望とかそんな言葉で
ちっぽけな人生を飾ってみても
掴めるものといえば
ほんのひと握りの砂だけ

現実をみろ
 ....
夢を見たのは僕で
明日を見たのは君だった

現実だって本当はわかってた。

はらはらり

粉雪が手の上で溶ける

それぐらいの時間で一番大事な何かが変わった気がした

粉雪みたい ....
ふいに巻き起こる北風に 
働くおばさんの手にした 
書類は飛ばされ 
ガードレールの下から 
川へと落ちそうなその時 

ほっ!と短い足が出て 
サラリーマンの
きらりと光る革靴から  ....
ぱらぱら降って
ころころ転がる
小さな白い粒々はあらあられ
掌すうっと冷たくて
口に傾け含んだら
なんだかお菓子のようで
甘くはないんだけれど
いつかの記憶がつまった氷菓子
淡くぼやけ ....
部屋にあった服のいくつかは      
わたしに合わないものでした

一番うえの兄のことを
二番目の兄が幾度も   
同じように語るのを
わたしたちは
雪の音をききながら
気にしました ....
飲み屋の座敷で 
一人酒の盃を傾け 
いつしかこの頬は赤らみ 
脳みそは何処までも歪み 

おぼろなる意識の内で 
{ルビ転寝=うたたね}にかくんっと首の抜ける時 
夢の夜空にたった一つ ....
部屋の東側にある窓の向こうから
そろりそろりと気配を感じた
冷たい空気にかき回されて
輪郭はひどくぼんやりとしている
わからないけど
生え際にだって届きそうな気がした


ベランダで育 ....
 無性に活字の大きい本を読みたくなつた。老眼だから。出来れば薄つぺらい本がよい。根気が続かないから。一五〇頁位が手頃だ。しかも中身が空疎なものがよい。血の巡りが悪くなつて頭まで血が行かないからだ。重要 .... ぼくはもう新しいRockが聴けない
聴くのは60年代から70年代の音楽

新しいRockは音楽ではなく騒音だ
JAZZも同じ50年代か60年代だけ

診察を受けたとき何気に医師に訊いた
 ....
凍るかぜのなかでこの半島はぼくのなまえを呼んでいる

いとしいひびきでね


ぼくは北の国からやってきたまあほんとはプランクトンしかたべれないのだけれど

ことばの魚を追ってきたのだよ
 ....
月がない
言葉がない
居場所がない
いたたまれない

それはまやかし
時は熟した
歩み始めよう
恐れと共に

いつまでも
しゃがみ込んでいられない
きしむ体を動作させよう
ギ ....
さらりとした湿気
2月なのに春の匂いがする
懐かしいアイスクリンのような砂浜を
僕の手ですくって歩いた

空と海の境目なんて
とっくにきえている
僕はきみと少し
距離をとってあるい ....
にしのそらに
ばくげききがしずんでいく

まちによるを
のこして

ちきゅうのうらがわを
やきつくして

あすもまた
ばくげききが
やってくる
ねぇきみ大人なんだから
うまくかわして
うまくこなして
生きていかなきゃ
そこに甘さは
必要ない

そうだね
僕は大人になったから

つつかれないように
正しさを身につけ
食べ ....
われをわすれて
あそんでる

こどもが
こどものまま
われにかえる

どうして
あそんでるんだろう

ぼくはどこから
きたんだろう
長い夜
君が眠れぬ長い夜
君が寝るまでお話し聴くよ

そうなんだ わかるよ君は悪くない 君の夢なら叶えてあげたい

娘子に生まれていたらすんなりと女子会行けた惜しくも男子

ひとり ....
散在する
おと、おと、おと、おと、
らせんれんさになり
からみついてくる
どんな祈りや鍵さえもねじまげて  ....
ひらひらと、あたしのうろこがひかる

海の光と、空のひかりに

ひとつづつとしをとってゆくと

かたくかたくなってゆく

こころをまもってゆくんだよ

こわれないようにね

ぎ ....
左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き

どうしよう(笑

歯を磨くのも
お箸を持つのも

字を書くのも左なんですけど

小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導さ ....
見えない塔のてっぺんから
見えない鐘の鳴る音がする

見えない塔には見えない人が住んでおり
少しのふこうと
少しのしあわせを
味わった

見えない塔には見えない鳥が飛んできて
よい声 ....
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