雨が用意されている
雨は、いつも用意されていた
夏の終わりに
情けなく溶けだした
アスファルトの上に
生き延びた午後の渇きに
焼き場の長い煙突に
ひとすじの
細く白い煙に
(鉄の塊
 ....
{引用=

眠る街 .

何時でもそこに在る  .

夜明けの灯り
はすぐそばに               .. …
港に漂着する
まで .


 ____ _ _  ....
感情なんて、ずっと奥深くで眠らせていたのに、
なぜに、君は、それを起こそうとするのですか?

私は、まだ理性だけでいたいのに。
男でいたいのに。

君は、私の中の女を目覚めさせようとす ....
待ってるわ 日が沈むまで
待ってるわ 日が昇るまで

ここで このまま
揺れてるわ

戻ってきて、、

私の言葉
波風が拾って
雨風が言った
あなたの言葉
帰ってくるよ、、 ....
非常時に限って非常口がふさがれている不運

バースデーソング歌うと隣から お経よむ声

結婚式と葬儀が重なった日

なんでもない日なんてありえない世界

毎日ニュース番組があるからニュ ....
あなたの指先に出来た小さな傷は
血が流れるまであなたにそれを気付かせはしないだろう
あなたの内奥に苔のようにこびりついた疲労は
夜更けのベッドの上で初めて口を開くだろう

聖なるものは狂 ....
夏は獣臭い草叢を引きつれて僕の夜がはじまる。この湿気は妄想と戯れる暗闇の伴走者だ。チッまた羽虫が眼に飛び込んできた。
勢い急いで立ち止まれば大きな白い鼠が音を立てて、手前のブロックには壱メートル ....
あなたは、私は、病を抱えて、なお、此処に、立って居る
私たち。本当に生きているの?、聞きたくなるときがままある


支えられている、その掌に、今更、気づいて泣いた
皆、誰しも一人では生き ....
 やけどした瞬間は
 熱を感じるいとまもないというが
 その瞬間が延々とつづくものが
 子どもなのだとしたら

 大人になるのは
 残された痛みに苦しむ日々を云うのだろうか
 痛みにつぐ ....
帰路は
新月にしずむやみのはし
こと座に一服

リリ、

(きこえた?
(ああ、きこえたよ
(鳴いてるのかな
(鳴いてるのかもしれないね

夏を野辺送りし秋がやってくる

猫 ....
帰宅途中の
夕雲の群れに
滴るように
求めながら
どこにも空きは
現れない
千切れそうな
心持のなかで
言葉だって
ひとつもない
              じっとしていろ
子供のころはよく言われた
      じっとしているのが苦手で手脚が     鶏
                        僕  みたい
 ....
汚れた指で、
鳥を折って飛ばしていました。

虚ろな指輪を覗き込むと、
切り口は鮮やか、琺瑯質の真っ白な雲が
撓みたわみながら流れてゆきました。

飛ばした鳥を拾っては棄て、拾っては棄て ....
でも言ってましたよ~
病院で息子さんを亡くされた異国のお母さんが
まるで中世ですって

そこがジャ〇プの怖いところで
人権意識がないからな
人としてこんなのはいけないという一線を
平気で ....
空のかなたで消し忘れたファンのように独楽がまわっている

地上から見れば小さな欠片のチカチカする煌めきでしかない

花嫁の消えたぬけがらの白い衣装が独楽の近くをたゆたって

さまよえるその ....
真夜中の、それも特に舗装もされていない道には気をつけることがある
これは僕の中にあるよくない傾向なのです
たとえばお金を拾うことは先ずないし(暗いからね)
本物の幽霊をみることもない(きみは ....
丸い朝が
四角いビルにやってきて
直角三角形の僕は
平行四辺形に駅で出会って
無数の三角錐をごみ箱に捨てた
朝からブラックホールだ
  *
なんだかんだと言って
あれやこれやと言い返さ ....
自分が不幸なことを
時代のせいにしてはいけない
むしろ時代に没入し
時代を生ききることで
時代を超越出来る


リルリ

ザネリ


リルリ

ザネリ
山手線新駅の高輪ゲートウェイ駅前の広大な土地では
陸を走る軍艦を造成していた
(現実がもうよくわからないのです。)
たびたび響くゴーっという音
見上げた雲間に飛行機が大きかった
落ちてきそう ....
 角の本屋さんの奥で万年筆を売っている
 仕事帰りの女がそっとのぞきこんだ
 くもりひとつない飾り棚は
 そんな町が好きだった

 ゆっくりと溶け始めるアスファルトが
 蟻や落ち葉を運んで ....
 海岸の匂いをかるく靡かせ
 君のスクーターが通りすぎるところ
 退屈な一日は始まるより早く終わったりする

 君のサンダルが扉の前にぴたり揃うと
 呼び鈴が鳴るのに
 まるで気づかなかっ ....
あやとりのはじめ。そらへとんでいくともしび。たいようのまわりに。さいているわが。まじわるときは、いっしゅんのまたたき。 宇宙を生んだのは何かだ
その何かを生んだのは
何なのか
行方不明の答
空は青すぎてとんぼ光る
永遠は
いつから永遠なのか
始まりも終りも無い
苦しみと喜びの
日回りの花
 目が覚める
生存しているのは誰か
 私とは誰なのか

空気の中を漂って
 街道に迷子している
雲間に揺れている

教えてくれないか
 何処にいるのか
誰がいるのか

 今も何 ....
るるるが死んだ
道ばたにひからびて
転がっていた

れれれとろろろは
葬式に行った
そこにはもう
るるるはいなかった

いいやつだったな
いいやつだった
やさしいやつだったな ....
向こうがわによく似合う
それは
眠るまで明日を意識させ
沈んでゆく

畦道
そこここからする鳴き声について話そうと
すっぽりと抜けた数日前の言い訳に
突き動かされ明日を生きる

今 ....
急流に傾く一途に揺れる岩 頷き
少年は片足を乗せ真っ直ぐな視線に耐えていた。
重層な雲に覆われた街の歴史的建造物
白蕗の羽織で啜る軒先茶屋の框
  まるで、ピラミッドから眺めているような視 ....
わたしを
忘れたい
いんや
わたしから
わたしを
引き離してやるのさ

わたしは
わたしを
脱ぎ捨てたい
わたしという
着ぐるみをぬいで
自由を
勝ち取りたいの

た ....
わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。
(ルカによる福音書五・三二)



目がさめると、アトリエの前に立っていた。

──子よ。    ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨が用意されている- ちぇりこ ...自由詩1823-9-6
眠る街- ryinx自由詩15*23-9-6
眠り姫- ルルカ  ...散文(批評 ...1*23-9-6
そういうことなんだ- ルルカ  ...自由詩2*23-9-6
2023年9月6日_水曜日_自由律俳句_七句_ルルカ_new ...- ルルカ  ...俳句1*23-9-6
寝不足- ホロウ・ ...自由詩2*23-9-5
誤記振りの根性- アラガイ ...自由詩7*23-9-5
Power_of_world- ルルカ  ...自由詩2*23-9-5
アビス- soft_machine自由詩7*23-9-5
帰り道- wc自由詩13*23-9-4
夕雲- はるな自由詩1123-9-4
やじろべえ- アラガイ ...自由詩15*23-9-4
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩13*23-9-4
精神医療は- りゅうさ ...自由詩2*23-9-3
雲の披露宴Ⅱ- 菊西 夕 ...自由詩6*23-9-3
快便な生活(応答風に)- アラガイ ...自由詩6*23-9-3
起きてまた寝る- 空丸自由詩1223-9-1
時代- 渡辺亘自由詩423-9-1
8月終わりの高輪ゲートウェイ駅- 松岡宮自由詩523-8-30
哀しみを司るたとえ- soft_machine自由詩13*23-8-30
ジョルノ- soft_machine自由詩5*23-8-30
軌道上で世界は移り変わり、かえしたのは。(更新中)- 武下愛自由詩5*23-8-30
※五行歌「その何かを生んだのは_何なのか」- こしごえ自由詩2*23-8-29
※五行歌「永遠は_いつから永遠なのか」- こしごえ自由詩2*23-8-29
海の底- ryinx自由詩7*23-8-29
無題です。- wc自由詩623-8-28
付点- wc自由詩523-8-28
不本意な三角形の乱立- アラガイ ...自由詩9*23-8-28
狂気- ルルカ  ...自由詩1*23-8-28
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩9*23-8-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277