寒風、

 常緑樹の生垣が吐く

 銀白と やがて溶け

 やさしげに揺れる

 山茶花

 

 
気温が高い
紅葉しているけれど
ゆっくり紅葉している

そこまで厚着しなくても
快適に過ごせている

冬の入口が見える
もうすぐ気温が下がり
寒さがやってくる

紅葉の眩しいぐら ....
雨の子になってみたいな 魂が渇くことなく笑えるでしょう

レインツリー 逃げ込んだなら枝の下 母に似た君に会える気がする

さぼてんが奏でる音色レインスティック 何かと問う声ふるえは止まず
 ....
草紅葉の
風色を
みつめる
ほほ笑みのかげりは
遠いこの横顔
これでいいのだ

言えばぶっ飛ばされそうな
木枯らしが吹く
秋の夕

僕は掛け値なしに
いいやつだった
それを知れただけで
俺たちは
満足なんだ

でも生活の問題は
据え置 ....
農園を好んで巡る生徒たち農業学ぶ鋭い視線

真夜中の静かな時間を満喫し眠れなくなり朝焼けを見る

お土産をどれにしようか悩み中良いもばかり旅先の宿

良い宿と言われていても温泉も料理もイマ ....
無化した言葉は理解しやすい。
だがその本意はほとんどわからない。

本の中には、見る本もあれば、読む本もある。

なんだかねむたくなる。
柔らかなフランスパンをはんでいる歯茎のここちよ ....
 乾いた大気
 
 緋色砕けて心臓響く

 天上は真夏

 大柳

 烟り散る冬の湖面
少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待っていた。
男は来なかった。

少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待って ....
 アフターダーク 影は踊るよ
張り詰めた宙 小声で歌うよ
 月 星 現れ 宇宙 火花 生まれ
暗くなってゆく 本当の内証…

天高く月が昇ります 白銀の女王よ
 夜の風景に溶けてゆく呪 ....
鍵をなくして
座礁した無人島の浜辺から少しせりだした夕日の淵で
釣りをするたびに地球を釣ってしまい
きれた糸の先に針をつけて
昨夜捕まえた痩せた月を餌に
じっと
新月を待っているような
 ....
   「食卓」

 サラダの皿の色どりに
 執着しつつ
 缶ビール グラス注げば
 勤めの愚痴がついと出る
 貴方との白いテーブル


   「霧の朝」

 冬が来て
 裸木ば ....
 退廃的な茶色い風景は一掃され、どこも白いベールに覆われている。嘘のような本当の話、のような風景がある。
 雪にまつわること。たくさんあり過ぎて語れないほど。雪を心待ちした青年期、悩まされた中年 ....
大切な悲しみは
零れる光であり
いのちの傷です
静かさに「悲しい」
とつぶやくのです
 小さな寺の鐘の音が
 震うともなく 
 ゆれて

 声を出せば
 全て偽りになるに違いない
 はかなさが
 西山の山脈に暮れていくのを見ながら
 一人歩いていると

 酒場の騒音 ....
   
   「心」

 生命の底にあるのが
 わたし
 野を吹く風にさからって
 歩いていると
 影絵のようにみえてくる
 



   「大衆食堂」

 店の母さん 常 ....
良い豆を取り寄せ
ブレンドしたコーヒーが
売られている

他の仕事を辞めて
コーヒーショップを始めたとか

時々コーヒーを飲みに行く
若い人は少ない
熟年夫婦の話し声

忘れたい ....
停留所からバスが走り出した瞬間に、ずっと昔見た夢を思い出すような漠然とした感覚が迷子になっていることに気付いた、噛んでいたガムを捨ててあまり混んでいない喫茶店を探す、近頃じゃそんなことさえままなら .... 思い続ける力
自らの
分の
ペースで
行こう
黒でも
白でもない
灰色の
生き方で在る
私の濃淡
私の胸の奥の柔らかいところに
靄がかかって痛みが走る

肺を潰されていくような錯覚に陥り
呼吸が出来なくなり
次第に息は浅くなる

同時に脳内でガンガンと
後悔とか怒りとか悲しみとか
 ....
  「独白」


 霜の立つ
 音のきこえそうな 
 夜に一人で居る時は
 吐息など捨てようと
 幾度 思った事か


  「街の鴨」


 商業施設の脇を流れる
 堂の川 ....
天井を叩いて、
カミサマの不在を確認する
開いた空の先は
{ルビ主=あるじ}を失った海のよう
空っぽの海を、
深く深くのぼってゆく

つぶれそうな肺を
握りしめるように、
吐き出した ....
始まったゴールデンウィーク忙しい休むはずが疲れる旅行

十連休始まってみれば後はもう凄い早さで消化していく

良い天気初夏は明るい花多い気持ち新たに得意を増やす

歩くほど体元気になる感じ ....
遠くを
みつめる
まなざしが
今を深くして
果てしない
岩隠れ、{ルビ永遠=とは}に{ルビ天陰=ひし}けし岩の下蔭に、
──{ルビ傴僂=せむし}の華が咲いてゐた。

{ルビ華瓣=はなびら}は手、半ば{ルビ展=ひら}かれた{ルビ屍骨=しびと}の手の{ル ....
 いつになく長風呂し

 秋刀魚の蒲焼

 突っつく晩めし

 身の冷えぬ間に寝間へ入ろう

 熱燗一杯キュッと飲み干す一人者
昼からにくを食う
ゆずサワーもいっぱい、飲む
今夜は人々と会うのに
この口臭は、どうしよう
あっそうだ
忘れもののガムがあったな
リュックのポケットから取り出して
口の中へ放りこみ、
 ....
そのむかし平和の庭に咲く無名花を摘んで弔う兵士ひとり

 
草の匂いが
立ちこめた
朝の風景に
子の姿はなく

悩みもなく
ねむの木に
日々の水をやり

和平の燈篭は
無名花 ....
そのむかし平和の庭に咲く無名花を摘んで弔う兵士ひとり
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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五行歌_二首- リリー自由詩8*23-11-21
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天気- 夏川ゆう短歌123-11-20
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陽の埋葬- 田中宏輔自由詩9*23-11-20
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2023年11月19日日曜日朝のうた_#無名花- 足立らど ...短歌323-11-19

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