死は形を持たない
一つの過程があるだけである
死の過程の支流に絡まることにより
私の過程も死と斉唱を始める
誰も呼ばない声がする
誰も来ない足音がする
だが空間が膨大に隔たっていて ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
冷戦の冬。一級河川の、草の生えたサイクリングロード。顔のない少年だった僕は、真っ黒な制服を身につける、午後の。淡い光がこぼれる、窓。冬枯れの木立に囲まれる、L字形にゆがんだ路地の、埋め立てられた池のあ .... 音楽に身を委ねて
何もかもを忘れたい
酒に浸り
薬に癒され
痛みを忘れて
快楽に溺れ
前後不覚になり
自分でいられない
哀しみを忘れたい
涙を忘れたい
息などできなくていい
脈も ....
友よ
寂しい時は
お前の声を聴くに限る
お前の命の発露を聴くと
命の燈火がそっと燃え上がる
俺は大丈夫だから
お前はお前の大切なことを片付けて欲しい

運命の中で
お前と出逢った
 ....
どうしても生きなければいけない
光と陰のなかで

どうしても
どうしても

楽に生きなくてはならないのだ
生きていれば
七味を沢山振りかけた
たぬきうどんが食べられる

こっくり ....
絶対零度を維持して推移してゆく君の機嫌は地球の天候を狂わしてしまう
朝食のトーストでさえテーブルの向こう端の原野に追いやられて僕は
親友の結婚式の引き出物のスプーンのようにこの家に居場所のない余計 ....
朽ちてゆく 土の器なのに・・・・もう秋風が吹き始めているのに
汗が流れ落ちてきて 止まることを知らない

スローに ソフトに 歩むことは 当たり前なのに
この国は 何か大切な・・・ いや私達人 ....
たぶん20代のころ東横線都立大学にあった中古レコード店「ハンター」あたりでみつけただろうシングル盤。

1994年に没したハリー・ニルソンの曲。
ジャケットとあいまってとてもキュートな埋もれた名 ....
あの子はいつも笑っている

オジサンなのに子供みたいに笑っている

あの子はいつも見つめている

人の悲しみ 苦しみ 悩みを見つめている

仕事はあまりしないけれど

みんなにどや ....
僕の成分はわがままが70%

君の成分は愛が70%
おっちょこちょいが20%

のこりの10%がきみへの愛しさなのか

うつくしく哀しくひとはいきてゆく
ときに無情に打算にいきてゆくが ....
神話が語らない
占いの及ばない
誰の願いも届かない
遥か遠く
暗く冷たい空白に
在って
在るからこそ放出する
己の核から外へ外へと溢れ
続け 続けて
やがて尽き果てた
非在の残像
 ....
僕は
僕を操作していたボクを殺した
僕の墓場に埋葬した死体は
決して生き返らせることはない

その夜僕は酔っていたのか
口から出てくる死体
スパンコールの衣装に身を包み
光の輪の中で高 ....
まどろみのなか
昭和の夏を漂っていた
モノクロの日差しを浴び
切り取られたジブリ映画の中を
由美かおるが微笑んでいる
蝉しぐれが騒がしく
少年のランニングシャツの白がまぶしい

海で泳 ....
この美しい瞳は
なにも映していないだなんて
どうしても信じられず
指先で触れてみたくなる
取り出してみたくなる
衝動を必死に堪え
悶絶し
のた打ち回り
平静を装って
その目蓋に口吻し ....
僕は継ぎはぎのコラージュ
君は端切れで出来たパッチワーク
お似合いのカップルだと思うのだがどうだろう

僕は季節外れの風車
君は糸を忘れた糸車
似た者同士のような気もするのだが

もう ....
突然現れた
たぬきうどんの幻影がぼくを襲う
少年の頃に食べたきり
ご無沙汰していた
きつねうどんではどうも具合が悪い
コクリとした胡麻油の揚げ玉でなくてはならないのだ
ほうれん草と鳴門巻き ....
鬩ぎあう
調べと琥珀の液体に酔いながら
明日を占い
夜の帳に沈んでゆく

漆黒の陰から
死神が頬笑んでいるのを直感した

それでも
恐ろしさは微塵もなくて
親近さを感じ
彼と酒で ....
艶めかしい肌は
指の腹で軽く抑えると
水が溢れ出しそうなほど

貝のように整った形を成した
耳に後ろから息を吹きかけると
肩を竦めて首を傾げる

華奢な爪先の繊細な小指は愛惜しく
食 ....
なんと紅いのだ しゃがんで路をたどる あの夏
潮の香りが漂う蒼い夜に
渦巻く星たちに包まれていた
蘇る遠い記憶を手繰り寄せれば
遠くから潮騒が聞こえてくる
燃え盛る太陽は凍り付き
熱帯夜に線香花火が燃え落ちている
私は水平線 ....
風の吹く丘に立ち
君の帰りを待つ

腰の抜けた生活は辞めて
君のがっしりしたお尻に縋り付いてゆこうとおもう

触ると怒られるが大好きなヒップだし
もう怒った顔が可愛い歳でもないが
それ ....
あぁ…
なんということだ
こんなになってしまって
君は渇ききってしまったんだね
ただ
残された救いは
石綿の包帯に包まれ
没薬の香りと
薔薇に抱かれて
暗い石室に
眼を閉じた
静 ....
正義なき筋肉ばかり太くなる暴力的に飲むプロテイン 筋肉とおんなじように切れてより太く再生しろ赤い糸 神経網が
少しずれて
自己は混沌の
なかに居た

可笑しなことが
次つぎ起こる
時間の前後さえ
あやふやに

脳信号の変電
神経系の情報処理の
あり方による
世界の在 ....
今はラララ
ほんの少しの
幸せに満ちている

優しい彼がいるから
痩せては
枯れて
やがてはブラックホールに
呑み込まれてゆく

そしてパラレルワールドに生まれ変わり
前世の因果を背負い
戸惑い
流れてゆく

せめて
川面を埋め尽くす
花筏に ....
ヤキモチとチーズケーキを焼きながら生き抜く自分を肯定してやる
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
望郷- 葉leaf自由詩116-7-16
デッサン- 梅昆布茶自由詩216-7-16
THE_COLD_WAR- 天才詩人自由詩2*16-7-16
ワタシノキモチ- 坂本瞳子自由詩1*16-7-16
友よ- レタス自由詩216-7-16
たぬきのしっぽ- レタス自由詩216-7-16
モノトーンな朝に- 梅昆布茶自由詩716-7-15
疾走する夏- 星丘涙自由詩3*16-7-14
子犬の歌- 梅昆布茶散文(批評 ...416-7-13
あの子- 星丘涙自由詩5*16-7-13
僕の成分表- 梅昆布茶自由詩416-7-13
星は美しく滅ぶ- ただのみ ...自由詩10*16-7-13
亡霊- イナエ自由詩6*16-7-12
昭和の夏- 星丘涙自由詩7*16-7-11
愛狂しい- 坂本瞳子自由詩2*16-7-10
僕たちのために- 梅昆布茶自由詩1216-7-10
幻想食- レタス自由詩316-7-9
アニバーサリー- レタス自由詩416-7-9
そこな女- 坂本瞳子自由詩2*16-7-8
日の丸- レタス俳句116-7-8
- レタス俳句116-7-8
思秋期- 星丘涙自由詩4*16-7-8
花形讃歌- 梅昆布茶自由詩316-7-8
木乃伊- レタス自由詩216-7-7
正義なき筋肉ばかり太くなる暴力的に飲むプロテイン- 北大路京 ...短歌1*16-7-7
筋肉とおんなじように切れてより太く再生しろ赤い糸- 北大路京 ...短歌116-7-7
七年目の命- シホ.N自由詩1*16-7-7
友へ- レタス自由詩216-7-6
転生- レタス自由詩2*16-7-6
ヤキモチとチーズケーキを焼きながら生き抜く自分を肯定してやる- 北大路京 ...短歌316-7-4

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