性格の明るい人と
性格の暗い人が何で存在するのか理解出来ません
それがもし生まれつきの個性だったら
それを
不公平の極みとしか判断できない私は
もしかしたら心の浅い人間かもしれません
....
さん、らん、する、さん、さん、と降りそそぐ、ひかり
の卵、ひかりが、生み、落とす、きのうへの、あしたへ
の、記憶、あなたがいない、そのことのために、はつね
つする、記憶、、、さん、らん、する、さ ....
夜には
僕の肉体は
さらさらさらと、
カーペットの上へ落ちていきます
はだのいろがあおく
こころのいろもあおく
人と一緒にいることに
適さない生物になっているのです
僕は
....
追いかけては払い 戻され
血の渦が逆流する
沼地に咲く菫 六月の花瓶
雑草をなめる一匹の小羊よ
睡る白い乳房の傍らに
ときに割れた皿で心臓をえぐり
手相が ....
どうせ死ぬんだからさ
生きている間は楽しまなくちゃね
そんなの誰だって思うことだけどさ
現実は
この世の中楽しめる事より
楽しめない事の方が断然多くてさ
たとえば
セックスなんて ....
御存じの方もいるでしょうが、この一輪車という人物は私がスタッフを務めるネット詩サイト「文学極道」において女性や障害者や特定の民族、国家の人間を差別する発言や個人への暴言を繰り返してアク禁になった人物で ....
どういふことだ
まだ
ひとのかたちをして
星の上にゐる
急がなくてはいけない
廃村のはずれの小さな草むらに
菜の花が咲きはじめてゐる
……風にゆれてゐる
やさしいやうな ....
蟻みたいに地道に生きてきた筈なのに
キリギリスみたいに何も蓄えられなかった
冬が訪れてきて
寒さがしみじみと身にも心にもこたえる
冬の先に春は待ち構えてない
季節は断崖に続いているだ ....
風貌がどことなく、ソクラテスに似ていた。
その饒舌ぶりも、悪妻を愛したことも。
ヴィユー
ヴィユー・ムーン
芝生にて
おやすみなさい…
匂うような瞳をしたその人は、
優しく手をひいて、
蒼穹へといざなう。
そこでは、
幼子たちが耳朶をゆらし、
風の音を聞いている。
憐憫でも無垢でもなく、
懶惰でも情熱でもなく、
....
おとこの乳首・露出を規制するらしい。
“鏡のまえでなにカップぐらいだろうか?”、
と横綱土俵入りの後で、
シャツをたくしあげてみる…
描くのは額縁があるからではないのだ
に切り取るもの
詩をなめる
同じく 虫眼鏡
色の点点 あ、あ
あたまの中では白い ....
辟易してしまう
理性的な頭でいられる
自分の中で粉散する
超越的態度を
現象に
そうだ
不条理な現象を
他人事として
語る自分のそれは
天才的正論を舌して
悦に没我して ....
好きな人はいません
その分
嫌いな人はいません
誰からも愛されてなどいません
その分
誰も愛してません
他人に関心ありません
その分
無視されてます
人の前では笑いま ....
お母さんは壊れています
だから私も壊れています
それは決して運命などではなく
残酷で客観的な確率の結果です
私が小さな赤ん坊だった頃から
お母さんは自分の狂気だけを愛した
空腹に泣き叫 ....
月光に暴かれた激情が
いって はて
そして 闇、闇、闇
おんなを買い
そびれたので
雪のよる
ホワイトチョコを買い
洋酒のあてにする
背中が開くように
かって戸が開くと
いつもの
エタノールが
目に臭う
ひらかれたまま
あつめていく
私に似たものを
私に似ていないものを
あつめて
もやして
ふたたび解き放つ
それらはすべて
私ではないもの
それでいて
私をかたちづくるもの
すでに ....
向きを変え下り坂を上り
以前は胸が先に苦しくなって
、足もとを止めた
膝頭が訴えてくる。これは筋肉だ。
ふくらはぎの痛みなんて経験したこともない
体重が少し増えたからかな?
よほど運動 ....
雨上がりの空から雲が一掃されて
青空があらわれて
お日様が顔を出しても
美しい七色の虹が橋のようにかかるなんて
事はなくなってしまったな
子供の頃は頻繁に虹を見たような記憶があるのに
....
引き出しの中にも眠る
掬われないまりうすの舵
印影の消えた朱肉をいつまでもはなさない
無駄に広がる玄関の扉開けば山河原の礎石が
角松と放置されたここには誰も居ないという証なのだ
盥いっぱ ....
知っている
アンバランスな風の生き様が
わたしの場合、震えを呼ぶ
ナイトメアみたいに
寝息の可愛い君の
強い正義を守る目が好き
ウソみたい
古い港町の風の歌声が
わたしの場 ....
うさぎが会いたくて
白い 白い
自分とおなじような
白い雪を降らせました
馬鹿なこどもは
白いうさぎに合うことが
できず泣きました
うさぎも泣きました
白い白い 雪と
赤い ....
青空のリトマス紙は今日も赤く夕焼けてゆく。
実験結果をノートに記し、少年たちは帰路につく。
ありきたりだけど
俳句は松尾芭蕉がいい
ありきたりじゃないかもしれないけれど
歌人は山崎方代が好きかな
詩人は誰も思いあたらない
小説は太宰治なんて言わない
芥川龍之介が好き
....
その昔夏の国からおちのびてきた春秋という餓鬼がいて
たちの悪いことにこの春秋という餓鬼は年老いても一向に死ぬ気配もない
今日も村人が集まる座敷に派手な女人を幾人も侍らせては酔い酒に戯れている
....
ここにくるようになって、もう何年がすぎただろう。何年? いいや、何万年、何億年という時がたっているのかもしれない。ふかい眠りからさめたときには、すでにここにいた。それはたしかだ、とおもうし、だれもが ....
空間に貼り付いた言葉
人差し指ひとつで文字は消える
腸内視鏡/素描
それが私の詩
仮に詩人というカタチが図表に存在するならば
喜んでわたしは詩人を受け入れよう
何故ならば詩人と ....
薄暗い部屋に降り積もるものは
決して言葉には変えられないものだから
静かに瞳を閉じて
それが浸透するのを待ちなさい
あなたは自らそれを
うたにしようとしてはならない
血に変わる前に解き ....
とてもちっちゃなテーブル
だけどぼくのテーブル
幼い日は僕のテーブルなんてなかったんだ
いまは大切なものをそのテーブルに展げたりして
東京下町大衆酒場ノ味
と銘打ったトーキョーハイボ ....
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