冬の明け方は
張りつめた
無数のピアノ線が
地面と空を繋いでおり
知らずに触れてしまうと
冬の心音を奏でてしまう
透明な波のように
冬の涯てには
凍りついた楽章が打ち寄せる
夜が明け ....
冬空の 街で消えゆく 虹を見る
束ねた髪が七色の女
それは悪しきわけでもない朝だった
腹下しの胃袋には一杯の
ホットミルクだけ
唯 出勤に気乗りしない私を乗せる
駅の上りエスカレーター
改札口を通り抜けた時
気持ちを掠 ....
ホルモンの乱れが、というかふつうに生理前とか最中とか、ほんとにもうこれでおしまいだってくらいに落ち込んでもう生きていてはだめだ、ほんなのわかりきってるだろ、それなのにここまで来てしまってさーという ....
ふわふわとうかんでいたんだ
すきまからひかり
うみはきっとちかいだろう
なんじかんでもあるいていける
かいだんをのぼっている
くらいからどこまでつづいているのかわからない
じつはおちつ ....
もう幾年前になるでしょう
十二月二十四日
普段通りのお弁当を並べていました
初めて来店したおばあさんは
「今日はクリスマスやから」と言って
唐揚げ弁当を
ひとつ、買って ....
宝石は眠っている
と偉い詩人が言った
こんなに美しいものが
眠ったままとはもったいない
起こしてやろう
とハンマーを振り上げ
振り下ろす
宝石は粉々に
いよいよ深く
....
●コップに入れた吉田くんを●空気が乾燥した日に●風通しのよい部屋に二日のあいだ放置しておくと●蒸発して半分になっていた●これは●吉田くんが●常温でも空気中に蒸発する性質があるからである●コ ....
バターの日
強ばった手足に蜜を塗り
小鳥たちに愛を与える
ナイフ、なにも
切らないでいられるうちは
美しく澄んでいて
でもわたしたちには生活がある
パンもバターも熊の夢も ....
ひとり山道を歩いていると大蛞蝓に遭った
私は呼吸も荒い中、足を止め
元気ですか――と、声掛けした
彼は特に気にするでもなく、じっとしていて
じっとしていることが最大の防御ですと言わんばかりに
....
噛み砕かれた
朝の死がいが転がっている
果実の並ぶ
健全な食卓からは
冬を裂く音が聞こえてくる
雪解け
のような発声で
猫が毛玉を吐いている
猫から吐き出された毛玉は
新たな猫になり ....
30歳に見えないっ(キャッ
ほぅ、じゃ何歳に見えたんだい
40に見えたか、老け顔か
更年期、かくのごとし
性獣や49歳妻子持ち、24歳女と不倫
意外とめちゃくちゃにできて ....
いのると
いきるは
似ている
とどくとか
とどかないとか
そういうことで
なく
しあわせでも
ふしあわせでも
ないものが
心にあたる
ことがある
神さま、教えてください
人間失格感想文
むげんのみらい
ひとのことしか
かけなくなった
*
夏
ドライブの帰り道
甲子園地方大会に
ブラリと立ち寄り(何処かと何処かと ....
和歌
やみもなほ ともにさまよひ あくがれて
めのひかりこそ よすがなりけれ
酢豚にも肉を選ぶ権利ある
カレー好きにはカレー好きなりの悩みがある
ホタテを選んで何が悪い
小学生と同意見
恋だからってなめんなよ
睡眠を愛している旦那
睡眠に ....
五線がある
君はそこに音符を置く
それは仄昏いどこかからやってきて
君の感覚を通過するとき
音符のかたちをとったもの
君は識っている
その音符が
鍵盤と指とを通 ....
●捜さないでください●現実は失敗だらけで●芸術も失敗だらけ●ちゃんと生きていく自身がありません●ハー●コリャコリャ●突然●自由なんだよって言われたってねえ●恋人没収!●だども●おらには●現実がいっ ....
おもほえず 若菜つみつつ うち泣けき だれがなづけし ははこくさとな
(若菜を摘んでいると、思わず涙がこぼれた。誰が名付けたのか、母子草というのだね。)
きみよりも すこし数奇な 道なれど ....
決まりきった文句で いまこそふってよ
雨にぬれるのは慣れっこよ
さしだされた傘に 入れない子だった
やっと見つけた楽しみも いつかはマンネリになる
見事に私をふりきった貴方 ....
嵐の中でも歩き続けたい
生きているからこそ出来るコト
はやく悩み疲れて私の脳みそ
幸せに犠牲はつきもの
はでそうな頭抱えてる私
すがれるほどの勇気がない
優しさ ....
明日のコトさえ知れない私たち
今を生きているだけで素晴らしい
いままで知らなかった貴方を見たい
私が死んだらホルマリン漬けにして
死にたいほど生きたい今
私に会ったら ....
水を得た夜空です
夜には澄んだ真水がある
手をのばして
触れようとすると
逃げてしまうんだね
小さな星に隠れた
君の息づかいを聴いていると
とても静かな胸の内では
真水が溢れてくる
....
空回りしている
わたし
貴方の
邪魔に ならないように
いい子にしてるのに
読書している
貴方に
持ってきた
コーヒー
こぼしちゃって
貴方の白いワイシャツが
ぬれちゃって・ ....
私が私である誇り
優しいウソも ウソはウソ
新婚の私に あやかりたい友達
お互いに 代えのきかない存在
きっかけは なんでもいい はやくいい人見つけてね
なにをカンチ ....
オルゴールは巻き戻せても人生は巻き戻せない
沼という沼から這い上がって来た
窓から虹
たまには痛い目にもあわないと調子にのる一方
ダメージジーンズみたいに私 いい味でてる? ....
片結びの恋でした
蝶じゃないから
空は飛べません
ただひとり
取り残された
教室で頰杖
テストの点なら
負けないのに
好きという
気持ちだけが
うまく伝え ....
どこまでも私の道を一直線
名前は親の趣味である
かさぶたが自然にとれるまで待てない
気疲れが顔に出てます お母さん
今は文学が最高の友
人間らしい 人間が好きだ
....
熊たちは夜をかみ砕き
蜂蜜の朝を得た
意味の羅列を踏みこえて
あたらしい夢をみるんだ
配管 像 通勤ラッシュ
茜色 ポリタンク 出されない葉書
僕の隣は空き続ける
なされなか ....
あばかれようが知らんぷり決め込む
雲隠れしたい気持ちになる
謎が多すぎて扱えない女
今からじゃ遅い すでに決着ついている
生足に自信あるのは わかるが素足じゃ寒かろう
....
ひだかたけしさんのおすすめリスト
(7809)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Winter_Dawn
-
ちぇりこ ...
自由詩
11
23-1-18
_虹
-
リリー
短歌
5*
23-1-18
危機一髪
-
リリー
自由詩
1*
23-1-18
ないですメモ
-
はるな
散文(批評 ...
1
23-1-17
うたたね
-
暗合
自由詩
1
23-1-17
イブの日のこと
-
平瀬たか ...
短歌
2*
23-1-16
宝石の眠り
-
やまうち ...
自由詩
1*
23-1-16
FEEL_LIKE_MAKIN’LOVE_。
-
田中宏輔
自由詩
10*
23-1-16
バターの日
-
はるな
自由詩
6
23-1-14
蛞蝓と私
-
山人
自由詩
6*
23-1-14
朝の行方
-
ちぇりこ ...
自由詩
6
23-1-13
不惑から遠く
-
りゅうさ ...
自由詩
3*
23-1-12
心あたり
-
やまうち ...
自由詩
1*
23-1-10
神さま、教えてください
-
足立らど ...
自由詩
2*
23-1-9
和歌_練習中
-
為作
伝統定型各 ...
2
23-1-9
自由律俳句_「睡眠イコール旦那」_2023.01.09(月)
-
ルルカ
俳句
2*
23-1-9
楽_譜
-
塔野夏子
自由詩
5*
23-1-9
Jumpin'_Jack_Flash。
-
田中宏輔
自由詩
9*
23-1-9
和歌_勉強中_2
-
為作
短歌
1
23-1-8
自由律俳句_「どんな男だって」_2023.01.8(日)
-
ルルカ
俳句
1*
23-1-8
自由律俳句_「今はダメ」__2023.01.8(日)
-
ルルカ
俳句
1*
23-1-8
自由律俳句_「手なづけたい」_2023.01.8(日)
-
ルルカ
俳句
1*
23-1-8
うお座少年
-
ちぇりこ ...
自由詩
6
23-1-6
「残すの・・・」_2023年1月5日(木)
-
ルルカ
自由詩
1*
23-1-5
自由律俳句_「私のポリシー」2023.01.05(木)
-
ルルカ
俳句
1*
23-1-5
自由律俳句「いい味でてる?」_2023.01.05(木)
-
ルルカ
俳句
1*
23-1-5
少女クライシス
-
ミナト ...
自由詩
2
23-1-5
自由律俳句_「脳みそを絞る」2023.01.05(木)
-
ルルカ
俳句
2*
23-1-5
パンの朝、蜂蜜の朝
-
はるな
自由詩
8
23-1-4
自由律俳句_「誘ってるとしか思えん」_2023.01.04( ...
-
ルルカ
俳句
2*
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