鼓動が意識の中で反響している、その響きは強過ぎてどれが最初の音なのか感じ取れないくらいだ、意味の無い疲労と焦燥の中で、その僅かな振動に糸口を見つけようとしていた、流れを変えるのはいつだってそういう .... 何回目かの朝がすぎて
何回目かの夏がきた
朝から犬が吠えていて
朝から蝉が鳴いていた
犬は吠え終わったけど
蝉は決して鳴き止まなかった
メロウさんは屋根の上
柔らかく微笑んでいる
生ぬ ....
 

なにをどう刻めば

になるのか
ずっと考えていて
失敗ばかりしていて

泣きたくなるけど
じぶんのマイナスを
なんとか加工して
ひょうげんすれば

ってね
 ....
広島で紅葉饅頭有名で種類増えても普通が一番

国内で似た饅頭によく出逢う形を変えるぐらいしかない

あるメーカー国内のお土産作るだから似たり寄ったりなのか

留守電の機械的な声嫌になる温か ....
擦過傷に滲む薄い血のような光が時折目の端にチラついていた、少し水分を取るべきなのかもしれないと思ったがまだそうしたくなかった、日曜の午後は果てしない熱と退屈の中で軟体生物のようにのたのたと過ぎ去ろ .... 浴室の/白いタイルが                                         (来住野恵子『脱衣』)

窓という窓に                             ....
桃と梨を買ってきてくれた私が
冷蔵庫に入れといた一昨日の私が
今日の気力のない私をつなぎ
私をつないでしまう

私たちは
気力のない人生を歩んでいる訳だけども
私たちは感情の少ない多い矛 ....
世の中は
予測できることできないこと
絡み合って
影響
思わぬベクトルが伸びて
大騒ぎになる

新聞紙の上
爪を切れば
いくつかは
あらぬ方向へ飛び出す
そのうち一つは
飲んで ....
私は
時々
恐ろしいことを言う
それでも
言いたい



私は
強欲な奴だ
だからこそ
足るを知る
と たまに思う



あの人から
頂いた
言葉が嬉しいの
 ....
教科書だけを頼って
知らず知らず
顔を失っていく
巨塔にエスカレーターで
上っていくの
顔はわからない
でも名刺はあるの
肩書きの交差点
顔なしたちが渡り歩く
心配はないの
皆同じ ....
 Opus Primum

鳥籠に春が、春が鳥のゐない鳥籠に。
(三好達治『Enfance finie』)

Ⅰ 初めに鳥籠があった。

Ⅱ 鳥籠は「鳥あれ」と言った。すると、鳥があった ....
こよりのヒラヒラをいっしょにもって、カシャカシャ、クモの足みたいなところがすきでお母さんとしゃがんでその橙を眺めた。
無常のすき間にある一瞬の灯、みえなくなっても終わりではないこと
傷から炎をぽと ....
氷を入れた
麦茶を
一口 二口
その人を思い
信じながら味わう



世界と
他人と
自分とに
向き合ってきたから
今の自分がある



生物のなかで
ヒトが一番 ....
気に喰わない人がいたら距離を取る
それがまともな大人とあった

距離を取れなかったら?

気に喰わない人が
親だったら、教師だったら、上司だったら

それがまともな大人です
まともじ ....
ゼロから、生まれて
赤子に、なって
子どもに、なって
大人に、なって
一緒に、なって
子どもが、できて
気がつくと、そのうち
子どもの方が、大きくなって
それでも、働いて
働 ....
魑魅魍魎の叫びのように鳴る
アラーム画面をタップ
眠りたい自分から
夢を孕んだ自分が剥がれ落ちた

脳がスヌーズを頼ることを確認し
束の間の静寂に身を委ねた

いつの間にか夢に包まれて ....
自転車を綺麗に磨き見違える自転車競技楽しむ息子

自動車の形は似たり寄ったりで内装ばかり大幅に変化

駅からは自転車に乗り自宅へと田畑の色でストレス軽減

過疎の町免許返納悩む日々交通手段 ....
ブランデンブルク門を見上げる
パリ広場でギターをかかえている老人は
天国への階段を弾いている
逆さ十字の腕章をつけた
ドイツ軍兵士のコスプレで
ビールをラッパ飲みしている青年に
好奇の ....
愛って、皮を剥いた馬鈴薯だぜ
だから俺の故郷に愛なんかなかった
紳士録にも載ってねえ名前は
この街では沢山の愛の中のひとつだ

優しさは仕舞っておけ、
乱暴な拳もポケットに隠しておけ
奴 ....
歪んだ燭台の中の左手の小指の先端の骨はすでに黄色く、そこでどれだけの時間が流れたのか見当もつかなかった、一匹の大きめの蟻が意味ありげにそのそばに留まり、しきりに触角を揺らしていた、石で作られた建物 ....  衣装ケースの底に今も蔵って有る
 レトログリーンに白ドット柄の
 スカート付き水着

 もう 着れる歳でなくなってからも
 ずっと処分せずにいた
 これが一枚の写真の様だから

 眩 ....
残酷な絵だからと
もう誰も教えてくれない
焼け爛れた日の記憶
キノコ雲に被われた
町にいた人々のことを

スクールバスはどこへ行く
地球は机上で分断され
核の傘という見事な絵空事
地 ....
星、滲む
つまり涙が出る公園
パンダのシーソー、月に吠えそう


こころ切り
切って尖らせ切っ先を
視線に変えて世界を射たい


絶望の
あとにそれでも諦めず
血を流し ....
宇品港から三高港へ
フェリーで向かう
三十分ぐらいで着くだろう

似島の側を通り
反対側の広島市内を見ながら

昔は船酔いしていた
大人になってからはしない
景色を楽しめる

小 ....
港に オレンジ
オーシャン そまる

地下の 喫茶に
ジャズ 流れ

みなとのみえる 丘へゆく
ただ白い道 杖をつきゆく

冷えた グラスが
鳴く ほどの

しめった  ....
うつくしい歓び いい香り
正直な夢 誰かは噓つき

貼りついた 素敵な歌声
偽物モザイク

暗い洗面台にひとり立たされ

ちゃんとお笑いなさい と
棒でおどされ
怒ったり
狂った ....
傷だらけの


お月さんにそっと
教える



この魂という命は
さまざまな存在と
生きてきたが
今は私と
いっしょ



私の命は
一つ限りだ。
透明な風 ....
 

「愛してる」
街は魔法の夢みたい
ピンクの文字が流れてみえる


ペンギンが
空をみあげて夢をみる
姿みたいに街角に立つ


天使という
名前の雨が降る夜は
 ....
机の上のティッシュが
富士の形になり
風になびいている
今宵は何だか、気分がいい
空気は黄色くて
あの3人の大人と出会って
狂気へ堕ちる
積木で遊ぶ
生まれたばかりの僕
積木遊び

テレビで変な顔のおじさんがツボで
ゲラゲラ笑った
おじさんは僕を睨みつける
また ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7809)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俺は初期衝動を持ってる- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-13
メロウさん- ちぇりこ ...自由詩1224-8-13
- 秋葉竹自由詩124-8-12
饅頭- 夏川ゆう短歌124-8-12
ピエロのナイフ- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-11
WHY_SHOULD_I_CRY_FOR_THE_BOY_I ...- 田中宏輔自由詩12*24-8-11
生霊- 這 いず ...自由詩5*24-8-10
newspaper- 自由詩4*24-8-10
※五行歌_四首「そこからまた_歩き出そう」- こしごえ自由詩5*24-8-9
face- 自由詩624-8-9
Pastiche。- 田中宏輔自由詩10*24-8-7
はちがつ- 唐草フウ自由詩5*24-8-6
※五行歌_五首「信じながら味わう」- こしごえ自由詩5*24-8-6
ヒキコの森- りゅうさ ...自由詩4*24-8-6
いっしょう- 秋葉竹自由詩124-8-5
alarm- 自由詩524-8-5
自転車- 夏川ゆう短歌324-8-5
Fluctuat_nec_mergitur- 藤原絵理 ...自由詩424-8-4
暗黒街の馬鈴薯- atsuchan69自由詩12*24-8-4
渇いた夢- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-4
波の思い出- リリー自由詩8*24-8-4
No.34- 自由詩6*24-8-3
夏の風- 秋葉竹短歌124-8-3
フェリー- 夏川ゆう自由詩624-8-2
たそがれの色- 秋葉竹自由詩424-8-1
夜明けの宝もの- soft_machine自由詩624-8-1
※五行歌_三首「透明な風に_肌をなぜられて知る」- こしごえ自由詩7*24-8-1
泣いてもいいならいいな- 秋葉竹短歌224-8-1
山登り- 服部 剛自由詩624-8-1
子の頃- 林 理仁自由詩5*24-7-31

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