Without knowing anything, but not do anything, the bomb is dropped, children are blown off.
という英語のT ....
秋の日に
ポタリ ポタリと
蛇口から水が滴り落ちる

秋は寂しいから
そんな滴の音さえ美しく
暇を紛らわしてくれる

停滞した思考を蘇らせ
滴は止まない

ポタリ ポタリ
秒針 ....
詩の尾っぽを見つけて
しまったら
原稿用紙の海へ
すぐさま舟を出したくなる
昼だろうが 夜だろうが
凪だろうが 嵐だろうが
あくまでも
must、って感じで

置かれた受話器から ....
まとまらない
まとめたくない

心 自由に泳がせて

瞼の裏の水辺に浮かぶ
貝殻は過去のぬけがら


まとめる気がない
今日という一日を
どんな糸もすり抜けていく ....
          161103
そこに
あったはずのものが
見あたらない
そんなことが続いて
数十年
子どもから大人に
そして老境を迎え
あの世に戻るのだと
人はいう
横町を挟ん ....
葉が咲いている
膨大な緑素の内側に隠されていた
すがすがしい高熱が
いま葉をじりじりと焼いている
葉を継ぐものたちへと自らを遺すため
いま葉は美しい自殺を持続している
葉は世界の画素と ....
新しい機種の待ち受け組み立てる夜が楽しい私の電話


携帯を握り未明にひとりきり誰かこたえて世界は在ると
わたしに命をふきこんだのは
横須賀の廃屋のようなうちに猫と車と住む
がんこなかんばん屋の男だった

かんばん屋と猫と車はそのうちで
消えたがる女をなんにんも生かし
わかれをつげてきたという ....
うちのワイフは
言ったら伝わる
と思いこんでいる
だからよく言う
「さっき言ったでしょう!」
「その時言ったでしょう!」
雨はやわらかく弾けて
あおいビー玉となり
ひとみに触れてとけてゆく

風は産毛をなでながら
うすい絹となり
はだに濡れてしみこむ


きみの発するパルスは
聞いたこともないのに
 ....
その黄金の旋律を聴け
何と斬新で鮮やかなのか
人間の成せる究極の構造をそなえ魅了する

頭蓋を瞬時に捉え
胸の鼓動は高鳴る

彼の骨格も偉大で
石棺に横たわり永遠に眠り続けながら
我 ....
わたしの舌に、消えない火傷
あなたの魂を舐めたとき

廃屋のような体に、光る痛み


もし、あの青い林檎をもいだなら
神はわたしの性を奪い
燃えさかる海に放るだろう

わたしは赤く ....
東京のビルの一つの部屋にある孤独に届く憧憬がある とりあえずはじめましてを向けてみる どこかで会った気がするけれど


角度のある君のおはようございます 僕も負けじと角度をつける


海の果て遠い国からこんにちは 僕は不自由な日本語です
 ....
その森は 迷う為の場所で 






正しさや真っ当さ

綺麗な水 清潔なもの

そんな美しさを含むものが

自分の中で過剰に飽和した時に

一旦総 ....
商店街を薙ぎ倒してゆく
あげたてコロッケのにおいがする
かぐわしい爆煙が
頭の中の大事な部分に触れている気がする
夕方17時には戦車に乗って
ブリキの通学路を蹂躙する
夕方17時には戦車に ....
一緒に飲んだカフェインに少し興奮して
思いっきり蛇口を捻った

飴と鞭の毎日
もう少し優しくして

愛情の欠如は君にしか埋められない

塞ぐヘッドフォン
もっと もっと

何も感 ....
操り人形のように生きてきて
大人から子供になったような人生で、君を傷付けるなんて思ってもみなかった

姿が見えない
心が見えない

自分の心は丸裸なのに
泣いていることにも気が付かない
 ....
男の骨は逞しく
女の血は真紅だった

どんなに抱きしめても
どんなにエクスタシーを感じても

そこには深い河が
二人の間に流れている

紅葉の季節に出逢い
花火のあがる夕べに別 ....
あなたの一秒をわたしにください

一生大切にしますから



あなたの一分をわたしにください

わたしはその幸せの輪郭を焼き付けましょう



あなたの一時間をわたしに ....
羽化が近づいている予感

ほろほろと皮膚が剥がれてゆく

ほろりほろり
皮膚がはがれてゆくのだ

それはあまりに残酷な悲劇で
わたしには耐えられない

そこに緑の陰があったなら
 ....
物々交換していた頃ひとは相手がなにを望んでいるかを考え、自らが欲しているものを手にいれていた

相手が望むもの、自らが望むもの

それをジョイントさせていた

貨幣が発明されるとそれは分断 ....
彼は冷たい水底に眠り
ときおり緩やかに踊り出す
口惜しさや無念を忘れ
与えられた使命を果たすように踊りはじめる

水底の琥珀の液体は酸化し
とても飲める代物ではないはずなのに
彼は薄く頬 ....
狭い夜にいつまでも耳鳴りに似た静寂が居座って

私は緩やかな速度で平衡感覚を失っていく


何も無い訳ではないのに何も掴めないこの手には

言葉にもしたくない汚れだけがこびりついてい ....
あの日の花筏を眺めて
幾歳を過ごしたか
その記憶はもう無い
満月を胸に抱き
脇腹に短刀を隠し

川面を眺めた夜

街は墨色に閉ざされ
月は川面の花筏を映していた

瞳を落とし
 ....
 
浮いている
{ルビ圧=の}しかかる重力
月は平衡する
走る遠景を
雨の滴で回避して


狂っている
歩行する緑の
あらがう能役者が噂する
平成の{ルビ螺子=ネジ}
とまらな ....
一枚の皿のふちが
欠けるのに似ていた


どこか満たされずに
水がもれていくような


目を閉じても
あふれるものをとめられない




  欠けている事を
   ....
うーん、とっ

斜めに傾いたような
だらっと弛んだ
秋の空はキライなんだ
アタシ

冷たい鉛色の
真冬の空の方がまだ心地いいな
冷気もキーンと引き締まってさ

落ちるんだか落ちな ....
待っているのは死
生まれては死に
また生まれかわるる
輪廻をどれだけ繰り返したら幸せになれるのか

知ったかぶりの森羅万象を
静かに受け入られるのは何時の日か

嗚呼 時計だけが秒針を ....
夜が悲鳴を上げた

 


それは耳鳴りと重なり

外にも部屋にも

からだの中にも

響き渡る事をけしてやめなかった


あなたは何を叫んでいたのだろうか ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Without_knowing_anything,_but_ ...- 5or6自由詩1*16-11-3
秋の朝に- レタス自由詩116-11-3
詩人の彼は- もり自由詩4*16-11-3
ほどいてしまおう- 葉月 祐自由詩9*16-11-3
みあたらない- あおば自由詩15*16-11-3
紅葉- 葉leaf自由詩416-11-3
携帯二首- もっぷ短歌316-11-3
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伝わる- zenyama太 ...自由詩216-11-2
変調少女- 小林螢太自由詩6*16-11-1
バッハに捧ぐ- レタス自由詩216-11-1
火のように- 印あかり自由詩12*16-11-1
雪降る里_*- もっぷ短歌316-11-1
挨拶- 水城歩短歌516-10-31
解放の森- 葉月 祐自由詩10*16-10-31
こたつと戦車- カマキリ自由詩416-10-31
ケーキ- 不思議な ...自由詩3*16-10-31
ビール- 不思議な ...自由詩616-10-31
秋の日に- レタス自由詩2+16-10-31
もしも叶うなら- 葉月 祐自由詩4*16-10-30
みどりいろ- レタス自由詩216-10-30
物々交換の亡者- 吉岡ペペ ...自由詩416-10-30
水底の歌- レタス自由詩2*16-10-30
『お菓子をくれなきゃ』- 葉月 祐自由詩4*16-10-30
青い顔- レタス自由詩116-10-30
斜視のくだる翡翠- 白島真自由詩18*16-10-30
欠けている- 葉月 祐自由詩4*16-10-30
秋とゲジゲジ- まいこプ ...自由詩6*16-10-30
死書- レタス自由詩3+*16-10-29
夜の声- 葉月 祐自由詩3*16-10-29

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