中空に散乱する
既にある言の葉

伸びる指先すり抜け
浮遊し消える

友との親交には
不都合はないのに
爛れる細胞の端々は
突かれ壊れ果て
繋げても 
繕っても
詩想は枯渇し
 ....
漆黒の闇の中
打ち寄せるジャズと琥珀の液体に
のまれてゆく
そこからインスピレーションを得ようとしても
浮かぶものはなくて
ゆらゆらと波に浮かんでいるだけだった

気分を変えて
伽羅を ....
宇宙には壁があった

宇宙にも壁があったのだ

壁は油断していた

まさかぼくに触れられてしまうとは

思ってもみなかった

それでも壁は慌てるそぶりも見せず

慌てたところで ....
都市は 心の模倣だろう
粉糠雨に 街灯が燈る
心の溝にも 点在した明るさが次第に道になる

見えない糸で繋がる送電線
車のように動きまわる明かり
しずかに一人きりの夜をともす ....
{引用=
静止したレースのカーテンが夕陽をたたえて、切りとられた金色に
染まっているこの寂しさは、切りそろえられて強調されたおかっぱ
のうなじ、森の小径で縫うようにうつろう黄色いニ匹の蝶々、また ....
からくりの歯車
まわる宙
白い粒子の雲が透ける
夢想

なみだ ひとつ
落ちる

終わりのない人波に
もまれる街は
仕組まれた余韻を残す

足跡だらけの現世
その一歩 一歩が ....
勝つ気でいたのに
決まろうとすると
空気のような蜃気楼が
鵜に乗せて
私を柚子湯に入れる
付けんとか言っておきながら
付けてくる神は
田圃を沢山所有して居て
詩を読みながら
日の出を ....
春一番が吹くと
春の香りが満ち溢れてくる

木々の新芽の匂い
花の甘い蜜の匂い
それらに釣られて出てくる動物の匂い
また遠く、南海の潮の匂い
春の香りは
暖かい潮風に乗った生きものの匂 ....
カフェ店内の化粧室から

戻ってきたクラスメイトに

『あれ?まさし君来てたんだ…

志望校一緒だよね、がんばろね!』

と話しかけられ、

「外からガラス越しに君の

アディ ....
ルシファーが
舌を出し
嗤う
  
混沌とした闇が渦巻く宙に
黒い鱗が飛び散り
不可視での
戦闘が繰り広がれる

とぐろを巻き
獲物を見つめ
昇る大蛇

  
天から白い羽 ....
泣きたいほど優しいひとがいて
あるいは いま たったいま
しばらくこのままでいたい
神さまに祈る 明かすと

思春期も反抗期もなかった
そのせいか ふいによぎっても
いつも掴めずに未知の ....
こんぺいとうは
あまいけどとげとげしてる
さっちゃんは
やさしいけどとげとげしてる
しってるの

みんなをあまくきずつける
いいな
さっちゃんはいいな

どうして
みんなはちをな ....
拭えない気怠さに埋もれてゆく
居心地の悪さはこの上なく
怒鳴りつけたい心臓は
腹の底へと沈めておく
まばたきをすることさえ煩わしく
ほくそ笑む方法すら忘れ
感情には雁字搦めに鍵をかけて
 ....
蠅が群れて飛ぶ
光る川面に魚が跳ねる

サラリーマンの
くたびれた背中に群れ

ウォーカーの
急ぎ足の後ろに群れる

渦を巻き
空に舞い上がる


夕暮れに
風は止んだ
 ....
独りきり
部屋の明かり
影揺れて

貴方を思い
徒然に
日記にしるし
夢枕

涙こぼし
泣き濡れて
春の便りを
待つ女
海や半島が見える

町が載っている

へばりついている

むこうの山に雪の名残

肉体は懐かしい光と影

セピアをカラーに

女のうでが胸をおさえる

化粧けもない悲しみだ ....
虫に喰われた枯葉
一枚

ギザギザの
迷路
刻まれてる

右か左か
どちらが美味いか
どちらが軟らかいか
思案して迷走した結果でしょうか?

スズメかカラスか
外敵から
身 ....
赤が追いかけてくる
私、足早に逃げる
不思議とかなしむ
ふとみやると
赤は、傷だらけで
私は、後悔で青に染まる
加熱する時のなかで
あたたかな関わりが風となって惑う
窓から入り込むのは、決して良いことばかりではないけれど
笑っていれば、必ず掬い上げてくれる手があるって
そんな風に風にやわらかになでられる ....
君の「おはよう」で目覚め、僕は猫みたいにあくびをする
柔らかさというものは、あるときは光、またあるときは闇の形をとっていて、君の「おはよう」も「おやすみ」もなにかの奇跡みたいにふわふわしている
君 ....
こころに絡まる
紅の糸

嗚呼
こころが

貴女は空を見つめ
頬を染める

私は深い海の底
身を隠す

こころ震え
汗がにじむ

尋ねても
答えても
もう
尾崎豊の僕が僕であるためにをケータイの待ちうたにしているひとに訴えられたことがある

地方裁判所から送られてきた封筒を開けると恩を仇で返されたような内容だった

尾崎豊か、

清原も尾崎豊 ....
 どこまでも透き通ってゆく緑の世界に僕は立っていた。
 遠く小さい窓辺から新緑に映える森が見える。
 手を伸ばすとそれは限りなく広がってゆく。
 足元には色鮮やかな花々が咲いていた。

 憂 ....
君は笑っているのです
この世に何の跡形も無い
存在の事実さえ消え去ろうとしています

その君がここにいてくれる
きっと素晴らしいことに違いありません

君は笑っているのです
決して交わ ....
きみが
ふるさとを
いとしく呼ぶ

あいづ と

づ、にアクセントをおいて

うかうか
夜行バスで
きてしまった
きみが歩いた町を
見たくなってさ

雪の白と温泉の湯気
 ....
蒼い優しさに触れ
眩暈の空に包まれる

流星の矢に射抜かれて
陶酔の海に沈み行く

絡みつく潮風
生暖かい夏の夕べ

白いシャツに透ける躰
触れる指先に伝わる鼓動

羽化したば ....
耳元に
毛細血管の危うさで
流れゆくのは
私の心臓

体中を駆けめぐる
火照った愛撫が
暴れ出すのを
待っている

水の臭いは排水溝へ捨てた
吐息を微かに白くして
私の心臓は
 ....
豆腐くらいの冷たさの風

味噌汁ほどの温かさのこころ

まっすぐなこの気持ち

浮かんで浮かんで消えて浮かんで


肩のちから

抜く

飛び降りた


それでもぐちゃ ....
孤独に紐をつけ
手繰り寄せられる

冬の無燈の部屋には
たどり着けない夜

銀の鍵
月光に照らされ
それを不思議そうに
見つめる

雑踏に流され
ふらり ふらり
足跡を辿れば ....
淡々と進む
学校の授業中に
別の先生が入って来て
私を呼んだ
おじいちゃんが死んだと
小声で囁いた

今日の朝も
いつもと同じように
朝ご飯を食べると
洗面所に走り
制服に袖を通 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
枯れ枝- 星丘涙自由詩4*17-2-23
明日- レタス自由詩217-2-23
宇宙の壁- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-23
粉糠雨の街灯_- るるりら自由詩19*17-2-22
陽だまり- 本田憲嵩自由詩12+*17-2-22
終焉- 星丘涙自由詩5*17-2-21
太陽- 間村長自由詩13*17-2-20
はるのかおり- 長崎哲也自由詩9*17-2-20
受験シーズン2017- しょだま ...自由詩5*17-2-20
誘惑- 星丘涙自由詩2*17-2-20
Tokyo_Blue- もっぷ自由詩1017-2-20
こんぺいとう- 朧月自由詩417-2-20
自虐の歌- 坂本瞳子自由詩2*17-2-20
春一番- 星丘涙自由詩2*17-2-19
独り- 星丘涙自由詩3*17-2-19
海や半島- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-19
ギザギザの- まいこプ ...自由詩617-2-19
- 水菜自由詩417-2-19
加熱する- 水菜自由詩217-2-19
君は宝物- 水宮うみ自由詩5*17-2-18
嫉妬- 星丘涙自由詩4*17-2-18
世俗にて- 吉岡ペペ ...自由詩317-2-18
緑の世界- ヒヤシン ...自由詩11*17-2-18
君は笑っているのです- 宣井龍人自由詩15*17-2-17
インディアン・サマー- 田中修子自由詩21*17-2-17
思春期- 星丘涙自由詩10*17-2-17
紅く晴れた夜に- 末松 努自由詩7*17-2-16
ぼくの哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩1017-2-16
さみしい- 星丘涙自由詩4*17-2-16
- テレ東専 ...自由詩217-2-16

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