嗚呼もう
愛してる
阿吽の息
逢えたね
青い鳥も
赤くなる
飽きたら
悪夢見て
明け方に
憧れたの
朝日の方
足を向け
明日から
汗かいて
遊びたい
あたしは
あちこち ....
「しなものになる」

しょるいを作る
しょるいを手渡す
しょるいを顧客にくばる
挨拶をする
おはようございますを言う
おつかれさまを言う
ルールでもないのに
昼食のときにいただきます ....
見上げた空に響く音
夜の果てを追いかけた心が輪を描く
透明な糸で結ばれた声
掴めぬほどに朧げな希望

指先に感じた微かな振動
目を凝らせば見える星のよう
意志を込めても止まらぬ揺らぎ
 ....
新しい詩を探していくつ旅をすればいいだろう
溢れる想いを言葉に乗せてリズミカルに詠う強さを僕は持ちたい

頭の先から足の爪先まで創造の神が渇れ果てるまで
迸る激情(パッション)を筆に込め白い草 ....
草臥れたぼくを折りたたんで
シャボン玉みたいに脆い
紙飛行機
ため息に乗せて飛ばしたんだ

きみのところに届いたら
開いてみて
きみの瞳に映る時だけ
ぼくは ぼくでいられるから

 ....
「それは、垂直に切断されているのか、しているのか?/『〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖』と『五行歌、ふくインさん』を比較する」



 人は守られている時、いない時、世界というものに対してどう接 ....
闇夜には似合いの歌があるのです

げんげ田をこえて野ネズミ丘をいく

ハナミズキよく似た香りを持った人

ラ音からゆっくり下るセレナーデ

白き月青き地球の対となり

地に落ちてそ ....
人は、ナレーションによって世界を正しく認識しようとするものである。
例えば目の前に石があり、草が生えていて、それは今どこにいるのかということを認識しようとする時、無意識の中でナレーションが働いている ....
葉桜の明るい緑がそよぐ
もう花は残っていないと思ったのに
花びら一粒が風に乗って
頬を掠めていった
緑の隙間から太陽の光こぼれ
眩しさで目を細める
その背景の前で
風に揺れたスカートの裾 ....
窓を開ければ網戸越しに
葉桜になりかけの桜が見える
ひらりとひとひら落ちて
また落ちた

落暉が迫っている空は
枝先の向こうでまだ光を失ってはいない


今日の昼間に受けた知らせに
 ....
子の贈りし藤の鉢植え花新た

桜散り人伝に知る一つの死

甘やかな薄紅窓辺のスィートピー
ふわっと蒸しタオルで顔を包まれる安心感
顔を包むホイップクリーム
束の間の緩みから転落するように
カミソリが肌を滑るスリル
リラックスがこそげ落とされ
たらればが緊急に緊張を引き出し
背骨 ....
去年の秋のことだ。
老婆がひとり、道の上を這っていた。
身体の具合が悪くて、倒れでもしたのかと思って
ぼくは、仕事帰りの疲れた足を急がせて駆け寄った。
老婆は、自分の家の前に散らばった落ち葉を ....
甘美な毒を囁く邪な蛇にイブは微笑み
アダムは創造主の鉄槌に拳を振り上げる
背後には漆黒の闇に響く神の咆哮
楽園を追い出され後戻りはできない
血塗られた茨の道を彷徨い
地獄の業火が明滅する世界 ....
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた

芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする

裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ....
かつてそこにあった屋敷を眺める僕
いつもクラシック音楽が流れていた
塀で囲われて中の様子はわからない
僕のクラシック人生のように
安定感があっても大切なものが見えなかった

ある日養生シー ....
詩読み人のひとりごと

心臓の表面に張り付いた固定概念という
古さびたシールを剥がす作業のツールに
詩が最適なので利用した(詩を読んだ)
 それは、思わず気を失うほどの雪の吹きだまり。──いや、光の吹きだまりであるのか。白色光の一色のなかに、世界の半透明の「真髄」のような幽霊が立ち並ぶ。200mも行けば次の幽霊に出会える……。一人に触れ .... 白目が灰色に染まりはじめる
黒目が必死に見つめるもの
白目を穢して
黒目に映る暴力の影
白目は不安から恐怖へ
黒目がきらりと光る
白目は恐怖から絶望へ
黒目が執拗に見つめるもの
白目が ....
未来の息吹
世界が集う光の舞台
裏には金や政治の影ちらつく
光と影 斑らの土壌に
夢の種
技術の花
木造鉄筋の森の中
文化の橋を渡ってみよう
地球の鼓動
共に刻み
希望の地図を描き ....
「子供」

たいせつなこと
あたたかなこと
まいにちのご飯のようなこと
さびしくなったときに思いだす、
いとこの飼っていたくろねこのこと
インコにえさやりしたこと
はらぺこで原っぱをか ....
吾寄する{ルビ車座=くるまざ}対話や春の会

群れ咲ける黄のフリージア切らず置く

{ルビ韮=にら}を摘む{ルビ衣=ころも}の裾を濡らしつつ
愛犬チャボはトイプードル
散歩がてらランニング
朝の土手を思いきり走って行くよ
草の匂いを肺に入れて
ぼくはrun・run・run
チャボはちょこまかちょこまか
歩幅の違いを埋めて
並ん ....
雲のヴェールを被り
君の瞳の輝きが霞む
昨日までの甘い囁き
ひんやりとした沈黙
言い訳めいた口調で
言葉が空に散り散り
曇り空に溶けていく
空が重く息を潜める
ざわめく心の隙間を
轟 ....
駅までの道のりが
気怠い朝

右側に公園
木々から
ピヨピヨ

左側に民家
屋根から
ピッピッ

鳥たちは
何を話しているのだろう

ぼくは
真ん中で
おはよう

 ....
ボーナス制度とは搾取ではないか。
封建制度の名残である。
賞与は褒美として渡される。
縛りつけるつもりなのだ。
(ボーナス入るまで、やめないでねって。)
給与だけなら12回の手 ....
陽気に囲まれて
気持ちが持ち上がっていると
釘のように刺す影
不安の裏地で
肌がかぶれる

絶望ばかりしていた
私にさようならしたのに
転落しそう
眩暈に揺れて
踏みとどまる

 ....
待ち時間にファミレスで
注文のランチはすぐに平らげて手持ちぶさた
大型案件がすぐ目の前
いつ呼び出されてもいいように
張り込み刑事さながら待機
スマホの充電が減っていく
ドリンクバーで何度 ....
冷たい指先で触れた過去
黒いインクが滲むように
記憶からじわり漏れ出す
あの日ぼくが殺した夢が
まだ静かに息をしている

硝子越しに見る自分の影
歪んだ顔が口角を上げて
逃さないと脳内 ....
また冷たくて温かい、ここへ、
(たどりついて)(やってきて)(おくられて)しまった……
風の吹き送る桜の花見ごろの花びらのように、
この身はひるがえった。
ここはまた冷たくて、温かい。
   ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8297)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あ+五十音/アハ体験?苦しい- 自由詩725-4-21
働くということ- 大町綾音自由詩4*25-4-21
透明な座標- 自由詩7*25-4-20
創造の旅路へ- 栗栖真理 ...自由詩4*25-4-19
Paper_airplane- 自由詩12*25-4-19
それは、垂直に切断されているのか、しているのか?/『〈根源悪 ...- 大町綾音散文(批評 ...2*25-4-19
つれづれと俳句(無季)- 大町綾音俳句2*25-4-19
ナレーション魂。ナレーション熱- 鏡文志散文(批評 ...3*25-4-18
夏がくる- 自由詩8*25-4-18
窓を開ければ- 美世自由詩2*25-4-18
五年目に咲いた花- 美世俳句2*25-4-18
たらればの恋- 自由詩14*25-4-17
横木さんの本を読んで、やさしい気持ちになった。- 田中宏輔自由詩15*25-4-17
漆黒の鉄槌- 自由詩4*25-4-16
はなみずき- 美世自由詩9*25-4-16
瓦礫の旋律- 自由詩4*25-4-15
詩読み人のひとりごと- 足立らど ...自由詩4*25-4-15
ストリート・フラッシュ──街角の幽霊- 大町綾音自由詩5*25-4-15
eyes- 自由詩9*25-4-14
光と影の博覧会- 自由詩325-4-13
思い出- 大町綾音自由詩8*25-4-13
惜春- 美世俳句2*25-4-12
run・run・run- 自由詩8*25-4-12
風を祈る- 自由詩8*25-4-11
朝の挨拶- 自由詩5*25-4-10
懲らしめてやりなさい。- 田中宏輔自由詩17*25-4-10
Stabbing_Shadow- 自由詩10*25-4-9
ある日の俺様- 自由詩8*25-4-8
黒の残響- 自由詩6*25-4-7
また冷たくて温かい……- 大町綾音自由詩2*25-4-7

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