おだてられ、
笑みが思わずこぼれちゃう
《女ですもの》ほしがりませんわ。


本当の
ことをこっそり教えるね?
きみ、あたしのこと《好き》らしいわよ。


きみがま ....
波 1

{引用=寄せてくる
返ってゆく

そのはざまにすべてがあって
あるいは
そこに何も見つけられなくて

寄せてくる
返ってゆく

その現象だけが
いちまいの絵のように ....
私の
命は
傷だらけ
だけれどこの傷も
命の一つ



楽しいことも
苦しいことも
人生ゲームだと
思えば
レベルアップ?



月の光に
照らされる小石
私は今夜 ....
うすら寒い部屋にはまいる
部屋の窓と戸と、風呂の窓を換気の為に
3センチくらいわざと開けているからだけど
全部閉めてしまうとタバコの煙がこもってしまうし
新型コロナの感染予防のためでもあるのだ ....
道を踏み外すには
道の上を歩かなきゃならない
そもそも道の上を
歩いているのかもわからない
気が付いたら道草を食う人でした
目的地まで真っ直ぐ歩くことの出来ない
Born to Be方向音 ....
門番の一人は、二人ともう一人の門番とを残して、
屋敷のなかへと消えていった。そして、二ヤールほどの時が経つ。
そして、神妙な面持ちで一行の前へと帰ってきた。
「どうぞ。エイソス様はお二人にお会い ....
「ここを通す前に、聞かなくてはならないことがある。お前は何者か?」
「わたしは、エインスベル。戦士エイソスの古い友人だ」
「友人? エイソス様には多くの知己がいらっしゃる。親しい者から、
 信用 ....
エインスベルとリグナロスは、門番の前に進み出た。
門番たちの表情がこわばり、彼女たちを牽制する顔つきになった。
「どうにも反応が良くないようです……」
「{ルビ魔導士=ウィザム}は嫌われているか ....
繊細で 優しい子は すぐに 傷ついて しまう

泣いてしまう

普通に 接しても すぐに 泣いて しまう

鈍感な わたしは いつも とまどってしまう

しかし

繊細で 優し ....
エインスベルは、リグナロスとともにエイソス邸の前に立っていた。
それは、クールラントの千人隊長にふさわしい、瀟洒な屋敷だった。
戦士エイソスは、クシュリーと結ばれて以来、一家を構えていたのである。 ....
「そうだな。転移魔法が使える場所へと、急ごう。
 わたしは、戦士エイソスの元へと向かう。彼は、
 今でも中立の姿勢を保っているに違いない。正義を信じているのだ。
 しかし、わたしにとって正義とは ....
「ヨランよ、お前もわたしの敵になるのかもしれないぞ?」
アイソニアの騎士とヨランが立ち去った後、
エインスベルは独りごちた。それを、リグナロスだけが耳にする。
「エインスベル様……?」

リ ....
(祭祀クーラスも、エランドルも、世界をどのように変えて行こうとしているのか、
 今はまだ分からない。ライランテの戦争は間近に迫っている。
 アイソニアの騎士は、アースランテの側に立って戦うだろう。 ....
そうして、アイソニアの騎士とヨラン、そしてエインスベルとリグナロスは別れた。
迷いに駆られたエインスベルは、再び虹の魔法石を見つめる。
(この監獄において、虹の魔法石はすべての魔術を無力化した。
 ....
ヨランがエインスベルと別れる寸前、
彼は、ひとつの言葉をエインスベルの耳元で囁いていた。
「エインスベル様。エランドル・エゴリスは、あなたを利用しようとしています。
 彼は、もしくはこのヨースマ ....
  

わずか一杯の水を飲むために

懸命に生きなくてはいけない
ひとたちがいると聴く

ミノマワリニハ、イナイ

流れる音楽にその身を委ねて

生きるための最後の快楽を
 ....
The Long And Winding Road
古い旋律が、折り重なる
小さな丘の上
ここは、見晴らしが良いから、と
きみはベンチに腰掛けて
編み物を始めようとする
小さな春が ....
二〇二二年七月一日 「バスカヴィル家の宇宙犬」


 海外SF傑作選『クレージー・ユーモア』5作目は、ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスンの「バスカヴィル家の宇宙犬」地球人の真似をする ....
いままで亡くなったひとびとの
すべての墓に供えるには
花が足りない

そのことをかなしむこともできないほど
墓標は増えつづけている

忘れられた
記されなかった
記憶のなかに
わた ....
夜に浅い眠りを過ごしていると
その夢のなかにどこかとおくの
海の波の ざわめきが入りこんでくる
未来への何かの予兆か
遂げられなかった過去の思いへの悔恨か
そのざわめきはこの脳を支配して
 ....
禎三じいさんの心肺は
焼玉エンジンで出来ている
血走った目ん玉で
真っ赤な火をぐるぐる吐き出す
禎三じいさんの体は
長い年月をかけて
魚どもに食べられてきた
腕や足を食べられてきた
禎 ....
 

毎日 毎日 繰り返すことの 楽しさが 

例えば 机に 座っているとき 

ぼんやり ストーヴの光の赤を 

見ている その時 

こころが 暖かい そのとき 

幸せを ....
冬になるかなしみ色の風がゆく枯れた野原を雪駄で駆けた 二〇二二年六月一日 「荒木時彦くん」


 講談社文庫の海外SF傑作選の1冊、『未来ショック』4作目は、アイザック・アシモフの「夢を売ります」どこかで読んだことがあると思って調べたら、ジュディス ....
点は線になって
そして
裾野は広がって
裾野は輝く草原としての
青い営み
わたしたち
純然たるacidだから
溶けるエナメル質
ほら、最後の乳歯は抜けて
鼻先でワルツを踊る
わたし ....
 明るい、明るい心を探していた。切り刻まれた自己は、けっして元には戻らない。ああ、どうして? 天気はこのように移り変わって(天気予報を無視して)、わたしの上に雨を降らせる。晴れた空ではなく、雨が救いに .... 「では、行きますよ。アイソニアの騎士様。
 これで次元跳躍は……三度目ですね」と、ヨラン。
「おいおい、俺は次元跳躍なんてしたことがないぞ?」
「お忘れですか? ハーレスケイドへと行くとき。帰る ....
「甘い、というのは遺憾だな、エインスベル。俺は……」
「黙って」エインスベルは、アイソニアの騎士の唇を指で押さえる。
「これ以上は何も言うなというわけか。良いだろう。
 俺は、イリアスの救出に行 ....
「おい、エインスベル。奴の目的は何だと思う? 奴というのは、
 もちろん祭祀クーラスのことだが」アイソニアの騎士が苛立たし気に言った。
「分からない。事を有利に運ぼうとしているのは、分かる。
  ....
「分かった。俺は俺の妻を救いに行こう。おい、ヨラン!
 次元跳躍の魔法は使えるのだな? 彼女の前に跳躍してみせろ」
「何とおっしゃします、騎士様。あれは、この身をすり減らすものなのですよ?
 滅 ....
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