だいこんを抜く
よく太って近年にない出来映えだ
ぢの痛みを我慢しつつ植えつけたから
ご褒美なのかもしれない
この冬は
だいこん、たまねぎ、そらまめ、茎ブロッコリーが
畑で育つ
いつも ....
サクマのドロップ缶には
カラフルなドロップの
挿絵が描いてあって
ほかのところは金色のメッキで
平べったいブリキの缶の上の
小さな丸い蓋をポンッと外して
傾けるとコロコロと音をたてて
....
昨夜
夜中にどうしてもコーラが
飲みたくなったので
自転車でコンビニまで出かけた
タバコを買いに
朝、また出かけるのが嫌だったので
遠くの別のコンビニまでハシゴして
フォルテを二箱と ....
お月さんよぅ
誰も見上げてないよ
平凡な様子だからかな
月蝕の時と同じ月なのに
毎日同月
ややこしいな
(ちがうよ)
誰かしゃべった?
お月さん?
毎日、別の月だったんだ ....
二〇二二年九月一日 「フィリップ・ホセ・ファーマー」
ぼくの大好きなフィリップ・ホセ・ファーマーの本が Amazon のネット古書店で、1円とか2円で売っている。なかには数千円のものもある ....
休みやすみしつつ倦怠感と闘いながら
洗い物と米研ぎを済ませて、ご飯を炊いた
後は卵を一個茹でて、茹で玉子にして
レトルトのカレーを温めるだけだ
今夜の夕食は、茹で卵乗せカレーだ
昨日、使 ....
さっきから暫し
詩的な夢想をしてみた
イメージの世界で遊んでいた
詩を書いて満ち足りた感覚があった
昨日まで使っていた電子決済が
今朝は使えなかった
だから紙巻タバコも氷もコーラも
....
希望の朝。
常緑樹が瞳に優しい。
無情の朝。
屹立する断崖絶壁に立っている。
どんな夜を過ごそうが朝は来る。
不安、悲しみ、淋しさ、諍い。
微笑み、喜び、美、愛 ....
ある程度の挫折と
ある程度の喜びをある程度やってみたいとおもっています
精神的にてんぱりが止まらず
みなさんご存知の自分の限界的場所に
いつまでもいたわけですが
自分の限界なんであくまで ....
石化した待合室で蝗が飛ぶのを見た
複眼で分割されたぼくが
次々と風化されてゆく
風の中に散る秋の花があって
単線の枕木は草草に食べられている
薄暮という暗さの中で
祖母の大きな輪郭を覚えて ....
引き
裂
かれた
路傍の草
むっとする湿気
雨 アメリア アメリカナイズ
憂鬱な空は
したり顔した無意味の羅列
その重苦しい隙間から
ぽっかりと
浸出しはじめた
ひとつの ....
水につけておいた
電気釜の内釜と玉子焼き器と茶碗を洗う
内釜の底にへばりついている
もち米を爪でかき取る
それらを石鹸で洗って
温水で洗い流す
洗い物はそこまでで一旦、止めて
部屋に ....
二〇二二年八月一日 「海東セラさん」
あしたは高木精神科医院に行く日だ。
ワールズ・ベスト1965『時のはざま』5作目は、ウィリアム・F・テンプルの「時のはざま」ゴッホのいる時代にタ ....
おだてられ、
笑みが思わずこぼれちゃう
《女ですもの》ほしがりませんわ。
本当の
ことをこっそり教えるね?
きみ、あたしのこと《好き》らしいわよ。
きみがま ....
波 1
{引用=寄せてくる
返ってゆく
そのはざまにすべてがあって
あるいは
そこに何も見つけられなくて
寄せてくる
返ってゆく
その現象だけが
いちまいの絵のように ....
私の
命は
傷だらけ
だけれどこの傷も
命の一つ
楽しいことも
苦しいことも
人生ゲームだと
思えば
レベルアップ?
月の光に
照らされる小石
私は今夜 ....
うすら寒い部屋にはまいる
部屋の窓と戸と、風呂の窓を換気の為に
3センチくらいわざと開けているからだけど
全部閉めてしまうとタバコの煙がこもってしまうし
新型コロナの感染予防のためでもあるのだ ....
道を踏み外すには
道の上を歩かなきゃならない
そもそも道の上を
歩いているのかもわからない
気が付いたら道草を食う人でした
目的地まで真っ直ぐ歩くことの出来ない
Born to Be方向音 ....
繊細で 優しい子は すぐに 傷ついて しまう
泣いてしまう
普通に 接しても すぐに 泣いて しまう
鈍感な わたしは いつも とまどってしまう
しかし
繊細で 優し ....
わずか一杯の水を飲むために
懸命に生きなくてはいけない
ひとたちがいると聴く
ミノマワリニハ、イナイ
流れる音楽にその身を委ねて
生きるための最後の快楽を
....
The Long And Winding Road
古い旋律が、折り重なる
小さな丘の上
ここは、見晴らしが良いから、と
きみはベンチに腰掛けて
編み物を始めようとする
小さな春が ....
二〇二二年七月一日 「バスカヴィル家の宇宙犬」
海外SF傑作選『クレージー・ユーモア』5作目は、ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスンの「バスカヴィル家の宇宙犬」地球人の真似をする ....
いままで亡くなったひとびとの
すべての墓に供えるには
花が足りない
そのことをかなしむこともできないほど
墓標は増えつづけている
忘れられた
記されなかった
記憶のなかに
わた ....
夜に浅い眠りを過ごしていると
その夢のなかにどこかとおくの
海の波の ざわめきが入りこんでくる
未来への何かの予兆か
遂げられなかった過去の思いへの悔恨か
そのざわめきはこの脳を支配して
....
禎三じいさんの心肺は
焼玉エンジンで出来ている
血走った目ん玉で
真っ赤な火をぐるぐる吐き出す
禎三じいさんの体は
長い年月をかけて
魚どもに食べられてきた
腕や足を食べられてきた
禎 ....
毎日 毎日 繰り返すことの 楽しさが
例えば 机に 座っているとき
ぼんやり ストーヴの光の赤を
見ている その時
こころが 暖かい そのとき
幸せを ....
冬になるかなしみ色の風がゆく枯れた野原を雪駄で駆けた
二〇二二年六月一日 「荒木時彦くん」
講談社文庫の海外SF傑作選の1冊、『未来ショック』4作目は、アイザック・アシモフの「夢を売ります」どこかで読んだことがあると思って調べたら、ジュディス ....
点は線になって
そして
裾野は広がって
裾野は輝く草原としての
青い営み
わたしたち
純然たるacidだから
溶けるエナメル質
ほら、最後の乳歯は抜けて
鼻先でワルツを踊る
わたし ....
夜明け前にカメに食事をあげる。
かなり早いが、カメは早起きなので
起きる前にあげる。
小松菜の葉を3枚から5枚くらいあげる。
カメは陸ガメだから、植物の葉しか食 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト
(7809)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
続_ち、に濁点
-
たま
自由詩
11*
22-12-8
「サクマのドロップ」
-
ジム・プ ...
自由詩
3*
22-12-5
「言い知れない憎しみ」
-
ジム・プ ...
自由詩
2*
22-12-5
お月さんよぅ
-
木葉 揺
自由詩
5*
22-12-5
詩の日めくり_二〇二二年九月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
11*
22-12-5
「新芽のような想い」
-
ジム・プ ...
自由詩
3*
22-12-4
「日々の雑多な想い」
-
ジム・プ ...
自由詩
3*
22-12-3
信念
-
メープル ...
自由詩
3*
22-12-3
ある程度の挫折
-
モマリサ ...
自由詩
1
22-12-2
祖母と単線
-
ちぇりこ ...
自由詩
7*
22-12-1
道標
-
Giovanni
自由詩
2*
22-11-29
「俺の家のゆうげ」
-
ジム・プ ...
自由詩
3*
22-11-28
詩の日めくり_二〇二二年八月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
22-11-28
ゆめのなかなら、愛しちゃいそう
-
秋葉竹
自由詩
1
22-11-27
小詩集・波
-
岡部淳太 ...
自由詩
3
22-11-27
※五行歌_四首「大切な悲しみ」
-
こしごえ
自由詩
5*
22-11-26
「貴方と夜と音楽と、について」
-
ジム・プ ...
自由詩
2*
22-11-26
ワイルドサイドを歩こうとする
-
ちぇりこ ...
自由詩
6*
22-11-26
繊細で_優しい子は
-
ダンテ ...
自由詩
1
22-11-25
自称だとか、他称だとか、どーでもいーんだよォ、詩人たちに捧げ ...
-
秋葉竹
自由詩
1
22-11-23
Little・C
-
ちぇりこ ...
自由詩
7*
22-11-22
詩の日めくり_二〇二二年七月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
15*
22-11-21
いままで亡くなったひとびとの_すべての墓に供えるには_花が足 ...
-
凍湖
自由詩
8
22-11-19
夢の潮騒
-
岡部淳太 ...
自由詩
6
22-11-19
禎三じいさんのこと/焼玉機関
-
ちぇりこ ...
自由詩
4
22-11-19
時間 __
-
ダンテ ...
自由詩
2
22-11-15
星月夜
-
秋葉竹
短歌
2
22-11-15
詩の日めくり_二〇二二年六月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
22-11-14
It’s_raining_cats_and_dogs!
-
ちぇりこ ...
自由詩
3
22-11-12
妻の連れ子のカメの話
-
ダンテ ...
自由詩
2
22-11-9
1
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