今朝は雨雪にならずに安堵した今年の冬は無口貫く

冬枯れの樹木に山が覆われてさびれた村に私ため息

我が子より年下なのに熟れているおんなの尻に目を奪われて

寒すぎて真っ裸になれないよ必要 ....
間違いなく
誰一人
物心ついた正確な日時を記憶してるなんて
不可能だ

それ以前に時間の認識と言う
重要な鍵を握らなくてはならないのだから

物心を手にした頃なんて
遥か遠くでかすか ....
やってねえよ

オレじゃねえ

本屋で本積み上げてレモンを乗っけてきた?

何の為に?

知らねえよ


やってねえよ

空いっぱいにフランスパンを浮かべた?

どうやっ ....
一押しのモヤモヤ
多分、現すに満たない私の表現力は
見る者を選ぶかもしれない


正体を見るにその主は
大は宇宙の様から
小は感情の機微まで

高みから見れば何とはないが
澱んだ眼 ....
ツンドラに三日月墜ちて小半日そろゝ窓も童話帯びしか


鍵盤に凭れし少年老いやすき高音探しに暮るゝ聖堂


魂は濡らさぬようにふところに忍ばせて来る冬の男ら


おもいでは至る所に散 ....
丘の上には公園があり
たくさんの日曜日が植わっている
真っ白な小さな手が花のように開き
その上に我が物顔で日曜日が
乗っている
自転車を押して登らなければいけない
花梨がまだ実を手 ....
「過去から歩いてきた血液」

十四の頃眠れず、深夜に目覚まし時計の強化プラスチックの蓋を無理やりこじ開け、中の秒針をもぎとった。その時不用意に人差し指の腹の部分を切ってしまい、少なからず失血があっ ....
どうせなら酒色に溺れて、あげくの果てに人生を棒に振ってみたかったな
そんなすくわれようのない生き方が痺れるくらいにかっこよく思えたからさ
その方が文学を志す者の一人としていい肥やしになるんじゃない ....
初めはそんなこと知らなくて
何でも通じると思ってた

あなたが男だから
わたしは女であって
この世界のふつうと思ってたから
違う世界の人だなんて
思わなかった
違う世界も男と女があるん ....
若い人の行くてには輝かしい未来が待ってる なんて
いったいどこの詐欺師が言ったんだか

大都会東京 その中心から外れて千葉に近い街だった
総武沿線駅の南口だったか北口だったかもう思い出せなくな ....
数式で「ブラックホール」をみても、
心は沈まない。

将棋で「▲7七金」をやられたら、
心はきんとんうん!
名月を背にして仮面舞踏会 愛を1リットルをおくれ
もしお金で買えるならばね

ひもじさをもう一度おくれ
愛に満たされた後で

美しい言葉が降りてくる前に
本当の悲しみを教えてくれるかい

ストリートファイトで ....
考え込んだり
悩み抜いても
そこから解答引き出せないよな

そんなら
いっさいを払いのけて
ノー天気に生きたほうが
良いんだよ

運が良ければ
幸福の頂点に手が届くかも知れないし
 ....
十九歳だったある夜
吉原の風俗店で童貞を卒業しました
とても後味のわるい初体験でした

相手の女性は直ぐにそれを察してか何だか嫌悪感を持った空気感じてしまいました
勿論 
露骨にそれを見せ ....
白黒の共産主義が
もろい壁のように崩れていくんだ
英字新聞の白黒の写真に
真っ赤なルージュを塗って
クレヨンみたいに踊り狂って

瓦礫の山を這うのは
蟻か人でなくてはならない

幼稚 ....
なんにもできない
この詩に涙の塩辛さを染ませることも
……
だから
それができないなら
詩などだめなのだ

ぼくは非才などべつにきにしない
たましいのことが
ずっと気にかかるのだ
 ....
絶望を書いて
絶望を試し
絶望に生き
絶望に倒れ

絶望的に笑う

夢を見て
夢を描いて
夢に見られて
夢に壊れて

夢幻は彼方へ

自分を晒し
自分を無くし
 ....
あなたが深く絶望するとき
世界は絶望するけれど
その世界はぼくの世界とは違うのだけれど
そのことでごめんなさいと思うのは
あなたの絶望の世界のなんだろう
ぼくは
まあこんな人間でやってきた ....
たとえるなら
 男は種子
 女はその種子を蒔かれる畑
だけどそれを言葉にしたら今の時代おおいに批判されてしまう
だろう

でも いったい何で男女の体が結ばれるとき
性の快楽に火がついて燃 ....
自分はもともと
オリンピックに興味がない
しょせん人間の体力がいかに
劣っているか
それだけのこと
イルカに勝てるかい
チーターに
ゴリラに勝てるかい
ウイルスにだって
勝てやし ....
 
                

冬の地下室へ下りていく軟らかい階段を
見つけられない影たちが
窓枠に囲まれた薄闇の奥にたむろするので

もうないはずの衝動に駆られ
割れて逆さま ....
ワイワイ微笑むんじゃないよ
在りし日のレストランで
見せてたような笑顔
全部がそれなりになってゆく
そんな風におもえた頃

今の自分には
両手で受けても
こぼしてしまいそう
あふれす ....
「落雷」

本当はなにもいえない
脳梗塞の後遺症が残った人の
下の世話をしたとき
涙ポロポロ流して
その人俺の事怒ったっけ
俺はあの時立ち竦んで
10秒間
職務放棄した
それが俺だ ....
二〇一五年二月一日 「樵」

 30年ほどむかし、毎週土曜の深夜に、京大関係の勉強会かな、京大の寮をカフェにしていて、関西のゲイやレズビアンの文学者や芸術家が集まって、楽しく時間を過ごしていたこと ....
大好きなママがいなくなると
君はかなしくてすごく泣く
ママが来ると君は安心する
角のとれた軟らかい積み木を噛んで
ティガーとプーさんを放り投げる
ママがお呼ばれする
すると君はすこしキョト ....
いったいどこに連れてかれるのか
路地という路地
通り続けて何時間
今までになかったことが
起こっているのは確か

とにかく一人では
起きなかった事件
それでも自分の意思が
なかったら ....
あなたの子供の子供の子供の……
100世代あとの少女が
かつてジャカルタだった森で
光合成をしてる

髪も肌も瞳も緑色で
2本の長いアンテナを傾けて
何か探してる

少女の足 ....
「墓石」

それはいつからかはじまり気が付くと終わる
そのようなものをさがしたら
じつにそのようなものしか無く
それはすべての核部へ到り
かつぬけてゆく風やうたであった
なので却って太陽 ....
ラップを指で押して
破けないように保つ
世界が終わるような
リズムが聞こえるから

誰かがライムで越えたのか
隣りの世界まで

こちらはただの台所
どうしようもなく
ラップの上から ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬のうた詠む- こたきひ ...短歌321-1-24
耳元でポエムが囁きだした頃から- こたきひ ...自由詩521-1-24
供述- 墨晶自由詩5*21-1-24
不確定なモヤモヤを、拙く認める- 二宮和樹自由詩221-1-23
十二の落首- 道草次郎短歌3*21-1-23
同一テーマにおける3つの変奏「てがみ」- すいせい自由詩321-1-23
過去から歩いてきた血液__他一篇- 道草次郎自由詩321-1-23
どうせなら酒色に溺れて- こたきひ ...自由詩721-1-23
異世界の人- 木葉 揺自由詩321-1-22
若い人の未来- こたきひ ...自由詩321-1-22
ナニコレ- ナンモナ ...自由詩2*21-1-22
名月を背にして仮面舞踏会- 北大路京 ...俳句421-1-22
ストレイキャットブルース- 梅昆布茶自由詩821-1-22
極寒の朝に- こたきひ ...自由詩521-1-22
十九の夜- こたきひ ...自由詩321-1-22
折り鶴は水色- 秋也自由詩221-1-21
無題- 道草次郎自由詩2*21-1-21
滅却- シホ.N自由詩221-1-20
水は流れるところへ流れる- 道草次郎自由詩7*21-1-20
軽薄なつぶやき- こたきひ ...自由詩221-1-20
勝てやしない- ナンモナ ...自由詩3*21-1-19
地下室へ下りる階段を- Lucy自由詩7*21-1-19
レストランもないのに- 木葉 揺自由詩3*21-1-18
落穂- 道草次郎自由詩3*21-1-18
詩の日めくり_二〇一五年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-1-17
眠る世界へ- 道草次郎自由詩3*21-1-17
逃避行7- 木葉 揺自由詩4*21-1-17
connect_the_lines_(promises)- mizunomadoka自由詩321-1-17
夜の夢の分裂、他三編- 道草次郎自由詩6*21-1-15
ラップ- 木葉 揺自由詩1+*21-1-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277