酷暑の最中だったが、脳髄に氷水が流し込まれているみたいに冷めていた、体温や体調のせいなんかじゃない、俺がそこにどんな感情をも持ち込むことが出来ないせいだ、必要最小限の自分への命令、下手糞な機械の模 ....  

蛇口が壊れたままだから
ポツリポツリと水が落ちつづける

心が壊れたままだから
止めたくても涙がこぼれつづけるみたいな


もう、いいがげんに、しなくては、ね


み ....
真夜中の田舎は特に暗くなる外を見ていて寂しくなった

旅先の田舎の空は星ばかり感動的な時間過ごせた

大都会忘れるためにど田舎へ携帯電話使わない日々

都会にも田舎にもある良い悪いその中間 ....
米米米米 米米米米
買いにいけども
米が無い 米が無い

米の棚にはインスタントラーメン
米の棚にはインスタントラーメン

米が無くても生きていけるけど
心の底辺に流れる不安
インス ....
生まれた時からバッハもピカソもあった訳です
赤ん坊の私がそれらに気づくまでの長い距離は
何かの原型でありそうだなと推察し終え
当時の感覚まで思い出されていたのです
座卓には抽斗がついており
 ....
歴史教育にこそ、決して枯れることのない泉がある。それはとりわけ
忘却の時代において、無言の警告者として刹那的な栄華を超越し、つね
に過去を思いだすことによって、新しい未来をささやくのである。    ....
風がしゃらしゃらと光り
深く
通りすぎるから
さようならと
私は応えるのだ



胸を
広げて
風を受ける
小さな私
ほほ笑む



光も
闇も
大事です
自 ....
日々は痴呆症のように過ぎる、こめかみを強く押しながら昨日の夢を思い出そうとしている、連続する無、連続する退屈、ともすれば永遠にでも続きそうなそいつを断ち切るために今日になにかを残したくて叫び始める .... 今は廃校になってしまった小学校のグラウンドに
ぼくら男子児童は立たされていた
50m走のタイムを計るのだと
体育の大森先生は号砲のピストルを
真夏の空へ向けて構えていた
過疎化の進んだ小学校 ....
異国の船は沖の無人島の側で沈んだってノイズだらけのラジオが言ってた、本来はアウトドア用のロングチェアーにもたれながら、海水をたらふく飲んで死ぬのはどんな気分だろうと俺は考えた、大量に飲むと気がふれ .... 悲しい時、落ち込んでる時、明るい天使が現れて、こう言いました。
「エイットオ。大丈夫だよ。きっと、どうにかなるんじゃナイン?」

苦しい時、落ち込んでる時、優しい天使が現れて、こう言いました。
 ....
色褪せ、解れ気味の痩せ細った卵巣に宿った鼓動は産まれる前から眉間に皺を寄せていた、それが俺、それが俺さ、俺の胸中は初めからポエジーに寄生されていた、やつは俺の視神経と血管の幾つかまで根を張り、俺の ....  静けさをたたえた穏やかな、翠の眼の馬。
 遠い日の、ある場所において、
 目の前に立つ人間の、胸のあたりに歯をたて、
 涼し気な空色の半袖シャツの、上部を斜めに裂き、
 白いボタンが飛び ....
 

揺れるカーテンの隙間からみえる
お墓のような世界
わたしたちは
真夏なのにエアコンに凍える
最新機種の間違ったマイナスイオンみたい

むらさき色の朝を映す窓に
じぶんの顔がうっ ....
ゆうぐれどきの
西の空は
蒼く透けて
闇に解けるまえの
悲しみの果てです
ポエムちゃん、サヨナラ
汗ばんだからだでふたり抱きあった
昨日までの嘘は水に流して
今夜からは本は読まないで眠る

潔く、完璧な AI に譲ろう
思えば、想いはすべて映像だった
ことばは ....
「大人なんて、大嫌いだ」
と、ピーターパンは言った。
「僕を沢山殴ったからね。殴ったり蹴っ飛ばしたりした。でも、本当はそれだけならいいんだ。それを、隠蔽した。嘘を本当だと言うことにしたんだ。それで ....
彼岸花毒々しさがあり恐い秋の一番最初に咲いた

缶コーヒー新商品と聞き買った缶特有の臭みは残る

畑には猿や猪多く来るその対策に追われる日々

自転車の籠には花がいっぱいで香りのお姉さんと ....
ハンカチをほどくと、
(ル・クレジオ『モンド』豊崎光一・佐藤領時訳)

そのたびに
(パヴェーゼ『ヌーディズム』河島英昭訳)

生まれかわる。
(ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』 ....
ああ、海が見たい。
(リルケ『マルテの手記』第一部、大山定一訳)

きみは海を見たことがある?
(パヴェーゼ『丘の上の悪魔』10、河島英昭訳)

ぼくは
(サルトル『アルトナの幽閉者 ....
雨が降っていました。
心に陰鬱が溜まっていました。
「バカばっかり。みんなみんな、死ねばいいのに」
心の中で、そう思いました。
思い出しました。嫌なことをされ、抵抗出来ませんでした。
「嫌な ....
ぼくは
(サルトル『一指導者の幼年時代』中村真一郎訳)

花びらが
(カミュ『異邦人』第一部、窪田啓作訳)

海に落ちてゆくのを見つめていた。
(ナボコフ『ベンドシニスター』4、加 ....
何か落としたぞ、ほら、きみのだ。
(ナボコフ『ベンドシニスター』1、加藤光也訳)

たしかに、
(ラディゲ『肉体の悪魔』新庄嘉章訳)

僕のものだった。
(ラディゲ『肉体の悪魔』新 ....
一匹の猿が
(リルケ『マルテの手記』第一部、大山定一訳)

花に見惚れている。
(ゴーリキイ『レオニード・アンドレーエフ』湯浅芳子訳)

夢を見ているのだ。
(リルケ『愛と死の ....
  

従って
生きてみても、いいと想うよ

じぶんだけで立つなんて
けっこう
しんどそうじゃないか?

弱みを
さらけ出すのも、ありだと想うよ

肩肘張って生きるのって
 ....
まあ分かったれすよ
あなたはデパス中毒ですからね
ぶっ倒れて救急車で運ばれて
閉鎖に入って
気味の悪い他の患者を見て
自分はこんな奴らとは違うと
ブチギレて
そんでまた娑婆にでればデパス ....
ルーペをこらせば針は意外とでこぼこしている
ざらつく空洞を液で充たした

 ニミリ

 十ミリ

 百ミリ もっと 震わせながら伸ばす

 ずる休み

保健室の時計はゆっくり回る ....
藍色の悲観主義が窓枠と一緒に錆びてる、デカダンスは周回遅れだ、何かを突き詰めて探そうとすると必ず時代遅れだと揶揄される、連中はどんどん頭を使わなくなっているのさ、初見で判断出来るものだけで現代社会 .... 色づいた
赤とんぼ
鮮やかな

命が首をかしげる
  

(短歌八首)



この腕を
走る青めの血の線が
あたしを冷たい女と告げる



最近は
みずから命を絶とうとは
どんな夜でも想わないのに


その刃 ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7809)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
噛みつきたいのなら牙をまず綺麗に研いでおくこと、そして迷いな ...- ホロウ・ ...自由詩3*24-8-26
止めたくても- 秋葉竹自由詩124-8-26
感動的- 夏川ゆう短歌224-8-26
米が無い- 自由詩5*24-8-25
ふりかえる生長- soft_machine自由詩1024-8-25
東條英機。- 田中宏輔自由詩10*24-8-25
※五行歌_六首「また会えましたね_と_しずかに」- こしごえ自由詩5*24-8-25
レコードの溝の数- ホロウ・ ...自由詩2+*24-8-24
Life_In_The_Fast_Lane- ちぇりこ ...自由詩1824-8-23
沈没船の内訳は君のように俺のように- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-22
天使の8910- 鏡文志自由詩3*24-8-21
Parasitic_【P】- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-20
- 湯 煙自由詩3*24-8-20
綺麗に磨く- 秋葉竹自由詩124-8-20
※五行歌「悲しみの果てです」- こしごえ自由詩10*24-8-20
素敵な嘘- atsuchan69自由詩13*24-8-20
Believe- 鏡文志散文(批評 ...2*24-8-20
日々- 夏川ゆう短歌124-8-19
Interlude。- 田中宏輔自由詩10*24-8-19
Interlude。- 田中宏輔自由詩8*24-8-19
現実- 鏡文志自由詩4*24-8-18
Interlude。- 田中宏輔自由詩12*24-8-18
Interlude。- 田中宏輔自由詩9*24-8-18
Interlude。- 田中宏輔自由詩7*24-8-18
ときは八月、青空の下- 秋葉竹自由詩124-8-17
デパス- 林 理仁自由詩4*24-8-17
ニンゲン- soft_machine自由詩424-8-17
チューニング・ライフ- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-15
※五行歌「命が首をかしげる」- こしごえ自由詩8*24-8-15
しあわせのうた- 秋葉竹短歌124-8-14

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