君の真髄を食べたい
遠くへトリップすることができたらいいな
説明のいらない詩が書けたらどんなにいいだろう
ぼくは恋に恋をした
貴方のいない世界に
苦しみだけがいない世界に
いきたい
光を ....
男も女も「凄い」とか、
「すばらしい」とか、
言われたがる
イケメンだとか美人だとか
なにかと「〇」を求める
この「〇」が、曲者である
「〇」 を求めて、
さ迷う人間がいかに多いことか
....
風鈴の音など聞きたくない
汗ばむ額が太陽を拒否するけれど
乾いた足の裏は砂を求め
軽い目眩を歓迎する
蝉の鳴き声に起こされて
この上なく不機嫌になり
八つ当たりする矛先を見つけられず
....
苦しくて苦しくて
もうここにはいられないと思った時
見あげた空に、火の鳥が飛んでいた
あの鳥は私に見せたのです
すべてをまばゆい光で 照らし
この世こそが 天国だということを ....
蒙古タンメン中本を攻めに行く
蒙古丼も頼んだりする
寒気がする辛さだった
神様からみれば僕は虫
分からないようで分かっている
皮肉なもんで
別れてからのほうが連 ....
ガラスのように光るその蛇は
青草の影を躰に映し
すべらかに移動していた
怖くはなかった
わたしを無視して
まっすぐ母屋に向かっていくので
なんとか向きを変えさせようと
木の枝で
行く手 ....
助けてください助けてください身体が辛いです身体が痛いですどうか助けてください彼ら
は本来の業務担当外の慣れないことを次々とわたしたちに押しつけます月二百時間にも及
ぶサービス残業をわたし達に押しつ ....
草食動物のように穏やかに暮らしていたい
毎日、争うこともなく草を食み
こころ優しきパートナーと愛し合い
満ち足りた人生を送りたい
それなのに、私の遺伝子が肉も欲しがる
あれも欲しい、これ ....
二時です
虹です
やぁこんにちは!
夢の中で
トイレを流す音を
聞いたけれど
雨が降ったんだね
五時です
誤字です
まだ眠いでしょう?
日が落ちる頃に
書いたノートは ....
夏の日差しが音を立てて崩れてゆく。
音楽は鳴り続けていた。
誰かの後ろに隠れているのは誰?
曇天は私の心模様に似ている。
誰かの奏でる音楽に耳を澄ませていた。
時折見せる ....
白が基調の部屋に閉じ込められる
イタリアオペラのアリアが聞こえる
パバロッティだ
食事の時間がくると階段にまで列が延びる
みんなおんなじ服とクツを履いている
お腹が減るの ....
朝が苦しくて
どんよりとしてしまう
顔がひきつって
内臓がきしむ
言の葉さがしとどまることをしらず
いらいら むかむか
生き地獄の季節
油注がれた者の救いをただ待つ
一刻もはやく
時 ....
おとぎばなしみたいな月が
雲に風やひかりをあたえる
近づけば歓声がおきる
ぼくがうごくたびスマホがうごく
好きなことして金をもらう
こんなぼくにありがとうな
自 ....
じゃあ何故と言えずに電話を切って
翌朝虚しく目覚めた
部屋の中は蒸し暑くて
どこに逃げ込めばいいんだろう
絵描きのモデルは裸体でも
それで金銭がもらえるなら
サーバーの重いゲー ....
わたしの詩は、わたし自身
偽ることはできない
魚なのに鳥の詩は書くことはできないし
苦悩に暮れているのに
歓喜の詩は書けない
逃げることも
隠れることもできない
本当が体現される ....
再開したかつての希望さんにちょっと考えてほしい。
対面してる僕のポケットになにが入ってるかな?
ナイフ? 絆創膏?
ものさし? タロット ....
森の精霊のかなしみは
言葉の泉が
かれたこと
詩人たちが
言葉を使いすぎたため
言葉の泉が
かれてしまい
森のなかまたちが
言葉を使えなくなった
精霊 ....
幸せになって
たいせつなお友だち
惜しみなくきれいなおいしい
飴をくちづけたい
そんなものまだ
わたしのなかに壊れきらず
のこっているならば
幸せとはなんだろうね
つらつらして ....
とても個人的なことが平準化された朝
すごく躾の良い彼女が眠っているので
ぼくも寝たふりをする
不完全だからきみがすきだ
ぼくは地球の微細なトッピングのひとりにすぎなくて
音楽や詩 ....
{引用=米カリフォルニア州の出張先にて父危篤の報に接した日の深夜一時、外に出て見上げた空に浮んだ月を見てゐるうちにふと現れたことばを記した。その約六時間後、日本時間の八月十日午後十一時五十七分、父逝去 ....
川の{ルビ畔=ほとり}に身を屈め
婦人は洗濯物を
無心にこする
額に、汗は滲み
袖を捲った腕に水は、跳ね
風に揺らめく、草々と
汚れを溶かす
川の流れと
背後をゆらりと過ぎる、 ....
遠く轟くのは雷鳴
それとも記憶の彼方の爆音
或いは過ぎ行く夏の
名残の花火
下駄を穿いていた
裸足のくるぶしを
風がくすぐり
バッタが跳ねる草の道
また明日遊ぼうねと言 ....
ポットから無限が流れだしている小部屋
蒼く暗い闇に吸い込まれる
悲しみか
裸の女と裸の男が孤独を抱きしめ合う
時が止まっても
無限は鳴りやまない響き
悦びか
青い粒の光散りばめる目元 ....
静かに甘やかな風が、優しい夜を連れてくる
ねぇ、どうして
やりたいことの欠片が
少しずつ見つけ始めたそれが
わたしの上に羽をもって降り積もっていく
甘やかな夜が、わたしがわたしであるあろうと ....
珈琲の渦の奥に一つ
小惑星が沈んでいます
あれは浮かんでいるのです(彼方側では)
音は滴り落ちるので
雨さえ頭上へと上がってゆきます
すべての事象があべこべなのです(此方側では) ....
「字源」
ある日テレビを見ていると
アスペルガーと思わしきとある女性タレントが映っていて
こんなことを言っていた
「人」という字について
こんなことを言っていた
「人」という ....
あいつは童話のデンマークおんなのこ
あいつのメルヘンはおれだけがまもる
やくそくしたのにやぶってしまったよ
あいつがいたらこわくなかったのに
たいしてたよりにならないやつだ ....
幻を見ている私
あの花も
空も 鳥も
実体のないもの
一期一会の風景の中
佇んでいる私も幻
夢のまた夢
一瞬の輝きを見せる
季節たち
移ろい行きて
消えてゆく
まるで ....
あいつをほめたい
さいこうにほめたい
せかいをあけてあげたい
ひきだしをたくさんつくってあげたい
おれがなんじゅうねんもかけてまなんだことを
あいつにぜんぶわたしたい
....
暗示を拾いに
街へ出る
更新されてる
かけらを探す
見えないほころび
次元のすきま
世界の正体を
見極めたくて
街の中で
見つけたしるし
隠れた意味は
よみ取りがたく ....
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