今日は薄曇りのそら
部屋の隅のシクラメンが元気をくれる

ルーティーンには縛られたくない朝
シナモンティーでトーストを

型にはまった生き方なんてつまらないのに
いつの間にか繰り返す趣味 ....
明日が待てない僕の足

進んで 進んで

掴んだのが君の腕だった

見つけた希望に

気付くことのできない鈍感さを

君は鼻で笑ったけれど

あの時の僕は

明日に執着して ....
空っぽのパーティーの肉料理
こんもりとぶ厚い太腿

276,000回のキッスと
体裁のよいオードブル

雑誌のポケットにしまわれたゴシップ記事
インデントされたままの挨拶文みたいなラブレ ....
この街にも いつの時代にも
優しさを宿した瞳は見つめている

みんな人だから
その心の傷口をつつむように
ひとこと優しい言葉を
投げかけたいと
そう思っている

きっと

混沌と ....
朽ち果てて老いて行く
この骨肉をひきずり歩く日々

肉体があるから
しんどい
この幕屋をいでて天に行きたい
主のふところに抱かれて休みたい

弱さ 愚かさ 罪深さに泣くとき
近くにい ....
忘れられない最終の恋を
たいせつな思い出にするなんて
自己愛が強すぎる女みたいで
ちょっと引いてしまう

陽はまた昇るから
新しいまっさらな真っ白な心で
前を向いて恋をしたって、いいんだ ....
つづら坂のてっぺんが赤く燃えて
曲がり角のそれぞれに暗がりが生まれる
それがくねくねと蛇のように眼下の町へ
影法師が一組
手前の角の煙草屋の暗がりからあらわれて
穏やかな夕日にそっと目を ....
時間は止まらない
止めてから
後に戻せない

だから
後悔が生まれるんだ

時間はなくならない

人それぞれに与えられた時間が
日々目減りしてはいくけれど

足らない
足らな ....
見えていないから指先に触れて
輪郭を描く
知りえないものを
自明と思い込み
書き足さなければならない線など
もうないと
絵の具を塗る
好きな色
みなさんにお馴染みの色
私だけに
見 ....
 
 
海水浴場で父を洗っていると
監視員さんがやってきて
ここは海水浴をするところです、と言う
洗っている、といっても
石鹸もシャンプーも使ってないし
水を身体に濡らすところなどは
 ....
現代ならば夜行列車ではなく、
夜行バスに乗っていく。
でも誰も、
銀河バスなんていう奇妙なものは思いつかない。
(あ、毛糸で編むのを忘れた)
(あれはあなたのための毛糸だったのに)
車窓に ....
わだかまりが
嫌で
夜を歩くのです

わかってもらえない
プライドを捨てて
夜を歩くのです

すべてを終わらせるために
生きてきたわけではない

夜を歩いて
たどり着いたコンビ ....
女子の 体だけならお金で買える
体だけでいい
心はいらない

男子の 体だって買えない事はない
体だけでいい
心はいらない

結婚と言う契約には経済が重要な役目を果たしている

結 ....
その二枚か三枚かの舌が造る世界が
あなたには本当なんだとしても
私には無縁の世界で

{引用=窮屈そうな
言葉たちをほどいて
その向こうの空を見る

さよならさえも言えない
あの人は ....
24個の光が
  鼓動する
    キャンバスの上でまわる
それは時間だ


キャンバスの中では
   今日と夕陽が混ざり
      遊び疲れた赤い河が流れる
そして娘の声が空気遠 ....
僕は今夜
晩年に娼婦の肖像を描く
マネの孤独の深さを知った

今宵 彼のアトリエを訪れる
ボードレールとマラルメの
美を語らう声が聴こえる

――汝のいる風景の〝今〟を視よ
 ....
過ぎて去ってしまったから過去。
未だ来ていないから未来。

過去へと下る河は人の記憶の中を流れ
未来へと上る河は人の夢の中へと流れ込む

懐かしさに帆を孕ませて
舟は下り
わくわくに胸 ....
園児たちがかけっこ夢中
先生混じってゴールで転げたまね
車がそろそろと動き出すと
粒々いっぱい手のひらいっぱい
バイバーイバイバーイ
バイバーイバイバーイ
嬉しさいっぱい
さよならいっぱ ....
しろい朝が明けた

雨粒は身をくねらせ少し困りながら
わたしにアイサインを送った

気がつくと雨粒は雪にかわっていた

てのひらに舞い降りる華 花 はな 雪の花

象形文字のような氷 ....
あの時計は今はもう札幌あたりに
転がっているだろうか

砂浜のボタンがまだ鳥取の近辺で
埋没しているみたいな世紀末

そういえば《少女》を革命するアニメが
20年以上前に流行ったけれ ....
知らない街の
知らない家で
殺人事件が起きた

知らない間に
知らない家族が
知らない殺人者に
惨殺された

凶器は知らない
動機は知らない

命は盗まれたが
他にも何か盗ま ....
大抵の事は
いつか笑い話になる事である

但しそうはならない事があるのは
常々肝に命じておかなければならない
空の青さを映す川の様に
私もあなたを写したい

あなたが映す綺麗な心を
私に反射させて伝えたい

あなたがまだ気づいていない素敵な心を
私があなたに伝えたい

どんなに曇ったその空も ....
朝焼けだよ。
朝焼けが真っ赤で綺麗だと、雨になるんだって。

と、君が言う。

僕はその、
「真っ赤で綺麗」という言葉に聞き入っている。

もし、彼女の言葉が本当ならば、
……そう、 ....
サックスホーンよりもピアノの調べが好きです
繊細な白い指がやさしく触れるから

今宵
耳をすませば
風にのせてミソラ知れド

メロディーを抱きしめてtonight
蒼く燃えるこころにス ....
いちめん真っ青な空
段差に躓いて転倒しそうになる

何してんだよ俺
足下には気をつけろ!

自分で自分に無性に腹がたった
怪我でもしたらどうするんだ!

いちめん真っ青な空の下にだっ ....
ロマンチストでも
サイエンティストでもない

ゆるく瞬いている星が見たかった
ただそれだけである

なにかしら癒されたかったのか

ただただ暇だったからか

天に飲み込まれ引き込ま ....
まとまらない記憶
さだまらない思い
けれども空は暮れてゆく

ままならないことばかり
ため息のミソラシド

夢みて おいかけて
どこまでも
諦めきれず
おいかけて
おいかけて
 ....
終わりを迎える背中で
始まりを迎える淡い空
まるですれ違いの感覚に陥るが
紛れもなく同じ時空を生きている

時は必ず待ってくれると
そこに甘えて寝床につく
そして起きたその時は、やはり時 ....
花散里

僕の小さな世界史が
源氏物語だったら

次元を超えて愛を語れるものなら
あるいは1970年の山下洋輔だったり
アルバートアイラーだったりするのかもしれない

僕は何に対して ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空の色- あおいみ ...自由詩3*20-1-22
明日へ向かう僕の昨日- 卯月とわ ...自由詩220-1-22
パーティー- 梅昆布茶自由詩820-1-21
きっと- あおいみ ...自由詩3*20-1-21
主よ- あおいみ ...自由詩120-1-21
お鍋のなかみ- 立見春香自由詩620-1-21
つづら坂- wc自由詩520-1-21
時間が足らない- こたきひ ...自由詩520-1-20
着色- Lucy自由詩8*20-1-19
父洗い- たもつ自由詩620-1-19
無題- 大町綾音自由詩12*20-1-19
夜を歩く- 立見春香自由詩820-1-19
世界はすでに終わってる- こたきひ ...自由詩220-1-19
鏡(回折格子、格子)- AB(な ...自由詩3*20-1-19
キャンバス- フリーダ ...自由詩420-1-19
或る女の瞳- 服部 剛自由詩420-1-19
昨日今日明日- こたきひ ...自由詩420-1-18
バイバーイ- 灰泥軽茶自由詩120-1-18
雨と雪のストーリー- あおいみ ...自由詩320-1-18
瞳の行方- 秋葉竹自由詩820-1-18
知らない街の- こたきひ ...自由詩220-1-18
大抵の事- HAL自由詩7*20-1-17
空と川と、あなたと私- ympy自由詩120-1-16
無題- 大町綾音自由詩3*20-1-16
ミソラ知れド- あおいみ ...自由詩120-1-16
詩のネタが尽きる- こたきひ ...自由詩220-1-16
なにこれ- あおいみ ...自由詩220-1-15
手の中にあるもの- あおいみ ...自由詩320-1-15
迎える時- ympy自由詩520-1-15
花散里- 梅昆布茶自由詩920-1-15

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