ポカリスエット身体に沁み込ませても

ぜんぜん足りない水分

寒気と火照りのせめぎ合い

身体中の痛み

視界はサンドペーパーで引っ掻いた荒さ

糸の切れたマリオネット

背負 ....
水道水を
進めないので、
水道水で
口をすすぐ。
言葉は生きている
少女の前から飛び立った白鳩
戻ってくるかはわからない

支配者たちの甘い囁き
はしゃいでいいよと言う
平和ための手榴弾
安全ピンを外させるという罠
利益のための囮
偽物の白鳩が空を舞う ....
まぶたが閉じるのとたたかいながら
キャラメル箱の移動 ゆれる
向こう側の空 灰色
ほんとうは 終らない色

窓開けて あみどに
バッタの子ども
会いに来てくれた
また自分らしくいられる ....
一行目が二行目ならば二行目は一行目ではない これは真である
二行目が一行目ならば一行目は二行目である これは偽である
三行目が一行目ならば二行目は二行目である これは真でもなければ偽でもない
四 ....
買い物帰り、袋を持って歩いていると
子連れの母親が「あんなに重いの持って偉いね」と

ありがとう、でもこれ、いい〇こなんだぜ
きれいな顔してるだろ、ちょっと打ちどころが悪か……

昔、入院 ....
白く浮かんだ綿雲が涼しげな影を作り、
緑の斑は噴煙のように大地を盛り上がらせた
いつもは動かない巨きな山たちが
突然、立ち上がって天空を掴みそうだ

現実と、非現実との見分けがつかない
遠 ....
いのちに
とおい
せっぷんを
するいのちはいのちと
いっしょになる
爆ぜてふわりと広がる火の粒
無数の思いを映して漆黒の宙に咲く
見上げる顔は様々な色に照らされた

今の自分がパッと開いて
苦悶する思い散らして

心に纏わりつくものが
だんだん落ちてい ....
昨日誰かと電話で話した気がするけどそれが誰だったかなんてもう思い出せない、たぶん身内の死に関することだった気がする、台風が通り過ぎて夏が少し項垂れた午後、歯医者の椅子に横たわりポカンと口を開けなが .... 夏の終り
秋の風そよそよ
空蝉の目に
映るのは何か
ひとり詩を書く
他愛無い話をして笑い合った
そこが病室であることを忘れてくつろいだ
しかし血色の無い唇は落ち切った砂時計のようだった

帰る時
私の頭から爪先まで目に焼きつけようとする瞳が潤んで光っていた
 ....
夏の
残り火に
照らされて
じんじんじんわりとする
思い出



さようならは
言わないよ
またね だ
あなたの優しさを
忘れないよ ピース
死ぬ
グッドバイ

それは太宰治だ

いろいろ……
ありがとうって続けたそうだった

そしてありがとうと言えばお別れになりそうで
いろいろ、何?
とさえぎって

けれど終わりに ....
自分について多くを語ることは、自分を隠す一つの手段でもありうる。
                  (ニーチェ『善悪の彼岸』竹山道雄訳)

 人は、気のきいたことをいおうとすると、なんとな ....
静かに剥げ落ちていく現実はリアルとはまた違う、思想が現実に根差していることはリアリズムではない、それはただ現実的というだけのものだ、短絡的に周囲の価値観に日和るだけのものはイズムではない、十円玉を .... 酷暑の最中だったが、脳髄に氷水が流し込まれているみたいに冷めていた、体温や体調のせいなんかじゃない、俺がそこにどんな感情をも持ち込むことが出来ないせいだ、必要最小限の自分への命令、下手糞な機械の模 ....  

蛇口が壊れたままだから
ポツリポツリと水が落ちつづける

心が壊れたままだから
止めたくても涙がこぼれつづけるみたいな


もう、いいがげんに、しなくては、ね


み ....
真夜中の田舎は特に暗くなる外を見ていて寂しくなった

旅先の田舎の空は星ばかり感動的な時間過ごせた

大都会忘れるためにど田舎へ携帯電話使わない日々

都会にも田舎にもある良い悪いその中間 ....
米米米米 米米米米
買いにいけども
米が無い 米が無い

米の棚にはインスタントラーメン
米の棚にはインスタントラーメン

米が無くても生きていけるけど
心の底辺に流れる不安
インス ....
生まれた時からバッハもピカソもあった訳です
赤ん坊の私がそれらに気づくまでの長い距離は
何かの原型でありそうだなと推察し終え
当時の感覚まで思い出されていたのです
座卓には抽斗がついており
 ....
歴史教育にこそ、決して枯れることのない泉がある。それはとりわけ
忘却の時代において、無言の警告者として刹那的な栄華を超越し、つね
に過去を思いだすことによって、新しい未来をささやくのである。    ....
風がしゃらしゃらと光り
深く
通りすぎるから
さようならと
私は応えるのだ



胸を
広げて
風を受ける
小さな私
ほほ笑む



光も
闇も
大事です
自 ....
日々は痴呆症のように過ぎる、こめかみを強く押しながら昨日の夢を思い出そうとしている、連続する無、連続する退屈、ともすれば永遠にでも続きそうなそいつを断ち切るために今日になにかを残したくて叫び始める .... 今は廃校になってしまった小学校のグラウンドに
ぼくら男子児童は立たされていた
50m走のタイムを計るのだと
体育の大森先生は号砲のピストルを
真夏の空へ向けて構えていた
過疎化の進んだ小学校 ....
その耳、分かるよ? ──分かるわけないさ!
頭蓋をうち壊して(死ぬ?)、わたしはわたしの頭痛を排除した。だからって?
ああ、どんな愚痴でもちょうだい。
わたしは一番街から五番街までの通りを走って ....
異国の船は沖の無人島の側で沈んだってノイズだらけのラジオが言ってた、本来はアウトドア用のロングチェアーにもたれながら、海水をたらふく飲んで死ぬのはどんな気分だろうと俺は考えた、大量に飲むと気がふれ .... 行き違い……死んでしまおうと彼女が言う。
いや、僕が言う。
辿っても辿りつけない、過去へと梯子を下ろして、
一歩一歩、深淵に向かって。
誰かが言ったよ、今日の青は明日の緑、と。
悲しい時、落ち込んでる時、明るい天使が現れて、こう言いました。
「エイットオ。大丈夫だよ。きっと、どうにかなるんじゃナイン?」

苦しい時、落ち込んでる時、優しい天使が現れて、こう言いました。
 ....
色褪せ、解れ気味の痩せ細った卵巣に宿った鼓動は産まれる前から眉間に皺を寄せていた、それが俺、それが俺さ、俺の胸中は初めからポエジーに寄生されていた、やつは俺の視神経と血管の幾つかまで根を張り、俺の ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
発熱- 自由詩4*24-9-6
※五行歌「言葉は生きている」- こしごえ自由詩2*24-9-6
安全ピン- 自由詩4*24-9-5
かたかたぐらし- 唐草フウ自由詩10*24-9-4
百行詩。- 田中宏輔自由詩13*24-9-4
遊びをせんとや- りゅうさ ...自由詩7*24-9-4
virtual- atsuchan69自由詩13*24-9-4
※五行歌「いのちに_とおい_せっぷんを」- こしごえ自由詩7*24-9-3
花火- 自由詩7*24-9-1
路地に滲む夢- ホロウ・ ...自由詩5*24-9-1
※五行歌「空蝉の目に」- こしごえ自由詩5*24-9-1
最期の眼差し- 自由詩624-8-31
※五行歌_二首「ピース」- こしごえ自由詩7*24-8-30
まだこれからも- りゅうさ ...自由詩4*24-8-30
聖なる館─A_Porno_Theater_Frequente ...- 田中宏輔自由詩12*24-8-29
腹を決めろよ、もしもその先に行きたいのならば- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-28
噛みつきたいのなら牙をまず綺麗に研いでおくこと、そして迷いな ...- ホロウ・ ...自由詩3*24-8-26
止めたくても- 秋葉竹自由詩124-8-26
感動的- 夏川ゆう短歌224-8-26
米が無い- 自由詩5*24-8-25
ふりかえる生長- soft_machine自由詩1024-8-25
東條英機。- 田中宏輔自由詩10*24-8-25
※五行歌_六首「また会えましたね_と_しずかに」- こしごえ自由詩5*24-8-25
レコードの溝の数- ホロウ・ ...自由詩2+*24-8-24
Life_In_The_Fast_Lane- ちぇりこ ...自由詩1724-8-23
ポエム- 大町綾音自由詩7*24-8-22
沈没船の内訳は君のように俺のように- ホロウ・ ...自由詩3*24-8-22
ポエム- 大町綾音自由詩5*24-8-21
天使の8910- 鏡文志自由詩3*24-8-21
Parasitic_【P】- ホロウ・ ...自由詩2*24-8-20

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