裸の冬がくる
十二月の姿は、あられもない
わたしのからだは白くひらかれ
とめどなく上昇してゆく
まぶしい白さに混練され
細胞のように、奥千の分裂をなし
ひかりとともに微細な羽虫となる
白 ....
血の通わない冷たい手
粉々になったハートオブグラス
ブロンディの声が心に刺さる
それなら多分まだ、死んでない

脳死が死だっていうんなら
心が死んだらソイツは死体
刺激が欲し ....
あの頃は
時間だけがあって
財布は空っぽだった
アルバイトで貯めた金をはたいて
上野駅で夜間急行に乗った

ありったけの荷物を載せて
みんな北へ帰るらしい

座席が無くて
ウロウロ ....
八月の空を待ちながら
フィルムカメラを磨いている
デジカメでは表現できない空気を求め
静かな予感に浸る

入道雲の空の下
ダリアがとても美しい

ぼくの写真は
時計に逆らいながら
 ....
星の見えない夜が続いている
食欲を失くしたぼくは
あれやこれやとメニュウを探してみた
レアステーキでもなく
寿司でもなく
フレンチやイタリアンでも中華でもない
あぁ…
それだ!
ニンニ ....
陰翳図鑑を紐解いてみる
きみはどこにもぶんるいされていないメタフィジカルな亜種だ

世界のどこを掘ってもきみのような奇蹟に会える訳も無い
ちょうど僕が98回目の神経衰弱を患っている時にきみに出 ....
力の限りに走っているのに
ふんわりとスローモーション
もうすぐこの世の中が
終わってしまうのだろうか
一滴の雨が頬を伝う
生える緑の匂いが鼻を突く
右足が地に着くと
ずしりと沈み
ボタ ....
緑色の液体が口からたらたら
目は半分飛び出て
苦しそうにしてる
うまく閉まらなかったのさ
ゴメンよ

迷惑なことばかり
でも、それがいいと思ってしまったんだ
時々は許して欲しい
それ ....
地下10,000mに眠ったなら
誰も私に触れることは無いでしょう
珪酸化合物の化石となって
洞窟の底で
那由多の刻を過ごします

澄み渡る地底湖には
金粉の小雨が降ります

時折見る ....
わたしかなり年を取ったら
おばあちゃんみたいな
きらきらに
透き通った灰色の
髪の毛になろう

それからもっと年を取ったら
転んで足を悪くするかな
そしたらわたし
茶色につやつや光る ....
渦を巻く心の中に
永遠の夢をみた

真夜中の空を観てみれば
それはあまりにも美しい
果てしないクロニクルは
金銀銅の煌めきを放ち
ぼくを魅了する

夢は永遠の嘘であったとしても
な ....
夢に責任を持つこと
君の夢はそんな曖昧でやわなもんだったのか


過去に価値をもとめてはならないのだろう
人生とはつねに現在進行形のその先にあるものだ
僕の部屋は詩と光で満たされ
君という音楽が遠くから流れてくる

部屋干しのジーンズがぶら下がり
台所には洗い物が山積みなんだ

愛用のマックもコーヒーやスナック菓子の砕片で
薄汚れてはい ....
貴女の母国の言葉を教えてください
いつまでも話していたいから

貴女の好きな花を教えてください
部屋いっぱいに飾り付けてみたいから

貴女の好きな小径を教えてください
ときどき散歩に誘っ ....
ひとはいつも希望の輝きと絶望の淵を内包している

自我というがんじがらめの石ではなく
自己という関係性の中のやわらかな今を生きている僕

僕の好きなひとに結婚を断られた
たまに会って食事ぐ ....
初夏の風が
私の皮膚を剥がして
新しいわたしが現れる

つまらない
音や物を振り払って
白い光に溶けていく

それはまさに
ブラックホールに
飛び込むように
冷たくて端的 ....
蓮の台にそっとこの身を横たえ
明日を開いてゆく夢をみた
模倣と言われてみれば
そうだけれど
みな積み重ねられた経験から
新しい切り口を探しているのだと知った

白日に晒された残像のうちに ....
幼い頃
それはとてつもなく恐ろしくて
地獄からの使者だった
雨戸を閉めた漆黒の中で
どれだけ涙を流しただろう
母を呼んでも応えは無く
父を呼んでも応えは無かった

それは
ぼんやりと ....
ドリフとは現代でいうSMAPに魔法の粉をふりかけたもの 壁じゅうに御札が貼られてる部屋で君の裸を念写している 龍脳を噛み砕き朝を知る この島はタツノオトシゴに似ていて
龍の系譜に連なっていた

大地に走る雷鳴が走り
銅鑼が鳴る
人々は狂騒し
天地に祈る

龍に連なる人々は
哀しみを喜びに変えて
またひとつ
慈愛 ....
撮影が終わるように
またビジネスが始まっている街に雪が降る

もうインディアンは見失ったブランケットを捜さないだろう
トンキン湾に展開している米国第七艦隊は何処にも着弾しないミサイルを満載し
 ....
男は女に幻想を持ち
女は微塵も持たない

男が絶望したとしても
女は決して心中したりはしない

少年だった頃に
すでに月から降りて来る物を
知っているんだ君たちは

三角ベースで野 ....
薄っぺらなスクリーン

目を瞑るよりも暗くない部屋

フィルムの回転が切なくて切なくて

エピローグで音のない涙を零す




次に泣けるのっていつなんだろう?

 ....
抒情に濡れて
汚れた舌
にじむ眼から
出る排泄物

傷のなめ合い
陳腐な同情
湿った質感に
馴れ合うな

粘液質の血肉の詰る
皮一枚
ドライな体表
内なる流体

 ....
ウクレレに君の名前をつけたから奏でる音に魔法がかかる 20時からドリフ始まる感覚に君は似ているただ愛してる

(20時=はちじ)
元気ってどこから湧いてくるのかな君の声さえ聞こえない今 久しぶりに売れない女流詩人の友人からメールが来る
詩を書き始めて11年目だそうだ
ちなみにぼくはまだ3年目ぐらい

僕の大好きな感覚的詩人
いつか詩集を出したいと言っている猫好きで鬱病持ちの ....
ひだかたけしさんのおすすめリスト(8290)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬虫- 山人自由詩4*16-6-25
心臓移植- アレだよ ...自由詩116-6-25
ブルートレイン- レタス自由詩216-6-25
夏の影- レタス自由詩4*16-6-25
梅雨空レシピ- レタス自由詩516-6-25
メトロポリスの夢- 梅昆布茶自由詩716-6-24
静止するとき- 坂本瞳子自由詩6*16-6-23
ぶら下がってる- opus自由詩116-6-23
- レタス自由詩216-6-22
としをとったら- 田中修子自由詩1+*16-6-20
アンドロメダ- レタス自由詩716-6-19
未来へ- 梅昆布茶自由詩216-6-19
ドレッシング- 梅昆布茶自由詩516-6-18
風信びより- 梅昆布茶自由詩916-6-17
柔らかな恋人たち- 梅昆布茶自由詩416-6-12
初夏- 瑞海自由詩5*16-6-12
午睡- レタス自由詩716-6-11
髑髏- レタス自由詩116-6-10
ドリフとは現代でいうSMAPに魔法の粉をふりかけたもの- 北大路京 ...短歌116-6-10
壁じゅうに御札が貼られてる部屋で君の裸を念写している- 北大路京 ...短歌116-6-10
- レタス俳句116-6-9
列島- レタス自由詩216-6-9
祝祭日- 梅昆布茶自由詩516-6-9
女が男を恋するとき- 梅昆布茶自由詩316-6-9
たまねぎの所為じゃなさそうだ- アレだよ ...自由詩316-6-8
乾いた発語- シホ.N自由詩116-6-8
ウクレレに君の名前をつけたから奏でる音に魔法がかかる- 北大路京 ...短歌316-6-7
20時からドリフ始まる感覚に君は似ているただ愛してる- 北大路京 ...短歌216-6-7
元気ってどこから湧いてくるのかな君の声さえ聞こえない今- 北大路京 ...短歌316-6-7
愛おしき女たちへ- 梅昆布茶自由詩5+16-6-7

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