発掘された、在りし日の六月の
古びた雨音が
薔薇の設計図を、紐解いてゆく

忘れては、いなかった
あたたかな泥土を
何度も重ねてゆく、あなたの
華奢な白い指さきで

白く、ぼんやりと ....
「情けは人の為ならず」
でもね そのしたことが
人の為になればいいし
一石二鳥なんだし
相手の笑顔がうれしいよ



「足るを知る」
「放てば満ちる」
「行雲流水」
以上は私の目 ....
二〇二〇年九月一日 「転移」


『猿の惑星』を書いたピエール・ブールの単行本『ジャングルの耳』が、Amazon で5983円してた。ぼくは、3000円でネット古書店で買った記憶がある。3000 ....
樹木には牙がある それは樹木に夜が言い寄ってくるからだ 夜の言葉は樹木に浸透し それゆえ樹木は夜に牙を立てる それは樹木が樹木自身に牙を立てることだ 夜は樹木に応えて 血の言葉を吐いて言い寄り続け .... マヒしてる
私のこころを
青空の青色に
染めてくれよう
後悔しても




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
─おーい夏夫くん──


青空の炎天下


青空の炎天下


青空の炎天下



夏夫くんのこぶしが水風船みたいにパチンと割れた


ポン をなくしたグーチョキパー ....
二〇二〇年八月一日 「リハーサル」


 ホラー・アンソロジー『999 狂犬の夏』の4つ目は、トマス・F・モンテルオーニの「リハーサル」舞台で起こる怪異談。といっても、芝居がはけてから起こる出来 ....
仕事に客観性が必要なように
恋にも客観性が必要なのです

ときに役者を壇上から駆逐して終末し
ぼくも転げ落ちてよくこころの怪我をしたものでしたが
いまも同じですがね

人は一生見習いなの ....
解説の佐野さん。はいはい。美しいって何ですか? さあて、何なのでしょうねえ。考えるよりまずは体験ってことかなぁ。ご覧なさい、東西南北どちらを向いても見渡す限りの紺碧の円盤。船の上から望むこの海洋も、美 .... てらてらとスピン  たゆたう    世界文学



うそみたい


ほそながいうでをもてあます JK  のめくるめく るページ

前下がりのショートボブをかた耳にかけて ....
天から降ってきた雨に
雨に濡れる
葉桜の
青やかな

いちまい
いちまいは
呼吸をしている
私は
知らなくていいことを知ってしまった
知ってしまったことにより後悔をしたが私の
 ....
初夏の
雨の日に
冷えて
ヒザ掛けを共にする
わんこと私


さて
どうなるか
宇宙の
魂(いのち)に
任せよう


人知れず
ほほ笑み零す
一日に
手を合わせている ....
かろうじて宇宙の辺境に在る
酒を飲み女を愛し歌を好む

行く先はわからないが
猫と暮らしている

友はいるが親友は皆宇宙に還ってしまった
音楽話や哲学話もなかなかできない今日このごろ
 ....
看板だけのちんどん屋
叶姉妹みたいにけんちん汁なのかも

美は売れない

すべてのマーケットを閉鎖して
自給自足で恋もするんだ忙しいけど

ぼくはポケットにコルトを忍ばせて
犯罪者で ....
すべての宇宙を創生して
神は疲れたのかもしれない

ウクライナの仕事はあなたのミスで
僕は無神論者で貴方達とは関係ない

僕たちは異質なものを嚥下しなければならない
優しいだけのヨーグル ....
二〇二〇年七月一日 「『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』」


『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』の再読終了。憶えていたのは、パトリシア・ハイスミスの「かたつむり」だけだったが、繰り返しになるが、シオド ....
赤い風船が 
雑居ビルの屋上を越えて
空へ吸いこまれてゆく

路地裏を
うろつく黒猫が足をとめて
二階の私と、目が合う 

――幸いは
  掴むものじゃないらしい
人が巨大な鯨を畏れるように
鯨も群れる人を憂い
人が鳥の歌を採るように
鳥も人の言葉に憧れる
真ごころよりも研かれた小石が
現実を左右する効果を慥かめ
星々の絡みあう指ですら
少しづつ結 ....
二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある

父親の死とか
明日の仕事の乗り切り方とか
全部雨音に消えて
現実が今だけになる

叶うのは
いつも小 ....
俯いて、含み笑いを浮かべて、
、ニヤついてはいない、じっと足もとに視線を落とし、
ときどき、うん、ふん、へえと頷く男、その男詩人、白い球赤い球、黒い球、
黙ったままで、眼がふらんでる空に、や ....
トレイシー、今夜は Canned Universe 素敵な Canned Universe イブニングドレスを Canned Universe 召してらっしゃるのね Canned Universe ....
油の切れかかった自転車をゆっくり蹴りながら
初夏を孕んだべたついた風を浴びて夜道を滑走する
切れかけたワイヤレスイヤホンはぶつぶつと呟き
月は電池が切れるのと同時に空に喰われる

昨日 ....
二〇二〇年六月一日 「夜のみだらな鳥」


 ドノソの『夜のみだらな鳥』を読み終わった。さいごのとこらへんは、修道院に住まう老婆たちの話になっていた。ディートと呼ばれる男が老人なのか赤ん坊なのか ....
それだけで世界はこんなにも美しい
悲しいほどに
ルアペフ、それでキリマンジャロの件はどうなってんだ。へい、お雪はアコンカグアの伯父貴んとこの賭場でサイコロ振らして貰ってるって言っておりやした。なぁ、なんやとぉ!? 当代随一の女侠客キリマンジャロのお .... 戦史とはイロニーな語りだ。
とても全史などでは記述できない。

T34戦車は自分にとってなつかしい。
模型がすべてだった少年時代。

ロシア史もウクライナ史も単独の歴史にすぎない。
 ....
二〇二〇年五月一日 「柴田 望さん」


 柴田 望さんから、同人詩誌『フラジゃイル』第8号を送っていただいた。お名前を知ってる方から知らない方まで、20名以上の方たちの作品が載っている。紙の質 ....
乗れないはずの船だった

意地になってもわかっている
もう負けたことくらい

干からびることのない海の上で
船はまだ心を留めている

消したい過去さえ綺麗な夜に
逃げ込んだ夢の中
 ....
夢売るかいじゅうに夢見られたくて 水溶性のチケットを握りしめた夏

穴空きズームで遠くを見てるようなぼくの毎日から
声がする

きっとまた会える あの日みたいにハルゼミの鳴き声が 雨が また ....
繋がり

湯上がり

一人きり
ひだかたけしさんのおすすめリスト(7809)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Rose-Garden- ちぇりこ ...自由詩622-6-8
※五行歌_二首「生活方法」- こしごえ自由詩1*22-6-6
詩の日めくり_二〇二〇年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩17*22-6-6
千年樹_【即ゴル不参加作品】- 壮佑自由詩4*22-6-2
※五行歌「マヒしてる」- こしごえ自由詩1*22-6-1
炎天下と青空- 末下りょ ...自由詩4*22-5-30
詩の日めくり_二〇二〇年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-5-30
へたれのブルース- マークア ...自由詩8*22-5-27
美しいって何ですか?_【即ゴル不参加作品】- 壮佑自由詩4*22-5-26
昼下がりの- 末下りょ ...自由詩3*22-5-25
すすむために- こしごえ自由詩1*22-5-25
※五行歌_三首「魂(いのち)に任せよう」- こしごえ自由詩3*22-5-24
宇宙にて- マークア ...自由詩822-5-24
犯罪学- マークア ...自由詩422-5-23
ウクライナに捧げるブルース- マークア ...自由詩322-5-23
詩の日めくり_二〇二〇年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-5-23
風船と猫- 服部 剛自由詩322-5-22
宇宙ピンボール- soft_machine自由詩1*22-5-22
日常- TwoRivers自由詩8*22-5-21
語らない詩人- アラガイ ...自由詩11*22-5-21
宇宙の缶詰_【即ゴル参加作品】- 壮佑自由詩3*22-5-19
2022年5月16日- ゆるこ自由詩322-5-16
詩の日めくり_二〇二〇年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-5-16
誰かのことを只想い続けているあなたのことを、只想い続けている- うめバア自由詩2*22-5-14
キリマンジャロの雪_【即ゴル参加作品】- 壮佑自由詩3*22-5-12
不史- ナンモナ ...自由詩2*22-5-9
詩の日めくり_二〇二〇年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-5-9
- TwoRivers自由詩5*22-5-8
サマージャンボマッドネス- 末下りょ ...自由詩3*22-5-8
令和4年5月5日(木)- みじんこ自由詩2*22-5-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261