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いつのまにか日が暮れた帰り道
ダウン症をもつ周を乗せた
デイサービスの送迎車の到着に
間に合うよう、早足で歩く 

前方には、小刻みに歩く青年が
重そうなビニール袋をぶら下げて
ゆっくり ....
黄色い花が独り
ふるえていました

立ちどまり
ほんのひと時、見ていたら

雪はぱらぱら
舞い始め

僕に笑いかけたのでした
よか世には
まだまにあうのでは
なかろうか
友よ、風の声を聴け 
スマホのやり過ぎで
疲れ、腹も減り 
近所の和菓子屋へ
おむすびを買いにいった 

店の奥に主人の大きな背中が見え 
古い機械が
ぎったん、ばったん、餅をつき 
合い間に主人が、手でこ ....
昨夜の味噌汁には
黒い目の海老と、刻んだねぎと
白いハツが入っており

骨を気にして{ルビ喰=は}んでいたら
私の前歯の隙間から
か細い小骨が、一本とび出した

指でつまんで卓に置き
 ....
ジョギングで夕暮れの道をゆく 
いつもと同じ川沿いの道

途中で道をそれて
無心のままに
坂を上っては下りているうちに・・・
ふと、見知らぬ場所へ出て
立ち止まる  

そこはどうや ....
日々の狭間に{ルビ疼=うず}く声を
告白した君は
夜にうずくまり、自らを守り
静かな力を蓄えている

苦しみ、惑い
やりきれない
悔し涙の落ちる{ルビ音=ね}が響く
この夜

遥か ....
悠々と 悠々と
川面に浮かぶ
ひとつのボールが流れてくる

何も惑わず {ルビ煩=わずら}わず
橋を潜り 
今日から明日の方角へ流れゆく

あのように
川の流れのなかを
ゆきたいな ....
目の前の
馬鈴薯と玉葱の炒めものは
たった一枚の皿であれ
時と所により
どれほどの幸いを、もたらすだろう
こっけいな歩みも、また良し。
元々僕は何処か
やっかいなものだから。 
けったいな足音をひびかせるうちに
けっこうな足音の瞬間が
この頼りない細足でも
あるやもしれぬ
から
こけこっこ ....
おぼろんさんの服部 剛さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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- 服部 剛自由詩122-9-5
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