独りぼっち
無限上昇のカノン

運転手のいない車の助手席で
心細さを感じてる
エンジンはかけたまま
独りぼっちは悲しい
目当てのものは買えなかった

独りぼっちだから
静かに明日を待つ
運転手はいないから
この車は動かせない
いつまで待てばいいのか分からない
1歩ずつ歩いて行こうか

誰かの敷いたレールの上
突っ走るのは容易い
道なき道を歩むのは決して楽ではないけれど
誰かに連れていってもらう未来は
独りぼっちより悲しい


自由詩 独りぼっち Copyright 無限上昇のカノン 2020-11-04 09:07:31
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