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私が死ぬ時

あなたは側にいない

あなたが死ぬ時

私は側にいない


あなたが一人の時

私は大勢の仲間と

実に楽しそうにしているかもしれない

そして ....
昨晩
ひとつの恋を失った
ミセス ミスティは
男の不実を責めるでもなく
ピアノの蓋を閉めた

ミとファ
シとドの間に
黒鍵がない理由は
おそらく
その間に
幻想があるからだと
 ....
良いこと言って聞かれてなかった 雪は降り止み
風も途絶えた
満天の星空は
きりきりと冴えわたる
放射冷却の夜

氷のランタン
雪の壁
立ち止まり
眺める
子どもの頬
母親の手のひら
蝋燭の炎は揺れながら
あ ....
猫になりたい
すまして本を読む
あなたの足もとでじゃれつきたい

猫になりたい
そのページをたどる指先で
やさしくのどを撫でて欲しい

猫になりたい
こんなに寒い冬の日は
あなたと ....
身の丈にあって泣いている 好きになってくれる人を好きになりたい   女の手は 梨を食べたばかりで、少し濡れていた
  夜風を正面から浴びて 枯れ草たちが咽び泣いている
  角をもたない鹿が そこを踏み分けて奔り
  しだいに速度を緩めて止まる
   ....
カップラーメンにミネラルウォーター入れるのか 言葉が私の代わりに

私の胸の内を明かしてくれた

画家にとっては色彩が

音楽家にとっては音楽が

おそらくは『それ』に当たるのだろう

私が話し出す前に

言葉が私の胸 ....
虫歯を気合で治そうとしている 食べ終えてからおしぼりに気づいた ご先祖様のため息が聞こえた 詩を書くという事は

誰か見知らぬ他人に向けて

宛てのないラブレターを書き綴るのに似ている

もし、あなたがとても昔の詩人の詩にときめいたとしたら

それは何千年も前のその詩人が
 ....
新しい言葉を綴ることは
新しい土地を開墾するように
そこへ種を蒔くように描いてゆくこと

自由を描くことは難しい
だれも自由の光をみたことがないから
それでも描こうとする

愛を定義す ....
心に咲いた花が枯れた 詩は何故生まれるのか

それはコミュニケーションの不可能を

自らの中に深く感じているから

人と人は分かり合えない

それらは永久に

それぞれに違う宇宙として孤立している
 ....
ほしかった
ものをまえに
気持をうしないそうで
驚いている

驚いている
わたしがわたしを
うしないそうで

ねむりなよ
あなたが
言うものだから
泣くよりさきに
ほほえ ....
絶対零度より冷たい瞳で見られた こよみが裏切られ
木々は途切れ
老いた田園に
祈りを帯びた青い雲
荒れ果てた放棄地に
にがい風はとどまる
ちいさな歌を弔うため
花の名前を指折り
陽射しを受けとめる
古い石積み
繰 ....
十代の頃、自分の気力で仕事を続けることが困難になり
日雇いの仕事を求め早朝の高田馬場に行き
流れでそのまま浦安のタコ部屋で半年働いた
タコ部屋と言ってもまあ綺麗な畳が敷かれた大部屋で15人位で雑 ....
席について君はコートを脱いでハンガーにかけていた
ピチッとしたニットセーターをきみのおっぱいがここにちゃんと存在していますといった感じで押し出している感が

暴力的で

無言ですべてを伝え
 ....
遺伝子の選別と

教育の徹底によって

『天才』は造られるらしい

社会保障がしっかりとしていて

大卒でホワイト企業に入れば

人生安泰なそうな

そして、その上

30 ....
薄暗いその部屋で わたしの足にそれは抵抗した

拾い上げると白いおりがみ

おりがみだと思い込んだのは それが真四角だったから

左下に気持ちの悪い折り目がある

不幸なことに 左下  ....
どんな人間にも感情がある、と

果たして断言できるだろうか?

有名人を射的の的に見立てて

あるいは自分達の全てを誰か他人の責任にして

その人々をひたすらにエアガンで打っている人達 ....
子どもっておもろいな
おしあいへしあい
わざわざさむい日に

「あらてののケンカちゃうか?」

そんでもたのしそうやで

「だからたのしくケンカできるって
 子どもっておもろいやんか ....
着くまでに予習するはずだった 朝 目覚めたら
鳥の巣箱の中にいた
市会議員選挙の告示のニュースが
母屋の方から聴こえてくる
体を起こし 何となく上を向いて
首を伸ばしてお口をあんぐり
母がテントウムシを口移ししてき ....
かあさんの
みずたまもようのワンピース
あれ、手作りなんやでって
こそっと打ち明けた
キヨちゃんが
ほんま? すごいなー
でもどこからが手作りなん? って
イケズゆうから
どこもかしこ ....
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした

今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3033)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『私』と『あなた』- yamadahifumi自由詩314-2-7
【ミセス_M】詩サークル「群青」の一月のお題「霧」への提出作 ...- そらの珊 ...自由詩15*14-2-5
良いこと言って聞かれてなかった- 北大路京 ...自由詩814-2-4
アイスキャンドルを灯す夜- Lucy自由詩12+*14-2-3
猫になりたい- 未有花自由詩24+*14-2-3
身の丈にあって泣いている- 北大路京 ...自由詩514-2-2
好きになってくれる人を好きになりたい- 北大路京 ...自由詩514-2-2
エーテル_18- 草野春心自由詩414-2-1
カップラーメンにミネラルウォーター入れるのか- 北大路京 ...自由詩414-2-1
詩人の誕生- yamadahifumi自由詩214-1-31
虫歯を気合で治そうとしている- 北大路京 ...自由詩714-1-31
食べ終えてからおしぼりに気づいた- 北大路京 ...自由詩514-1-31
ご先祖様のため息が聞こえた- 北大路京 ...自由詩414-1-31
詩はラブレターのように- yamadahifumi自由詩514-1-30
新しいノート- 梅昆布茶自由詩27+14-1-30
心に咲いた花が枯れた- 北大路京 ...自由詩714-1-30
詩の橋- yamadahifumi自由詩114-1-29
ねむりなよ- はるな自由詩714-1-29
絶対零度より冷たい瞳で見られた- 北大路京 ...自由詩714-1-29
即興、はじまりの場所で- 橘あまね自由詩714-1-28
K工業所- 馬野ミキ自由詩314-1-28
いつかあの焼き鳥屋で推定Fカップの- 馬野ミキ自由詩3+14-1-28
病床のドッペルゲンガー- yamadahifumi自由詩414-1-28
おりがみ_くらやみ- 芦沢 恵自由詩28*14-1-28
最後の涙- yamadahifumi自由詩214-1-26
おしくらまんじゅう- そらの珊 ...自由詩12*14-1-25
着くまでに予習するはずだった- 北大路京 ...自由詩514-1-24
遠雷- 壮佑自由詩31*14-1-24
授業参観- そらの珊 ...自由詩18*14-1-24
- そらの珊 ...自由詩1814-1-23

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