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老いぼれは戦っていた
不善なる狡猾なるものと

周りは
祈っていた
でもただ視ているだけだった


老いぼれは戦っていた
媚び諂い己のみを守ろうとするものと

周りは
応援して ....
はて?

住宅地の細い道
前から来た黒いセダンの
ドライバーが微笑みながら軽い会釈
反射的に会釈を返したが 
ちらっと見えた横顔には見覚えがない
目で追った車は角を曲がって 
その先は ....
少し悲しくなったり
少し辛くなったら
ここの海へおいで

たくさんの悲しみを
たくさんの辛さを
持ってきてはいけないよ

海が真っ黒になってしまうからね

涙を拭いて
裸足でくる ....
ちいさなちいさなかっぱちゃん

あめふりあめふりだいすきさ

かっぱだからあめもみずもへいちゃら

おおきなおいけをぴしゃんぱしゃん

ぼくはおいけのかいじゅうだ

おそらのくもも ....
戦争ゲームで熱が入ったのとワインを一本開けたので興奮が収まらず
近所の飲み屋へ
おばあちゃん1人でやってる
店舗と家兼ねてる小さな赤ちょうちん
カウンターでおばあちゃん店主と延々と話す
白髮 ....
いつかもここへ座って空気を吸っていた
ななめに流れる道路、さかりをすぎたさるすべり
ひらかれた場所に座ってみわたせば
蒸発するいくつもの過去
【また きます】


「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで 
その場を離れてしまった

ほんとう ....
君のことはフツー

ただいっしょに
ケーキ選んでるだけ
ただいっしょに
傘さしてるだけ
ただいっしょに
肉食ってるだけ
ただいっしょに
抱きあっているだけ

いっしょのうえに太陽 ....
育てた罪を持って市場へ行った
飢えていたから金が
欲しかったのだ
金があれば食える
食えば生きていける動物に
僕はなりたいのだ


老練な仲買人は言った
自分で育てた罪なんか
売り ....
HONEONNA (骨女)


わたしの肩甲骨を
あなたの冷たい指先が
抱き寄せると

わたしの胸骨は
哀しく軋んで
あなたの裏切りを覚った

わたしの鎖骨を
あなたの嘘が ....
あんなぁ

僕なぁ
嫌いで君のこと
無視してるんちゃうねん
無視されるの嫌なん知ってるねん

でもあいつが僕にらしくもなく頼んできてん
首を横に振ったら殴られると思ってん
するとおか ....
足跡がないのは言い訳でかためた糸をずっと渡ってきたから

不器用だと思っていた左手が、ただ使ってないことに気づいちゃったんだ
ふと視線を感じて振り返るとおっさんがいた
うちの家のなかである
知らない人だ
こたつでせんべいを食べている
「君はコンピュータばかりしているが何かねプログラマーかね?」とおっさんに言われた
 ....
此処には
白菜の 代わりとなる
透明な ダイヤモンドも

人参の 代わりとなる
紅き ルビーも

モロキューみたいに 爽やかな
エメラルドも ないけれど

くっつりと 寄り ....
私の心に

何が響くのか

言葉か それとも音楽か…

それとも 今消えていく

君の命か

今、ここにいる事

それをひしと我が身で感じられれば

僕はいつでも死んでもい ....
今日は町内会の清掃活動日
今日は春のウオーキング大会最終日

近所のかみさんたちが
雑草刈りしている

 あいさつはしないほがいいな
  気付かれないように行った方がいいな

か ....
さよなら さよなら
季節は足早に過ぎ去って行く
あの頃の思い出も見上げた空の色も
今では遙か黄昏の彼方に

黄昏よ
いつの日もおまえはそばにいてくれたね
どんな時もその光に包まれれば
 ....
正義の上で踊っている我々はどこへゆく

世の中のクレーマーは正義漢だと自分で勘違いしている者が多い。
自分のけちな利益のために暇な時間を使って執拗に抗議しているのが現実的な評価である。し ....
ところによって青い空

何か聞こえたような気がして
振り返っても何もない
耳がとんがりすぎていて
鳴ってもないものを
聞くことがある

くだものを買った帰り道
紙袋に入らないものが
 ....
人間をやめてジョジョ立ち ざらついた紙に他人の夢をうつすばかりで
自分の願望をみるひまがない
どんどん器用になるきみを
抱くことができなくなりそうだ

雨の降るように泣くんだから
嘘を言ってくれよ
その痣みた ....
ファミマでTポインドカードお持ちですかと聞かれて
俺は「はい」と応えた
そしてつったていた
Tポイントカードをお出しくださいと言われので
イヤだと言った
それからだばこのボタンを押した
あ ....
電車に乗ると
車内は天使でいっぱいだった
座席はぎゅうぎゅう詰め
座っていないものは吊り革を掴んで
ぶらぶら宙に揺れている
まいったな
座る場所がない
弱った顔をしていると
天使の一人 ....
けずれて少なくなった消しゴムは、

いつも終わりがくる前に無くした。

使われた最後を想像する。

電光掲示板に流れる人身事故。

けずられてなくす前に無くした。

バナナを踏 ....
その汚いものに触れたときに

少女は腕に黒い水玉が無数に散らばったのを想像した。

破裂した水道管に横たわる猫。

輪切りにした水羊羹に指が詰まっていた。

症状は進行し、先端から落ち ....
 
夏の日差しをつめた小さなガラス瓶

机の上に ぽつり

砂に埋める勇気もなくて



 
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僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
  なかば開かれた窓の傍ら、
  揺り椅子で膝を抱えあなたは風を舐めている
  なにもかもが 透明なジャッカルと化して
  あなたの内なる屍肉を貪っているのだろうか
  みどりいろの西 ....
夜空に迷子の鳥 記憶喪失で夜を駆けている
花火の音に驚き 目を瞬かせる
その瞬間 記憶が蘇る 「何やってんだ俺」鳥は夜空に叫んだ
くたびれた首が顔を罵っている 目の向かう先はいつもお前
顎で隠れて見えなくて 重い自分の身にもなってほしい
口が大声を出した 「ほら! お前のおかげで声が出る!」
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
純粋群衆批判- HAL自由詩7*14-9-6
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海の洗礼- 瑞海自由詩7*14-9-6
かっぱちゃん- ただのみ ...自由詩17*14-9-4
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住う寝る所_二編- るるりら自由詩27*14-9-4
フツーの人- やまうち ...自由詩2*14-9-4
罪を売る- りす自由詩20*14-9-4
百鬼繚乱_<_2_>- nonya自由詩25*14-9-3
教室の密会- 瑞海自由詩5*14-9-3
透明な土- カマキリ自由詩414-9-3
山元よしお- 馬野ミキ自由詩214-9-3
白い鍋の夜- 藤鈴呼自由詩4*14-9-3
お天気の日- yamadahifumi自由詩214-9-3
何となく後ろめたい時- イナエ自由詩15*14-9-3
黄昏よ- 未有花自由詩20+*14-9-3
正義多面体- ……とあ ...自由詩13*14-9-2
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人間をやめてジョジョ立ち- 北大路京 ...自由詩314-9-1
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スマートな星- 馬野ミキ自由詩714-9-1
春の黙示録- やまうち ...自由詩2*14-9-1
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ぽつり- 殿上 童自由詩25*14-9-1
憧れ_/_私は途方にくれている- beebee自由詩3214-8-31
嗤うジャッカル- 草野春心自由詩414-8-31
夜空を飛ぶ鳥- 陽向自由詩4*14-8-31
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