すべてのおすすめ
 
 
犬小屋を作る
犬がいないので
代わりに自分が中に入る
隣の家から拙いピアノが聞こえる
丸くなりうずくまっていると
昔からずっとこうしていた気がしてくる
前を通る人が
中を覗き ....
排水溝に水が流れていく

無関心なざわめきが街からきこえ

ぼくは窓の外を眺めている

通りを徘徊するばばあの持っている

乳母車の中身はしゃれた靴下が一足で

足音を消すには物足 ....
部屋の壁に

窓からもれた街灯のあかりが

色のない夜を映す時間に

路上で叫ぶ人影は

ざわめく静寂を打ち破り

揺れながら走る鼓動を示す

微かによどみ火照った体は

 ....
毎日薬を15錠飲む
そのままだと味気ないので
皿に盛った

白い錠剤5錠の苦さで
自分が健康でないことを知った

オレンジ色の5錠で
副作用の意味を知った

青い錠剤の5錠で
意 ....
君の事など忘れたという顔で、今はやや慣れてきた、規則通りの生活をしている。
君と会うのも関わるのも、これっきりにしたいと願いつつ、
身体に似合わない君の声が聞こえて
まだお互い生きてることが嬉し ....
さわるな
しゃべんな
息すんな
息はくな
息抜くな
ぼーっとすんな
歩くな
走るな
わらうな
泣くな




ほんのちょっとでも触れるなよ
汚いから
目を合わせることす ....
お前の頭の中はスポンジ穴だらけ


瞳孔がひらいて
よだれたらして
ヘラヘラ笑いっぱなしで




隔離隔離隔離隔離隔離病棟


人類みな人類みな不平等



 ....
扇風機は空を飛ぶ
   ちょっと角度を変えてあげれば

扇風機は空を飛ぶ
   ちょっと力を強くすれば

扇風機は空を飛ぶ
   ちょっと羽を大きくすれば

扇風機は空を飛ぶ
   ....
ひたひたと雨のふる夜の路地に小さな女の子が立っていた
女の子は少し屈んだかと思うと
黒いアスファルトの上でおしっこを始めた
雨とおしっこは混ざりあい低いほうへ流れていった

マンション三階の ....
悪魔を呼び出すことにした中学生のメグミとマサエ


メ「 こうやって、魔方陣を描いてっと 」

マ「 ホントに良いの? 悪魔なんて呼び出しちゃって 」

メ「 大丈夫、だいじ ....
借りたてのアパートの
白い壁の
ざらざらした
感触に
うつろな視線を投げかけている
手のひら

からはじまる
小さいメソッド

何時間も壁ばかり見つめています
することがないので ....
原発に嫌気がさしちゃった諸君
原発を無くしたいかい?
そりゃ本当かい?
本気で原発を無くしたかったら
金出しな

デモに参加も結構だ
しかしこれまでデモで政策が
変わったことなど見たこ ....
嘘つきが居るの

貴方かわたしの
どちらかなんだけど…
君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け

そして、凍死してしまえばいいんだ


自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる

ゆ ....
 
 
 雨を
 風を
 君は無情と例えたが
 ごらん
 あんなにやさしく美しいものはないじゃないか
 ゆうべの雨が
 ななかまどの葉をすべて攫ってしまい
 衣をはぎ取られた枝が艶め ....
若い女性に人気があるクレープを
男子高校生たちは売ろうと決意した

クレープは売る前に
クレープは包むものだ

経営観は強気の攻め一本
結果については勝つか負けるか
の二分法
若気の ....
  1.

  海岸に
  打ち上げられたふたりの詩人が
  詩の話をしている
  金持ちが金の話をするように

  2.

  都市を撃ちぬく
  弾丸
  僕たちの指 ....
吐いた息は透明
空気が綺麗だと深呼吸

肺に運ばれ
動脈を通り
体を巡って
静脈を通り
肺に運ばれ

吐いた嘘は透明
空気が綺麗だと笑った


もうかなしくないよ
そう言っ ....
青い水の中
赤い鯉が泳ぎ
緑の藻が浮いている

 その脇で紫陽花は
 自分の色を決めかねている

青い空の下
赤い蝶が飛び
緑の蛙が鳴いている

 その脇で紫陽花は
 自分の色 ....
この街でいちばん美味いという
来々軒のラーメンを食べていたら
いつまですすっても麺が途切れない

適当なところで喰い千切ると
あなたはひどい人だ
という声がした
たぶんメンマが言った ....
コンクリートにできた
水たまりに
魚が空を飛んでいた

僕はそれを無感動に見つめる

雨が止んだから
傘をたたんだら
空に虹がかかっていた

僕はそれらを無感動に見つめる

濁 ....
{画像=081102135729.jpg}

解釈を越えて存在するもの
人に評価されることを拒絶する
見られること
それ自身も拒絶したい
自分は自分であり自分でありつづける
その完全なる ....

一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです

午前8時20分 正確には午前8時19分49秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い ....
手探りで歩くことの恐怖が
大いなる躍動に変わるとき
広々とした都会の中でも
絡めとられてしまいそうな木々の中でも
辿り着きたい場所というものが
現実には存在しないくせに
まぶたに浮かぶ ....
時空は
踊っていました

ぼくは、といえば
女心などというものはない、
女の人に心があるだけなのだ、と
わかったようなことを思いつきまして

抽象が
めくれていくので
ぼんやりとし ....
知らない間に溜まっている
財布の中のいらないレシート

レンタルショップ
スーパーマーケット
コンビニ等
合計17枚

中には半年前のもあって
インクの文字が薄くなっている

夏 ....
幼い頃、年明けには凧上げ。
冷たい北風の中、
小さな手で一生懸命糸にしがみついていた。
その手からざぁっと凧を連れ去ったあの風は、
友達がほしかったのでしょうか。

桜咲く春の日。
鬼ご ....
嗚呼、僕の恋人よ
働いて働いて働いて
僕のために
僕のためだけに
もっと働いて
できればデスクワークじゃなく
汗水流して
重い荷物を運搬するような
ツルハシで地面に穴をあけるような
 ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バイエル- たもつ自由詩2311-11-6
黒色の格子の中の人影の- 空中分解自由詩211-11-3
滑走路に並んだ灯は青と緑と黄色と赤と- 空中分解自由詩311-11-2
オードブル- あやとり自由詩5*11-10-19
まる。- 山岸美香自由詩211-9-26
- ぶらっく ...自由詩311-9-12
スポンジ大作戦- ぶらっく ...自由詩311-9-11
扇風機は空を飛ぶ- 御飯でき ...自由詩7*11-9-8
おしっこ- 夜明けま ...自由詩311-9-3
悪魔召還の儀式- 北大路京 ...自由詩17*11-6-9
パーソナルスペース- 塩崎みあ ...自由詩13*11-5-20
原発が嫌なら金を出せ!- 紀ノ川つ ...自由詩7+*11-4-13
あのね…- 國朗自由詩411-1-24
絶対的片思いのセレナーデ的なもの- 真山義一 ...自由詩2611-1-16
輝きの残骸- 裕樹自由詩810-11-9
クレープは包むものだ- N.K.自由詩19*10-9-23
都市風景(1〜20)- 草野春心自由詩410-6-29
亡くし者- a_ya自由詩410-1-3
迷う花- 亜樹自由詩409-5-16
写真- 壮佑自由詩16*09-2-19
夢を失った子供- a_ya自由詩308-11-4
岩_石_/_ころんと転がっていたい- beebee自由詩9*08-11-2
せかいをいきる- 吉田ぐん ...自由詩5508-9-29
そしてシグナルタワー、女子- しもつき ...自由詩5508-7-22
目覚し時計- nonya自由詩22*08-7-19
鳥瞰図をなくしたとき- 茜井こと ...自由詩5*08-7-13
スペース・ワン- nm6自由詩908-1-14
レシート- 1486 106自由詩11*07-11-2
風の名前- 明楽自由詩507-8-17
ハタライテ- Monk自由詩1306-10-25

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