すべてのおすすめ
密着する
二枚の硝子の間に
挟まれ
光を透す
スライスされた脳細胞

彩色を施され
プレパラートになった私を
沢山の私達のあいだに
並べる
ゴムの手袋をはめた指

皮膚の記憶を ....
他人のように思えないが他人でいたい ひかりの群れが 影を従えている
誰か にならずに生きていくのはしんどいでしょう
影のなかの 一点ひかりは しみのようで
よほど穏やかな気持でなければ
綺麗とは言えないのよ
純度だけは
高かった

未熟な幼い
私の愛を

貴方は
シャーレに入れ
蓋を被せて
純粋培養しようとしたから

それは
純度の高いまま
根深い憎しみに
変貌しました

 ....
雨がやんでしまうまで恋人   飛び降りてみるのもいいかもしれない
  きみの昔話は、ちょうど開けた土地を過ぎ
  ひどく思い切りのいい 崖に着いたところだった
  足もとで禿鷹が喰っているのはなんの屍肉か
   ....
  恰もみずからが
  一つのテーゼであるかのような
  岩の静けさ……けれども
  誰にも触ることのできない
  あおい歌が、あおい、うたが
  きみのなかでふるえているのをしって ....
木に止まる一羽の鳥 蝉の鳴き声にうんざりしている
巣では子供達が餌を待っている {ルビ蜥蜴=トカゲ}を狙ってるの
{ルビ叢=くさむら}には{ルビ飛蝗=バッタ}や蜥蜴が沢山いる
子供達の大好物 ....
ぼくらは言葉を繋げて
この暗い宇宙を何処まで渡って往けるだろう
一冊の詩集が時を越えることは
真空パックの棺が難破船のように
意識の浅瀬に漂着し鮮やかに燃え上ることだ
死んだ詩人についての{ ....
水はある
でも流れはない

花は咲く
でも土はない

枯葉はある
でも樹々はない

鳥は飛ぶ
でも空はない

音はある
でも音楽はない

陽は昇る
でも朝はない

 ....
喜びはほんの数秒で消え去っていくのに
悩みは何時間でも付き纏う
ビルの屋上から飛び降りてしまおうかしら?
女の背後にその女の声が聞こえる
自分の声なんて いつも自分から聞こえてくる気がしないの ....
秋が来ていた

遠い遠いところから
この家のどこからか

そっと耳を澄ますと
秋がわたしを呼んでいた

遠い遠いところから
あの日と同じ声がした

呼ばれるままに
仏間の襖 ....
書きおえてはじめて
それが詩だと気づくように
死んでしまってからやっと
恋だったとわかる
いつもおそくて
墓を掘るのも一人きり
でもいいや、
塩の塔はきれいで
鳴らせるのははみだし ....
いつのまに窓があいたのだろう
生きものみたいに絡まった衣服を
わたしのものと、
あなたのものに
分けるときにはじめて
からだが千切れるように感じました
夜が明けて 君はまだ死んでいた
うそだ、と言いたかったが
先に君が言った
冗談じゃないわ と

夜が明けていた
部屋に沈澱する匂い
壁にしみこんだ囁き
クリーニング屋に
シ ....
なんなりと なんなりと
幌の中 豚小屋に 鬚の集まり
空間に 靄がモヤモヤと
薄い光 浮かぶ薄い感情

言葉では表現できないものを
言葉で表現する

団子 机 足跡 名前
叢 飛蝗  ....
鳥のそばに鳥が降りて

と つぶやく


すると色は
色をやめるのだ
指さえ かなぐり捨ててまで


目は とうの昔に
泡のものだから
灰を踏みしめ 灰を廻る ....
どんなにおそろしいか
どんなにふあんか
まくらやみのなかで
ふみだす そのいっぽ

声をかけられなかった
ずっと昔
学校帰りの交差点で
その人は白杖を持って
信号待ちをしていた
声 ....
話の前後は覚えてないが
がんばらなあかんなーと言った
隣にいる人は
せやでーと言った
夕暮れ
川沿いの道につづく石段
中ほどに座り込んで
雲の際の輝き
暗く沈んだ
民家の重なり具合
 ....
絶頂におちた声が朝を連れてきた 人型サボテンは狂い咲き
愛人は血を流し過ぎたのだ
肌蹴た胸に呪詛めく黒子口移しで
器から器へと移動しながら
情熱は霧散して往く愛は
溶けないままで重く沈殿する 


裂く天つめたい銀河 ....
書けないときは
過去作でもなんでも
コンスタントに毎日投稿し続けて
さくさくお茶を濁しつつ
ポイントだけは
こつこつ稼ぎたい・・と
いよいよポイント依存症になりつつある
という自覚はある ....
ありふれた寂しさに月を絞って飲む 私の体で
彼は疲れる
私の言葉で
彼はいがむ
私の島で
彼は漂着する
私の果実で
彼はもぎとる
私は島を沈める
彼は舟すら作れない
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
いかん
どきどき、どきどき
年甲斐もなく
いやいや、年相応
思いがけない{ルビ邂逅=かいこう}に男女はお互い{ルビ憐憫=れんびん}の情が湧いた
二人は胸の内で 相手が声を掛けてくれるだろうと思っていたが
どちらも声を掛けられなかった その時初めて未だに好 ....
  夜の芝生で
  いるかは一度だけ跳ねた
  手に拾えそうなほどの光が今日、
  とおくの月やら星やら町やら、そんなものから
  迷いこんできていたから、けれども
  そのなかを泳 ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
なぜアナタたちは

ワタシに近づき

「愛そう」とするのか
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コレクター- Lucy自由詩11*14-9-18
他人のように思えないが他人でいたい- 北大路京 ...自由詩1014-9-18
群れ- はるな自由詩614-9-17
培養- Lucy自由詩19*14-9-17
雨がやんでしまうまで恋人- 北大路京 ...自由詩1614-9-15
崖にて- 草野春心自由詩314-9-14
あおい歌- 草野春心自由詩314-9-14
鳥のひと休み- 陽向自由詩10*14-9-14
残らない詩のために- ただのみ ...自由詩30+*14-9-13
業(KARUMA)- HAL自由詩8*14-9-13
幻影- 陽向自由詩5*14-9-12
- chiharu自由詩15*14-9-12
塩の塔- はるな自由詩514-9-11
生きもの- はるな自由詩914-9-11
クリーニング屋- はるな自由詩214-9-11
たどたどしく_なんなりと_僕- 陽向自由詩5*14-9-11
ノート(午後のかたち)- 木立 悟自由詩914-9-11
白杖の人- そらの珊 ...自由詩22*14-9-11
たそがれ- nemaru自由詩10*14-9-11
絶頂におちた声が朝を連れてきた- 北大路京 ...自由詩314-9-11
煮詰められた腸- ただのみ ...自由詩16*14-9-10
ポイント依存- Lucy自由詩12*14-9-10
ありふれた寂しさに月を絞って飲む- 北大路京 ...自由詩614-9-9
遠くの島- nemaru自由詩2*14-9-9
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
待ち合わせ- 中原純乃自由詩4*14-9-8
邂逅- 陽向自由詩7*14-9-8
夜の芝生- 草野春心自由詩714-9-7
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
性差- 中原純乃自由詩4*14-9-7

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