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もうそろそろ忘れそうだ
ビールみたいな笑いかた
肌をとおして香る骨
影の落ちる鎖骨の深さ
忘れそうだ
わたしが
どうしてあんなにかなしかったか
私の知らないところで
私の吐いた言葉がトゲを持ち
誰かの掌を刺す

私が投げかけた一言が
誰かの心の壁に
釘で打ちつけられたレリーフのように
いつまでも掛っている
私がそれを忘れた後も ....
ぼくの中に少年のぼくがいて
ぼくの中をぼくが歩いている
ぼくの中を少女が歩いていて
ぼくの中を
何人ものぼくが歩いている

ぼくの中をあなたが歩いている
あなたは背を向け
ぼくの中でち ....
いつの日も
いつの日も
空しい穴を掘っています
雨ざむざむと降り続き
穴に雨水溜まります
泥も崩れて流れ込み
空しい穴は埋まります
僕のからだも埋もれます
どうしようもなく退屈で
僕 ....
  全開にすると全世界が流れだす蛇口を、今日もきみは10%ひねる あなたが何気なく口にした言葉を載せた辞典が欲しい。

わたしに都合よく脚色される思い出と、
取るに足りない一秒を、美しいと感じさせて。

そうして わたしを作りかえて。
夜で、道は乾いている。
わたしたちは不足のないつめたさを、それでもまだ足りないと言いながら
物語を探している
足のない椅子とか、
黒鍵だけのピアノとか
白鳥の子でも、アヒルの子でもない、 ....
 
かなってないから 夢

かなえたいから 夢

おいら 夢喰って、生きてます




 
秋の空は澄んでいて
すすきの穂も揺れて
淡い気持ちがどこまでも
流れていき
ぼんやり眺めていると
空は遠くへ遠くへのびていく

私はだんだんだんだん
小さく小さくなっていき
米粒に描 ....
これが、わたしにとっては、この世の中でいちばん美しくって、いちばんかなしい景色です。1962年11月27日岩波書店初版本「星の王子様」130ベージの景色に似ているけど、すこし違います。


 ....
右手を動かして
左手を動かして
心を動かさない
息をしている
つめたい夜だ

わたしがいて
あなたがいない
壁のない部屋で
月はかたまる
つめたい夜だ

身体を横たえて
 ....
何もしなかったので
楽しそうな人たちが妬ましいよ
なぜかそれも選んだようで
自分がわからない

鳥たちの声に嘘は無い
森の中に水が溢れる

人はなぜ死ぬのか
いつも、忘れたくないよ
 ....
  ずっと、
  戸は開いていたが
  入ってくる者はない
  おまえの魂が、刻一刻と
  アケビの形に変わっていくのが
  ここから見えているだけだ
  夜以外の時間を少しでも
 ....
歯ぎしりしないよりは
するごまめでありたいと思う

井戸の底から出られなくても
空を見上げる蛙がいい

賢い猿になれずとも
見て聞いてものを言い

出ないより
出る杭でありたい
 ....
今、空の底にいます
屈折した光に包まれて
案外うまく歩けています
地図を読むことは
相変わらず苦手だけれど
磁石を温めて
風を読むことが出来れば
目的地にはいずれ
たどりつくかもしれま ....
 
心が凍えそうな夜

カレーなんだな

みすかしたように、カレーなんだな



 
垣根越しに
老女の艶やかな手
切ないほど甘い
いびつな頭をもぎとって
埋められた犬のため
息を光に押し出した
枯れた莢を揺らすように


踏むと何処かで誰かが死ぬ
枯葉の音に冷たく ....
誰もいない横断歩道の上

月の方角を目指してセンカイチュウ

どこから星の香りがする

いなくなった君の音がする

フォークで刺した地球を

うっとりと眺めてから

おいしそう ....
おかえり
おかえり
誰が帰って来たか知ってるのかい
その人は本当にお父さんだろうか
その人は本当に先生だろうか
本当に夫だろうか
本当に息子だろうか
本当に
ニンゲンだろうか
幽霊み ....
いいですいいです
と呟きながら
倒れている銀杏の大木
おまえ実るからだでありながら
どうしてこんなにくらいのか
それともひとりで
わからないのか
いいですいいです
いまや叫ぶほ ....
ドーナツのやさしさ。虹のもどかしさ。雨が土につくるいのちの跡。やかんの呼吸。結晶のほころび。ありの息づき。葉っぱにのこされた欲。鍵をさしこんだ秘密のありか。煙が描くうつくしさ。砂のなきごえ。海 .... 薔薇よ
かくも烈しい
おまえの怒りに
一瞬にして触れてしまった
不意をつかれてたじろぐ私の指先の
見えない程小さな
けれど思いのほか深い傷から
みるみる膨れ上がって
指を伝って流れた色 ....
サイドミラーに小さな蜘蛛
縁を歩けば一人
面を歩けば二人
奇妙なポーズ    
   虚空と戯れる長い脚
見えないイトで織りなす罠

偶然と必然の色分けは自分
幸福と不幸を計る分度器も ....
 


もし雨が降ったら

あなたは必ず外を見て下さい

本当に雨が降っているかどうかを

確かめるために

天気予報士がタッグを組んで

あなたを罠にかけていないかどうかを ....
席を譲りあううちに終点 庭の手入れをしていると
どこからかぶらりと
見慣れない動物がやってきた
とても悲しい目をして
物置や車のあたりをうろついている
保健所に電話するか警察に知らせるか
本来ならばするところだが ....
  四、
  という数字は
  光線に貼付きやすいのかもしれない
  高架橋のナンバープレート群が何故か
  西洋の婦人画をおもわせる夜、
  わたしの精神はまたひとつ
  緑色の ....
「吐」

薔薇色の二酸化炭素
パッチワークの嘘
賑やかな流動体
ビタースウィートな溜め息

悩ましい亀裂から
漏れ出す黒い臭素
歪に膨れ上がる
柔らかすぎる容器

吐き出さ ....
  半刻ほど前から
  組んでいた指をほどいて
  あなたが落とす銀箔に似た笑み
  ガソリンじみた水溜まりにひとつ、
  爛れたショパンがしゅんと跳ねた
意味あり気にゆっくり沈む
巨大で感傷的なひかり
あれは詩ですか?
いいえ、
夕暮れです
毎日違う角度で訪れる夕暮れです。

公園の隅で地面に寝ている
赤や黄色
あれは詩ですか?
い ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ビール- はるな自由詩514-11-26
プレゼント- Lucy自由詩16*14-11-26
心象__- イナエ自由詩18*14-11-26
穴掘り- 花咲風太 ...自由詩414-11-26
(【神話の掌】)※一行詩- ハァモニ ...自由詩9*14-11-26
組成する- a_ya自由詩514-11-26
引力- はるな自由詩514-11-24
生きてます- 殿上 童自由詩23*14-11-23
米粒大- 灰泥軽茶自由詩1014-11-21
海と星 - 阿ト理恵自由詩17*14-11-20
月がかたまる- はるな自由詩314-11-20
何もしなかったので- まきしむ自由詩114-11-18
- 草野春心自由詩614-11-18
ごまめのはぎしり- Lucy自由詩17*14-11-17
この手の先にある空の果て- そらの珊 ...自由詩22*14-11-17
カレー- 殿上 童自由詩23*14-11-17
かりん_Ⅱ- ただのみ ...自由詩13*14-11-12
フォークで刺した地球を- ときたま ...自由詩614-11-11
おかえり- やまうち ...自由詩4*14-11-10
黄昏- はるな自由詩414-11-9
「穴」- かんな自由詩7*14-11-9
薔薇よ- Lucy自由詩20*14-11-6
TRICKSTER- ただのみ ...自由詩17*14-11-5
- yamadahifumi自由詩214-11-5
席を譲りあううちに終点- 北大路京 ...自由詩1214-11-4
悲しい動物- やまうち ...自由詩5*14-11-4
- 草野春心自由詩314-11-3
トラウマ- nonya自由詩16*14-11-1
爛れたショパン- 草野春心自由詩914-10-29
現代詩入門- 左屋百色自由詩20*14-10-29

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