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いったいきみはどこにいったんだ
きみはぼくたちに愛想をつかしたのか

ぼくたちの背信に
なにも学ばない愚かなぼくたちに

なぜ消息を絶ったのか
なにも知らせずに消えたきみ

ぼくたち ....
ついこの間まで
アンチエイジングな歩き方というのを
こころがけていた

高い化粧品も買えないし
せめて遠めに若々しく見えればもうけと
良い姿勢には自信があるし

さっさっと足早に
目 ....
朝がやってくる
風がやってくる
音がやってくる
虫がやってくる
雨もふりかかれば
猫もやってくる

人がやってくる

外へ広く放たれた
寛容な空間だった

祖母が景気よくぞうき ....
さみしいと
雪になる
凍えて咲く花になる

産まれて
すぐに旅立った
あの子の魂なのでしょう

てのひらで包めば
睦みあって水になる
笑って
消えてゆきました
久しぶりに紙飛行機を作ってみて

狭い部屋の中を飛ばして見た

ひょいっと

指先から放たれた私は

少しの間だけ時を止めて

音を吸い込み色を無くし

透き通った羽を生やして ....
塩を振られたなめくじは 
縮みあがった僕なのです 

縮みあがった僕だけど 
今は一児の父なのです 

一児の父であるならば 
縮みあがった、この体 

自分らしくのそぉりと 
濡 ....
ある朝 目覚めたら 部屋には 誰も居ない
机の上の 置手紙 さよならと お袋の文字
何が何だか 分からないまま 俺は 親戚中たらい回し

親父と お袋 愛し合って 一緒になったと
死んじまっ ....
何故なのだろう

人の後ろ姿に惹かれるのは


遠ざかる人ばかり見てきたからだろうか

その人の前にはその人なりの生活があって

日常が息づいている


そういった ....
草原に、親鶏を中心にして、

黄色い雛がちょこまかと駆けている。

これ以上、親鶏から離れて行かない

境界というものがあって、

雛は親鶏という恒星の

衛星になっている ....
光が次の
季節を連れてくる
風はそれを
押し戻そうとする
雨が次の
季節を置いていく
人はそれを
なかなか見つけ出せない

ひと雨ごとに
行きつ戻りつしながら
季節は摺り足で ....
 たまになら食べてもいいかも。と、軽い気持ちで言ったが最後、有名なわけでもアンニュイ雰囲気なわけでもないファミレスで、大して好きでもないナポリタンの大盛りをつつく羽目になってしまうように。詩作 .... もしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとはひとを殺したいという
本能を持っているのかもしれない

でもこれももしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとは ....
波打ち際で、
旅人はイルカと話す少女を見た。
少女は前の日も、その前の日も、
イルカと向かい合っていた。
「イルカと何を話していたの?」
旅人は訊いた。

少女は強く頭を振って、 ....
岩場の陰で

ひとりの少女が

ドルフィンの頭を撫ぜていた

頭を撫ぜて貰ったドルフィンは

後ろにのけぞるような

反転をして

海に帰って行った

明朝もやって ....
それはふるふると
震えて 膨らむ水滴のように
壊れやすく

ちりちりと 止むことのない
焼けつくような痛みでもあり

胸を締め付ける
救いようのない憧れだったもの

未熟だった孤独 ....
なぐさめが
嘘だと知っていた
けれど
この世の中に
ほんとのことなど
在るのだろうか

わたしの躰に産みつけられ
冬を越した
薄黄色い{ルビ卵=カプセル}が
もうすぐ
孵化を始め ....
かわいい
ものを
かわいく
ないように
みようと
して
なにか
てがかりを
もって
かわいく
ないと
だんじる
ことが
できた
ならば
かわいく
なくなる
のに
降り続く雪に 何かあったのか
急に停電になる

夜の十時を回り 真っ暗
のはずだったが ほのかに明るい
雪明かりが 窓の外から輝いている

どこにもやりどころのない雪が
家の回りに山の ....
tiny boy 笑っておくれよ
どうせ石ころ同然の人生さ
1ペニーの価値もない

tiny girl 笑っておくれよ
どうせごみ同然の人生さ
1ペニーの価値もない

イーストエンドで ....
白鳥が一羽

湖面を滑るように

寄って来る



水音なく

一直線に



これほどの流線形を

私はまだ知らない
赤十字の理念は紛争や戦争の前線に於いても
独立と中立の姿勢を貫き助けを求める人を
平等に支援することだとされる

それは敵味方に別け隔たることはなく
傷ついた兵士も助けることだとも言う

 ....
無骨な魂の素描をさらしたあの頃 
恋は糖衣に包まれた苦い薬
駄々を捏ねても得られないものがあることを知り
喪服を脱げない大人になった

今 砂糖とミルクを入れてゆっくりとかきまぜる
あなた ....
図書館の

古い本の最初のページに

白い骨と鉛筆で書いてみる

なんて事はない

恋愛小説の始まりに


少し読み進み

骨を包む新聞紙を取って来て

と鉛筆で書いてみ ....
風に舞うビニールを見て
詩が思い浮かぶなんて
詩人のすることじゃない
自分らしい言葉を
いつも持ち歩くなんて
詩人のすることじゃない

夕陽を見ても
何も感じないのが
詩人のするべき ....
「いってきます」とあなたが私に告げてから
もうどのくらいの水が橋の下を流れたのでしょう

おんなの直感でしょうか
もうあなたは私の元へは帰らないと
私はそう想ってあなたを見送りました

 ....
僕の目の前に

ゴッホの「カラスのいる麦畑」の絵がある

それはまるで子供の描いた絵のように僕の前に掛かっているが

それは同時に子供には決して描けないものも含んでいる
 ....
あのヤリマンの女の子の人生を、うらやましいとは思わない
あのヤリマンの女の子と やれた男をうらやましいと思うとしても
あのヤリマンの女の子の人生を、とくにうらやましいと思うことはない。

 ....
担任の先生
支援学級の先生
児童心理学の先生
作業療法士の先生
言語療法士の先生
そうそうたる先生達に囲まれて
亀ちゃんについてのミーティング

亀ちゃんのテストの結果
チノウノハッ ....
ボーナス無しで十時十分 羊に睡眠薬飲ませている
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3033)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
消息- HAL自由詩4*13-2-21
アンチエイジングな歩き方- Lucy自由詩9*13-2-21
縁側- そらの珊 ...自由詩16+*13-2-21
むつのはな- そらの珊 ...自由詩1313-2-20
紙飛行機- 灰泥軽茶自由詩7*13-2-20
なめくじ親父_- 服部 剛自由詩14+*13-2-19
お袋_俺を捨てたんだって- 板谷みき ...自由詩8*13-2-19
郷愁- オキ自由詩213-2-19
醜いひよこ- オキ自由詩213-2-19
雨水(うすい)- nonya自由詩27+*13-2-19
深夜のナポリ譚- faik自由詩8*13-2-19
本能と遺伝子- HAL自由詩10*13-2-19
シーズンオフ- オキ自由詩2*13-2-18
ドルフィン- オキ自由詩313-2-18
私が愛と名付けていたもの- Lucy自由詩16*13-2-18
宴_/__春の祝福- そらの珊 ...自由詩19*13-2-18
中印愛撫パキバン内露ニチメ- 6自由詩213-2-17
雪明かり- 砂木自由詩14*13-2-17
笑っておくれよ- 凪 ちひ ...自由詩4*13-2-17
流線形- オキ自由詩113-2-17
どうしても、ぼくには分からない- HAL自由詩10+*13-2-17
投降命令- ただのみ ...自由詩20*13-2-17
ハッピーエンドに眠らせて- 月形半分 ...自由詩513-2-17
アスファルトの上から投稿- 左屋百色自由詩8*13-2-16
待つひと_待つこと- HAL自由詩10*13-2-16
__ゴッホ_「カラスのいる麦畑」- yamadahifumi自由詩213-2-16
bitch_は_bitch_らしく死ね- 鈴木陽一 ...自由詩1*13-2-15
亀の唄- 夏美かを ...自由詩22*13-2-15
ボーナス無しで十時十分- 北大路京 ...自由詩213-2-15
羊に睡眠薬飲ませている- 北大路京 ...自由詩5*13-2-15

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