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十六で嫁入りした祖母は
まだ娘だったから
近所の子供達と鞠を突いて遊んでいた
すると 嫁入りした女はもう
そんな遊びをしてはいけないと
誰かの叱る声が聴こえて来たという


春の夜 ....
ここがどこかわからなくなってしまう
眠っていたわけでもないのに
あなたはわたしと太陽のあいだにたつので
そうか、いつも
ちょうどまぶしい
 
一つの詩が書かれる為に

ただ、そのためだけにこの世界はあった

病んだ男ーーーパスカルが

よろめいて食卓にもたれかかりながら

この宇宙を思考する時、その時だけ

 ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
夕方過ぎの薄闇の中

自転車に跨った

塾帰りの少年少女

信号機は止まれのままだ

いずれ青に変わる時が来るのだから

ゆっくり大人になればいい


僕はと言えば車の中
 ....
  朝、
  利き手ではないほうの手でつくられたような
  拙い光たちが 睦まじく庭じゅうを飛び回っている
  だが 光だけがここにあるのではない
  ここには机がある 椅子もある
 ....
  街灯の{ルビ鏤=ちりば}められた夜が 冷たい川を流れていく
  対岸に立ちならぶ水玉模様の繁華街は深雪を浴び 
  緩慢な微睡みのなかに沈みつつある
  彼女はかじかんだ躯をコートに ....
変態がたくさんいて心強い 拒否された愛の墓を数えている 燃えている昇ってきた階段 数字がまた一つ増していくのを
昔より 特別なことだとは思わなくなった

人の恩 もらうは易し 伝え難し
僕は人の気持ちを何に変えてきたのだろう

ランドセル 背中の家路に 刻む罪
すべて ....
伯父さんのお葬式の日に
父に会いに行った
病床で 夢と現のあわいを
ゆっくり行き来している父は
「今○○さんが来て行った」と
仲良くしていた兄の名を言う
その人が亡くなったという事を
お ....
栗色のたてがみをなびかせ
どこまでも駆けて行く
その凛々しい姿どこまでも
草原の果て 日の昇る場所
おまえは駆ける 駆ける
休むことを知らない
この大地をどこまでも
おまえはひとり駆けて ....
じゅうたんをほどいてゆく
いろとりどりの糸があらわれる
つむがれていた星々の
ものがたりがきえていった

糸をほどく
きぬの生まれでた
まゆにもどってゆく
蛾のはいた
むすびめのない ....
庭のバケツに張った氷
この氷の大きさはバケツの大きさ

日が差し込む部屋
この部屋の明るさは窓の大きさ

部屋に響く笑い声
この笑い声の響きは安らぎの大きさ

何事もなく流れる時間
 ....
先日殺し屋の採用面接をしたが
女手ひとつで育てられて
小学生の頃から
新聞配達で家計を
支えてきたという
今回のターゲットの
人生をまとめたVTRを見せて
それでも冷酷な表情を変えなけれ ....
少しわかったような気がして
まるで全然わかってない
これを何遍繰り返したら
あなたちゃんとしてくれるの

悪いが俺はこれでもちゃんと
精一杯やってるつもりさ
まあいいじゃねえかそのうち
 ....
手放した幸せが明るい 僕の一番真っ直ぐな言葉は
消えてしまった
僕が出来る全部のことは
終わってしまった

さよならが向かう場所は
知るだけ無駄だったんだ
悲しさは武器になって
世界とだけ戦える

 ....
喋らない靴を履いている   仔馬の湿った毛並みを、
  女は なぞるように撫でていた
  よく晴れた三月の日曜日に、陽の光は
  光よりも寧ろ風に似ていた……風は吹いていなかったが、
  風は吹いていなかった ....
花のように生きることが夢だったのに
こんなに老いてしまった

何もかも失くした私には
魔法が残った
沢山の花を枯らせる魔法
心に咲くどんな花も
枯らせてしまう

私は魔女ねと
窓辺 ....
みなさんどうかよいお年を
今年一年数々のご無礼を働いたことも
どうか水に流してください

わたしとしては
それなりに
誠意を尽くしたつもりです

努力が足りない事も
わかっています ....
都合よく星ある 枕の下に包丁を入れて眠るとよい
もしも悪夢を見たのなら
その時はすかりすかりと捌いてしまって
うすい刺し身のようにするとよい
油まみれの水たまりのように光るそれを
やってきた男は食べるだろう ....
いかにも寒そうに
公園の木立が梢の先っちょだけ残して
市職員に伐採された
それは
鴉やキジバの止まり木とするためか
いぃや 春を待つ
霞みがかかる四次元のためだろう
ベンチのかげからは
 ....
亡き霊とはなんだ!

かつてお前はそこにいた

愛らしい瞳を輝かせ

手を差し出せば

過去と現在の区切りを越えて

まざまざと感知出来うる

「そうだよな、俺もお前も生きてい ....
  ところで、
  思い出のなかのあなたは春先のキャベツのように
  何よりも甘く、温かく、笑い転げている
  意識のあやうい外縁を一匹の野良犬が走る
  窓の外で雨が降っているのかど ....
消灯した部屋の
シャンデリアの
何と死に絶えた欲望か
昔の彼氏に
あたいを捨てたことを
後悔させてやるとばかりに
AカップをJカップに
豊胸した姿を見せに
東京に出てきたものの
「そこじゃないんだよね」と
もっと他に直すとこあんだろ的なこと ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祖母の記憶- 壮佑自由詩25*14-1-8
ちょうどまぶしい- はるな自由詩714-1-7
私達は- yamadahifumi自由詩614-1-7
編む- 殿上 童自由詩23*14-1-6
点滅信号- 中村 く ...自由詩1014-1-6
エーテル_8- 草野春心自由詩314-1-5
エーテル_7- 草野春心自由詩214-1-5
変態がたくさんいて心強い- 北大路京 ...自由詩714-1-4
拒否された愛の墓を数えている- 北大路京 ...自由詩214-1-4
燃えている昇ってきた階段- 北大路京 ...自由詩214-1-4
初日の出、365日- Neutral自由詩414-1-3
牧場- Lucy自由詩18*14-1-3
- 未有花自由詩23*14-1-3
機織り- そらの珊 ...自由詩17*14-1-2
大きさ- ichirou自由詩10*14-1-2
採用面接- 花形新次自由詩314-1-2
修羅場(仮)- まきしむ自由詩114-1-1
手放した幸せが明るい- 北大路京 ...自由詩214-1-1
laser- 竜門勇気自由詩213-12-30
喋らない靴を履いている- 北大路京 ...自由詩913-12-29
エーテル_6- 草野春心自由詩313-12-29
魔女の苦しみ- うみこ自由詩6*13-12-29
今年はこれでお終いです__(詩人サークル「群青」今月のお題「 ...- Lucy自由詩15*13-12-28
都合よく星ある- 北大路京 ...自由詩313-12-28
- 春日線香自由詩213-12-28
かの幻が開いてその翳は消えた_六- 信天翁自由詩113-12-28
亡霊と遊ぶ- ドクダミ ...自由詩313-12-28
エーテル_5- 草野春心自由詩313-12-28
深夜- 白雨自由詩213-12-28
豊胸物語- 花形新次自由詩313-12-28

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