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真空が風になったら

有が無になるのだろうか?

インターネットを通じて世界は

僕に逐一指示を出してくる

でも、時々、僕はそれを

風の中の雑音と聞き間違える


大学生 ....
広い世界に出るなら

風をひとひらください

私の言葉が間違っているとあなたは

指摘しないでください


あなたの言葉が何であるか

私は知りません

私は ....
 


もし雨が降ったら

あなたは必ず外を見て下さい

本当に雨が降っているかどうかを

確かめるために

天気予報士がタッグを組んで

あなたを罠にかけていないかどうかを ....
私の心に

何が響くのか

言葉か それとも音楽か…

それとも 今消えていく

君の命か

今、ここにいる事

それをひしと我が身で感じられれば

僕はいつでも死んでもい ....
言葉、夢の如くに

宙を舞い

現実はフィクションの如く

空を飛び

人間達が放つ幻想はどれもこれも

一輪の花ほどの価値もなく

中年男は汚くわめき

 ....
人々は人生という「道」を

何かを手に入れるための

「通路」としてしか見ていない

人々にとって人生とは結局、

何かの為の通過点に過ぎず

手に入れられるものだけが全てだと
 ....
イメージとしての我々は

今、貨幣以上の

激しいインフレを示しているように思われる

我々が掲げる幸福のイメージは高く、それ故に

我々は常に激しい飢渇感に襲われている


広 ....
発狂した人々は

いつも正義面するものだ

自分の中に悪を感じていない者は

たやすく「正義」という名の悪に

落ち込んでしまう

見よ、彼らの陽気な事

彼らの浮かれた、はし ....
 通俗的な作品というのは、これまでもヒットしてきたし、これからもヒットし続けるだろう。シェイクスピアにも通俗的な要素はあるが、しかしシェイクスピアの作品はただの通俗的な作品とは違う。

 物語性、 ....
 芸術というものにはある種の断層のようなものがある。そう思うのは、ミシェル・フーコーの『言葉と物』を僕が読んだからではなく、小説を読んでいて、そう感じる所があるからだ。

 ....
通常の企業ではマーケティングというものがあり、消費者のニーズに答える、というのはもはや、普通のフレーズになった感がある。実際、そういうマーケティングをして消費者のニーズを把握して、物を作る企業というの .... 僕の実家の近くに、一軒の八百屋があった。その八百屋は『杉本青果店』というごくありきたりの名前だった。その八百屋では、おそらくは杉本夫妻であろう中年二人の男女がただ淡々と働いて、野菜を売っていた。僕は登 ....  哲学者や芸術家の方面へと向かう人はどちらかというと暗い人、無口な人、ネガティブな感じの人が多いのではないかと思う。これは一般的にそう思われている事であり、僕もこの事については一般的にそう ....   
 現代人が陥っている状況を『可能性の地獄』という概念で説明してみたい。これは僕が作った概念で、誰かのものを盗んだ覚えはないのだが、似たような事を言っている人はおそらく他にもいるだろう。まあ、と ....
かつて語る事ができた人間は唯一人だった。それは『私』という名で呼ばれた。そしてこの『私』が消え去った後、『君』や『あなた』が現れた。こうして人はいなくなった。

今、この世界で新たな語り部が現れる ....
 



 彼は「ヤマダヒフミ」という名前でネット上に投稿していた。投稿する内容は、詩、小説、批評などであり、彼は自分で文学に対するある程度の造形があるのだと考えてた。彼は日常生活では、桐野龍 ....
 この本を読み終わった人間は必ずや、辛い苦い思いを味わう事だろう。作者のミシェルウェルベックは、まるで、現実の僕達の醜い部分を僕達に無理やり見せようとしているかのようだ。僕達はこの書物を読んだら、沈黙 ....                               1


 
 一般的には、小説の方が詩よりは読むのは簡単である。また、批評よりも小説を読む方が簡単だ。そして、出版量で考えて ....
無数の人間が小説を書き

無数の人間が詩を書いている

誰もが自分を知って欲しくて

誰もが自分自身を叫んでいる

でも、その自分というのは何だろうか

君はテレビ ....
 「あ、はじめまして。君が新人作家の○○かい。あ、どうも。いや、君の作品読んだよ。それでさ、感想だけど・・・・。面白かったよ。・・・・素晴らしかった。これは十年に一人の・・・・・・・・いや、ごめん。こ ....  




「多分、君は僕の事を知っているだろうし、僕も君を知っているだろう。君の周囲で一番暗い顔をしているのが僕だし、僕の周囲で一番悲しい顔をしているのが君だ。僕達は互いを知っている。でも ....
 僕は普段、インターネット上に小説を書いて発表などしたりしている。僕はまだ無名の書き手にすぎず、その書いたものにはほとんど反響などは来ないのだが、先日、僕の小説を読んでくれたらしい人物から、長文のメー .... 人が言葉に触れれば

それは音を立てて崩れ去るだろう

・・・人間というのは日常性の中に

埋没する為に存在しているというのか

人が音楽に触れれば

それはすぐに ....
僕達が存在しないのは

僕達が交換可能だから

僕達が存在するのは

僕達が一つの虚像だから

僕達は自分達を虚として演出する時のみ

この世界に存在する事を許される

もし、 ....
僕も何かの主人公のように

何もせずに周囲の美女達に惚れられて

取り合いっこされる

そんな風な奴になりたい


僕もテレビの中の芸能人のように

きらびやかな舞台でスポットラ ....
そうです 私は妥協しません

私はイケメンでお金を持っていて

若くて、良い大学を出ていて

将来有望な男性と結婚します



そうです 私は妥協しません

だから、そこらの男 ....
私の中に言葉がやってくると

私はつい沈黙してしまいます

・・・私、詩人なんです

馬鹿馬鹿しい事に



私だってジャニーズが好きです

特に、亀梨君が好きです

真面 ....
自分が死ぬ時に

天井が見えるのか

それとも、誰かの悲しそうな顔が見えるのか

あるいは窓の外の樹が見えるのか

そんな事は分かりはしない

それは、自分が生まれた時に

何 ....
私達の生活はいつからか映像化され

その細部の細部まで

いつの間にか、演劇的なものになっている

私達は日夜、自分と他人に

「そのような見かけ」を与える為に奮闘し

 ....
『時』が『時間』になるまで

僕達は一体、いくら待てばいいのか

僕の言葉を解釈したとして

その解釈にも言葉そのものにも

多分、何一つ確かな意味は含まれていないのだろう

もし ....
まーつんさんのyamadahifumiさんおすすめリスト(95)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
切れました- yamadahifumi自由詩215-4-23
私自身にしか聴こえない歌- yamadahifumi自由詩115-3-19
- yamadahifumi自由詩214-11-5
お天気の日- yamadahifumi自由詩214-9-3
秘密の体験- yamadahifumi自由詩114-8-1
知者は心ある道を行く- yamadahifumi自由詩214-7-28
草鞋を履いて- yamadahifumi自由詩214-7-20
服と裸- yamadahifumi自由詩314-7-12
物語に深みを出すには- yamadahifumi散文(批評 ...214-7-6
サリンジャーとドストエフスキー___(現代小説と近代小説の断 ...- yamadahifumi散文(批評 ...414-6-26
『演者』と『目』__〈社会を分割する二つの属性〉- yamadahifumi散文(批評 ...2*14-6-20
_僕が『小説』を書くきっかけになった、とても小さな出来事__ ...- yamadahifumi散文(批評 ...5+14-6-18
_哲学者、芸術家の世界を変える方法について- yamadahifumi散文(批評 ...214-6-14
可能性の地獄- yamadahifumi散文(批評 ...4*14-6-13
ーー私ーー- yamadahifumi自由詩3*14-6-11
ヤマダヒフミの消失- yamadahifumi散文(批評 ...2*14-6-11
ミシェルウェルベック『素粒子』書評- yamadahifumi散文(批評 ...4*14-6-9
混迷錯雑した小説論- yamadahifumi散文(批評 ...1*14-6-5
「君」を捨てたまえ- yamadahifumi自由詩2+14-5-31
才能のない批評家から、才能ある新人作家への提言- yamadahifumi散文(批評 ...114-5-29
外科医より君へ- yamadahifumi散文(批評 ...314-5-27
アンチ礼賛- yamadahifumi散文(批評 ...2*14-5-21
世界よ_滅びろ- yamadahifumi自由詩114-3-30
独りじゃない- yamadahifumi自由詩114-3-18
お茶漬け- yamadahifumi自由詩214-3-6
意識の高い『女子』- yamadahifumi自由詩3*14-2-28
詩人女子- yamadahifumi自由詩514-2-27
凝視- yamadahifumi自由詩114-2-25
雪の中で思ったこと- yamadahifumi自由詩214-2-14
どうして- yamadahifumi自由詩114-2-11

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