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図書館の

古い本の最初のページに

白い骨と鉛筆で書いてみる

なんて事はない

恋愛小説の始まりに


少し読み進み

骨を包む新聞紙を取って来て

と鉛筆で書いてみ ....
風に舞うビニールを見て
詩が思い浮かぶなんて
詩人のすることじゃない
自分らしい言葉を
いつも持ち歩くなんて
詩人のすることじゃない

夕陽を見ても
何も感じないのが
詩人のするべき ....
「いってきます」とあなたが私に告げてから
もうどのくらいの水が橋の下を流れたのでしょう

おんなの直感でしょうか
もうあなたは私の元へは帰らないと
私はそう想ってあなたを見送りました

 ....
僕の目の前に

ゴッホの「カラスのいる麦畑」の絵がある

それはまるで子供の描いた絵のように僕の前に掛かっているが

それは同時に子供には決して描けないものも含んでいる
 ....
あのヤリマンの女の子の人生を、うらやましいとは思わない
あのヤリマンの女の子と やれた男をうらやましいと思うとしても
あのヤリマンの女の子の人生を、とくにうらやましいと思うことはない。

 ....
担任の先生
支援学級の先生
児童心理学の先生
作業療法士の先生
言語療法士の先生
そうそうたる先生達に囲まれて
亀ちゃんについてのミーティング

亀ちゃんのテストの結果
チノウノハッ ....
ボーナス無しで十時十分 羊に睡眠薬飲ませている 春から
いちばん遠い季節に
吐息は
ゆれる

遥か
列車の通過の幻想に
疑いもなく
聞き耳
立てて



苦しまぎれの憧憬が
いつかの砂地で
花開く

もう
誰 ....
蛙の世界の王様は、大きな大きなガマガエルです
沼の淵の一番高い岩の上を玉座にして、毎日世界を見下ろしています。その視線は、つねに安定したさざ波に注がれました。
若々しい雨蛙は王国の奴隷です
王様 ....
茹でてふやけて

むいて食べる

ほっこほこの里芋にっころ

喉がころころ鳴っており

何かおるのかな

うっすら朝もやけのなか

鳥の声と緑の香りがする畑の中から

里芋 ....
人が人を検閲することはできない
それはいちばん姑息な魂だから

人は人を弾圧することはできない
それは怯懦の表明に過ぎない

それらを振り払った魂のあり方こそ自由の別名だとおもうのだ

 ....
西の空は何色か
油断してたら殺される
ハサミで切れるものは全部切る
容赦なく切る
ハサミに西日が反射したのが
午後四時

玉ネギが腐り芽がでて
バケモノに変身
殺すつもりでにじり寄る ....
  



透明な僕らは一体

どこへと行くのか

透明な彼らは一体

どこへと消えるのか



誰もが両手を出して

銅貨を求めている

だが、その顔は王のようで ....
少年がバス停に走っている間に

母を乗せてバスは行ってしまった

母は後部座席に来て

険しい顔をして少年を見ていた

子供時代の幕切れだった



母は生きているのだ ....
鉄格子越しに見える空は
いつも哀しい程蒼い

罪人には空が無いのだ
空虚な自分と向き合っているだけなんだ

時々差し入れられるちょっと冷めた食事は
少しだけ生きている実感を与えてくれるの ....
わたしがわたしに出会った日
風が吹いていたかなんて
憶えちゃいない
詩人じゃあるまいし
ただ胸の痛みに耐えかねて
指を切った記憶がすこし

わたしがわたしに出会った日
花の中で虫は死に ....
  
 


私は小学校の校庭を思い出す

雨に煙るその校庭を・・・

その光景に、私は写っていない

その光景に初恋のあの子は写っていない

その光景に、一番怖かったあの先生 ....
あふれていくものをせき止めるすべはなく
細い腕がグラスを傾かせるたびに、
毒のカプセルを口の中で遊ばせる作業を
どろどろする部屋の、青い窓から見ている

絆創膏では隠し切れないものが、君の影 ....
川原の小石の上に
きのう置いていった青梅が
今日なくなっていた

こんな寂れた小川に
人が来たなんて
想像つかないし
それなら昨夜
予期しない水が溢れて
流されたのか

 ....
上へ
上へと伸びてゆくもの
下へ
下へと伸びてゆきたがるもの
いのちを生み出すために
細い指たちは
指切りを繰り返し
相反するからくりを育む

そのなかほどの混沌で
わたしは
ひ ....
各駅停車で、春に向かう



このあたりは 四十年前より 毒々しい
昔はこの辺りのことを 武蔵といった
私は相変わらず 色白だ
恋人の八雲が人間の女にネコババされるのでの時間を ....
たまには自分の信仰について書いてみる

そいつはキャッチボールみたいなもの

この友はいつだって良い球を投げてくるのだ

「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね

おれもそれなりに返すの ....
デブのかく
大量の汗に含まれる
電解質を利用して
発電を行うという計画が
マサチューセッツ工科大学
デブ生理学研究所で進められている
世界中から選ばれた
デブの精鋭たち25人
彼らが未 ....
日は疾うに沈んで
間もなく川面に
星が瞬きはじめるだろう
澱みには
ただならぬ魚が潜んでいる
姿は見えなくても
気配が匂う

どうしてそんな思いを
抱いてしまったのか
目には見 ....
母さん
ぼくは思いだしました
まだ若いあなたの
細くも強いその手にひかれて夏
緑に燃える蜜柑葉をくぐりどこまでも道はつづいていました
おばあちゃんのお家までねと
暑くて永い昼下がり
眩暈 ....
仕事?

仕事はよくわからない

何か気が抜けて手につかない

だけど前準備はしたよ

それよりともだちが大変

今からともだちんとこに行ってくる


みんな長生きしてくれよ ....
資本論を乗り越えて

僕らは何処へゆこうとしているのだろう

勿論資本主義の終末では無いはずだ

文学は世の仕組みを超えて生き続ける

音楽もしかりだろう

もうプロレタリアートと ....
白鳥のひときは目立つ汚れ川


   *

この平凡な街の小さな流れに

一羽の白鳥が棲みついてしまった

どうして離れて行かないのか

人はみな不思議がっている
星が輝く夜空
私には
闇を切り取ったキャンパスに
砂を散りばめているように見える

世界に輝く星のほとんどは
ほんとうに
誰も知らない名無しばかり
彼らはただ静かに今日も
誰かに見つ ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハッピーエンドに眠らせて- 月形半分 ...自由詩513-2-17
アスファルトの上から投稿- 左屋百色自由詩8*13-2-16
待つひと_待つこと- HAL自由詩10*13-2-16
__ゴッホ_「カラスのいる麦畑」- yamadahifumi自由詩213-2-16
bitch_は_bitch_らしく死ね- 鈴木陽一 ...自由詩1*13-2-15
亀の唄- 夏美かを ...自由詩22*13-2-15
ボーナス無しで十時十分- 北大路京 ...自由詩213-2-15
羊に睡眠薬飲ませている- 北大路京 ...自由詩5*13-2-15
火から生まれた- 千波 一 ...自由詩613-2-15
王様- 月形半分 ...自由詩413-2-15
里芋にっころ- 灰泥軽茶自由詩8*13-2-15
検閲者- 梅昆布茶自由詩1313-2-14
すりぬける鉄(限定品)- 左屋百色自由詩2*13-2-14
耳の欠けた神- yamadahifumi自由詩113-2-14
走り去るバス- オキ自由詩313-2-14
牢獄からの便り- 梅昆布茶自由詩913-2-13
こころメッタ刺し- 左屋百色自由詩6*13-2-13
雨に煙る校庭- yamadahifumi自由詩313-2-13
超信地旋回- カマキリ自由詩213-2-12
川原の小石の上に- オキ自由詩4*13-2-12
ひばりへ- そらの珊 ...自由詩16*13-2-12
各駅停車で、春に向かう- るるりら自由詩17*13-2-11
たまには自分の信仰について書いてみる- ただのみ ...自由詩20*13-2-11
人間発電所- 花形新次自由詩413-2-11
ただならぬ魚- オキ自由詩2*13-2-11
夏の日の思いで- 乾 加津 ...自由詩30+*13-2-11
みんな長生きしてくれよ- 吉岡ペペ ...自由詩613-2-10
資本論を超えて- 梅昆布茶自由詩10*13-2-10
白鳥- オキ自由詩1*13-2-10
星の砂- Neutral自由詩6*13-2-10

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