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あの時 波が引いたとき
おびえたのは僕のほうだった

数をかぞえる臆病な胸のうちを
たぶんきみは知っていて
知りながら笑うきみを僕も知っていた

足元の砂が削れながら濁っていく
老 ....
青い少年が
指をもって
噴水をみている

歌おうとして
泣いたり
描こうとして
折れたり
飛ぼうとして 揺れたり しながら

わたしたちは
このまちの
記憶として
忘れら ....
朝から珈琲をぶちまける。おそらく私が無意識にテーブルに置いたカップは、テーブルのふちから少ししはみだしていて、手を放した数秒後引力の法則によって、まっとうに落ちた。……なんてこった。一瞬の気のゆるみが .... 道路が出来て分断されて
この木は孤独に真っすぐ伸びた
辺りの土地が分譲されて
真新しい家が茸みたいに生えてくると
繁り過ぎた木は切られることになった
ざわざわと全身の葉を震わせて
震わせて ....
あんなに真っ赤な夕陽が落ちて
白い制服を血で汚すような
海へ行ったなら怒られるかな?

校舎の北側で集まっている
軽音部の粗い演奏は良い
小さな悩みを裏返しにして
汗と涙に分けてしまうか ....
想像することと嘘をつくことは
とても似ている

ときには一緒の場合だってある
愛がどちらの顔も持っているように
薔薇の散るかすかなざわめき
酸性雨はやみ
コンクリートは少し発熱している
大きな海で貝は風を宿し
小さな海では蟻が溺れる
波紋はいつだって
丸く
遠く
対岸で鳥はさえずり
ポストはチ ....
ごめんねとあなたにささやいて
いつも唾でやさしい嘘をなぞっていた
ほら、耳をふさいでしゃがみこんで
はねつけろよ

いつからわたしの舌は
こんなにも何枚もはえてこっそりと赤い棘で
みなを ....
流れ出た血が固まるように
女は動かない
動かない女の前で暫し時を忘れ
見つめれば やがて
そよ吹く風か 面持ちも緩み
――絵の向こう
高次な世界から
時の流れに移ろい漂う
一瞬の現象で ....
夏の日十時
海を干上げるほどの無関心が
ここではビルにあくびをさせ
むつかしい言葉はまぶたをすべっていく

回転するただしさ
紐をつけた恋人
合わない靴
ささやかな不安が集積さ ....
  あなたがきて
  雨がふった

  かなしくはない
  幸せでもない
  木がゆれた

 
  日が落ちる
  あたりがくらくなる
  街のかげが 夜になっていく
  ....
朝は熟れていても清潔で、新聞紙のにおいがします。
(瓶詰の海に日をあててから手を洗う)
することはたくさんあります、
洗剤をあわ立てたりほこりを集めたり、
出かけっぱなしのくつ下をペアにし ....
心は曖いちいさな海で
寄せては返したがっている
愛してない
(あなたを愛していない)
それが白いブイのように
波間に泡立ちながら
にぶく 在る
めらめら壁が
燃えているというのに
くまたちは眠っている

5月も天辺間近
夕暮れも薄く伸びて
暑すぎる夕暮に草いきれ
もう
答えがでる

くまよ
燃えつきる壁よ
わたしは ....
天は雲から雨を紡ぐ
恵み災い七重八重
おぼろ単衣に織り上げて

 過ぎ去る盛り嘆いてか
 逝ったものを想ってか

俯く{ルビ顔=かんばせ}つめたく包む
想い溢れて七重八重
火から滴る ....
命がけで海の深みに潜り
古の眠れる宝を手に入れた男の話
錆びついた鍵を抉じ開けた
宝箱の中には
見覚えのある割れた手鏡ひとつ

結果より過程
得るよりも追求
流離うなら古代ギリシア
 ....
トースト色の
にじんだ夕日も
まえがみがじゃまでみえないな

わたしは大好きな
ベランダやコンクリートやビルを
捨てようとおもいました
海岸(および波打ちぎわ)も
コーヒースタ ....
出窓に飾った写真がいつか
色をなくして匂いだけ残る

サッカーボールと一緒に映る
仲間たちとはもう肩を組めずに
時が流れてお別れの夜だ

言葉を探そうすると人は
いつもより目線が高くな ....
踊り場が泣いている夜、わたしは旅に出た。

この夜空に浮かぶ星々を、
わたしたちと呼ぶことにしよう。

プラネタリウムみたいに綺麗な世界が、わたしに酸素を送ってくれる。
ドーナツを選ぶのが難しくて
私の背中に行列が出来る

ハズレのくじを引くような気分で
ショーケースに指紋を残して
次の人は美味しいのに当たるよ

全ては好みの問題だけど
デパートの屋上 ....
氷の上を
ボクは滑る
つーっとおなかで
海へドボン、だ

好きになったら
ことばにしなさい
それが恋の正しさなんだ、と
雑誌は教える
ポパイだったか
スコラだったか

おなか滑 ....
イオンモールのなかにある書店で休日のいっときを過ごした
私が読みたい本はこれといってなかったけれど
店内に並べられていた本を手当たり次第とってはペラペラと捲って元に戻した
昼下がり。店内は日曜だ ....
透明な傷に風が染みる時
思い浮かべたのはあなたでした

優しさと厳しさを使い分けて
同じ道は選べなかったけれど

あなたより私の幸せを今
祈ってしまう程に醜いよ

ボタンを押せば運命 ....
いつもの二階への階段をのぼっていたら
いつしか階段が森になっていた
のぼってゆけばゆくほど
森が深まる
樹々が茂り
鳥の声も聞こえてくる
のぼってものぼっても
いつもの二階にはなぜかいっ ....
交差点で信号を待っていたら急に雨が降ってきた
それはよくある事で珍しくはない

でも、その時に降ってきた雨はいつもと違っていた
信号が青に変わって走りだしら、雨は激しくなり激しさをました

 ....
to belong to
ということばのひびきはあこがれだ
(父のキングス・イングリッシュはほんとうにうつくしい)

遠い、遠い
名も知らぬ
国を想うように
to belong toをく ....
君らはジャップすげ~がやりたいつもり
僕は逃れてジャップアイランドがやりたいつもり
合わないのも無理はない

文化は真実を隠ぺいするという
レストランでビフテキを食べる時に屠られた牛さんを思 ....
  わたしを欠いたまま
  わたしを欠くことで
  蛞蝓は 祭り路に垂れて

  三十二歳の
  女の唇のようなかたちの
  乾きが 丸くひらく

  信念の青さで糊をした
 ....
価値観は
所によって大きく変わる
学校時代は
善悪中心だが
社会に出ると
利害中心に変わる
真面目な子ほど
混乱する
二歳の子どもを
母親が五階のベランダから
投げ落として殺した
神様に
途中で子どもを
受けとめていただきたかった!
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛されること- はるな自由詩218-6-10
噴水2- はるな自由詩318-6-8
不運も幸運もすべてシャッフルしたような雨上がり、ひとり洗濯機 ...- そらの珊 ...自由詩1218-6-7
ホトトギスの木- ただのみ ...自由詩7*18-6-6
放課後- ミナト ...自由詩818-6-6
想像と嘘と愛- HAL自由詩6*18-6-3
六月の朝はまどろむ- そらの珊 ...自由詩1618-6-2
空だまり- 田中修子自由詩7*18-6-1
静止性- ただのみ ...自由詩12*18-5-30
こもれび- はるな自由詩218-5-29
あなたがきて- 草野春心自由詩3*18-5-24
穴でした- はるな自由詩518-5-22
ブイ- はるな自由詩618-5-20
川べ- はるな自由詩418-5-20
五月の桜- ただのみ ...自由詩6*18-5-19
名無しの快楽- ただのみ ...自由詩12*18-5-16
19歳- はるな自由詩218-5-15
生命- ミナト ...自由詩218-5-8
わたしたち- 水宮うみ自由詩3*18-5-8
- ミナト ...自由詩718-5-7
恋するペンギン- umineko自由詩4*18-5-6
空に落ちていけたら- こたきひ ...自由詩218-5-6
永遠に眠れ- ミナト ...自由詩418-5-5
階段の森- 塔野夏子自由詩11+*18-5-5
交差点で- こたきひ ...自由詩518-5-5
名も知らぬ国- 田中修子自由詩16*18-5-4
同じものを見ても- りゅうさ ...自由詩218-5-4
- 草野春心自由詩218-5-3
価値観の転換- ホカチャ ...自由詩118-5-3
子殺し- ホカチャ ...自由詩118-5-2

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