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  巨大な
  塊から切り落とした
  その赤い棒は
  どろりとしていて
  静かなのだが
  耳を押し当ててみると
  きいーん、
  きいーん、と
  響きが高速回転し
 ....
もう少しだけ私の人さし指が長かったら

彼女と繋がっていただろうにと

どちらからかかけたのかわからないが

久しぶりだねと携帯電話で話している

今何をしているの

今まで何をし ....
ダウナー詩人の皆さん、
もはや自分嫌いは廃れた文化であります。
これからは粉骨砕身、
慎重に言葉を選びつつ、
適度に自分を愛し、
誰の目にも分かりやすいよう
人を愛さなければなりま ....
あなたは誰にも見られない所で
何をしていますか
愛するひとに手紙を書いていますか

あなたは誰にも見られない所で
何をしていますか
まだ手にできない夢を得るために
そのための切磋琢磨をし ....
 
もしも鳥だったら?

あたしゃ、きっとペンギンさ

灰色の空を見上げるだけのペンギンさ




 
あたしはまだあたしの咲く場所をみつけられずに
風のなかを漂っている
まるで帆を失った帆船のような気分で
風まかせで漂っている

どんな花を咲かせようと若い頃から想いつづけてきたわ
それなら ....
きょう一日をやりおおせた
とおもうのは
はげしい気もちをした日とか
ふかく考えをした日とかでなく
よっぽどの働きをした日でもなく

さるすべりの花の咲いてあるのを数えたり
五つからな ....
  手を振って離れた
  あの夏の暮れどき
  街の声にまぎれた
  当たりまえの毎日



  息をのむほどに
  あなたの黒い髪は
  ただ静かだったから
  赤、
 ....
雑草にも




名前はある

たとえば
装填されていない銃ほど
うつくしいものがあるか

街、
羽を抜かれた鳩が飛ぶ

仰向けで泳ぐ魚
黒鍵のないピアノ


引き金を引くときは
かわくほど目 ....
ぼくは効率を好まない
いや嫌いだと言っていい

理由は簡単だ
ひとが物として扱われるから

ただ利益や成績を上げるために
心のない物として扱われる

ひとに取ってそれは理不尽と呼んで ....
こわれたラジオの部品とか
いろんなガラクタくっ付けて
こさえたぼくの宇宙船
飛ばないことは百も承知さ
けれども心は飛んで行く
誰も知らない惑星へ

わたしたちは飽きもせず
あちらこちら ....
きのうのよる
ゆめをみたの
あたしのおじいちゃんと
うどんやさんにはいって
なにをたのもうか
めにゅーをみていたゆめだった

あたしはまだかんじがよめなくて
よめるきつねうどんにすると ....
ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と

母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った

体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
 ....
 
あなたへ直線をひけないので

円をかく

今日も円をかく


 
それほどまだ情報が発達していない時代
町の駅前ショップ
一枚がとても高く
気軽に買えたものじゃなかったけれど
流行りものには流されたくなくて
出来るだけ自分の感性を信じて
小一時間そして二 ....
めまぐるしく変わるのろーてーしょん
さっきギターかかえてロックンロールやってた
双子のH兄弟は
O嬢と合流してみずみずしいあたらしい恋ものがたり

あたしは遊園地の遠心分離機でぐるぐるの目眩 ....
わたしは遠く故郷に忘れてきた
美しい風景を見ようとしたが
目の前に大きな黒い岩が立ちはだかって
見渡すことができない

岩の上によじ登って
遠くを見ようとしたら
岩が動き始めた

大 ....
花が咲いて
枯れるくらい
自然なことなら
実も成ったかしら

わたしたち
日も浴びず
水も貰わず
季節を泳ぎもしなかった

朝焼けを閉めだして
つくった夜に
プラスチックで ....
この珍味は何で出来ているかは正確にはわからないらしい
デパートなどに行くと稀に売られており
かなり値段も高く私もこれまでに一度食べたきりだが

とにかくすっぱい
首がもげるかと思うほどのけぞ ....
体をねじる

吐き出すどこまでも

体をのばす

念じるいつまでも

内側からほとばしる

飛び散る私は幾つにもなり

解き放たれたよ

ほら
赤ん坊は何故生まれてきてすぐ泣くのだろうか

それはやさしい世界から厳しい世界へと来たことを

すでに知ってしまうからなのだろうか

生の悲しみをすでに知ってしまっているからなのだろうか
 ....
私はここに存在している
どんな時も
あなたが頁をめくれば

私はここに存在している
あなたが笑っている時もあなたが泣いている時も
私は笑っているあなたを泣いているあなたをここから見ている
 ....
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい

いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね

そう ....
  夜半、
  食器棚の中に
  銀色の双眸を宿した
  生温い女がはいっていて
  その白い吐息は
  ガラスの扉を曇らせていた



  他にはいっていたのは
  腐っ ....
  あなたの狭い部屋の
  ヤニ臭いキスと
  ヤニ臭い枕
  抱きしめられるたび
  ごんごんと揺れる古いギター



  それは嫌い
  私のしかめ面に
  気づかない ....
よるに
向かいあって
ぎざぎざした

あさが来てもまだ
ぎざぎざした

こころが
溶けあわないので
せめて
からだだけでも

寄りそってみても
ぎざぎざした

月が
 ....
夕焼けは葡萄酒
そしてウミネコたちは翼を広げる

水平線、
海と太陽が
昼と夜を描き分けるその場所で
羽ばたきは燃える

わたしの視力が
永遠に追いつけないその場所で
世界の一部始 ....
なぜ命を賭して戦場に赴く
記者や写真家が存在するか

それを紐解くのは簡単である
彼等はメディアを信用できず

メディアを利用してパスを取得して
自分の心と眼で真実を見ようとする

 ....
 街の大通りには貧困が陳列されている。
 それにはタイトルは無く、
 表情はいたって量産的だ。

 小銭入れを持たない僕は、
 あまりたくさんの小銭を持ち運べず、
 道行くホームレスに ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い棒- 草野春心自由詩412-8-9
通話中- 灰泥軽茶自由詩9*12-8-9
根暗・根明両方向に凡そ100キロの渋滞が発生しています。- faik自由詩13*12-8-9
- HAL自由詩3*12-8-8
ペンギンさ- 殿上 童自由詩25*12-8-7
花一輪- HAL自由詩3*12-8-6
やりおおせる- はるな自由詩312-8-5
ざわめき- 草野春心自由詩612-8-4
- HAL自由詩3*12-8-2
撃鉄- はるな自由詩512-8-2
効率- HAL自由詩3*12-8-1
ガラクタ宇宙船- ただのみ ...自由詩23+*12-7-31
新創世記- HAL自由詩9*12-7-30
エア・ポケット- 梅昆布茶自由詩2212-7-30
円をかく- 殿上 童自由詩39*12-7-30
光る円盤と四角な部屋- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-29
となりの原子- 梅昆布茶自由詩1312-7-28
生きる- 灘 修二自由詩3*12-7-28
- はるな自由詩412-7-27
島のもみあげ- 灰泥軽茶自由詩4*12-7-27
そしてはなつ- 灰泥軽茶自由詩4*12-7-27
意味- HAL自由詩7*12-7-26
一陣の風- yamadahifumi自由詩712-7-26
そらにあう- 梅昆布茶自由詩1912-7-26
生温い女- 草野春心自由詩812-7-25
Love_And_Hate- 草野春心自由詩412-7-25
ぎざぎざ- はるな自由詩512-7-25
防波堤- 風呂奴自由詩412-7-25
戦場ジャーナリスト- HAL自由詩1*12-7-23
10セント- Ohatu自由詩112-7-23

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